北海道在住で日本を代表する写実画家・野田弘志の画業の全容に迫る回顧展。2022年11月札幌芸術の森美術館で開催!

札幌市文化芸術鑑賞促進事業により観覧料が通常価格の半額となります。各プレイガイドにて前売券発売中!

札幌テレビ放送株式会社

野田弘志-真理のリアリズム
Noda Hiroshi: Absolute Realism


2022年11月19日(土)~2023年1月15日(日)まで、札幌芸術の森美術館にて「野田弘志-真理のリアリズム」を開催いたします。
 

野田弘志(1936-)は、日本のリアリズム絵画を代表する画家の一人です。東京藝術大学を卒業後、イラストレーターとして多忙な日々を送る中で、絵画制作への想いが高まり、30代半ばより画業に専念するようになりました。広島市立大学芸術学部で後進の指導にあたったのち、現在は北海道のアトリエで日夜制作に没頭する日々を送り、傘寿を超えてなお、リアリズムの画壇をけん引し続けています。

《TOKIJIKU(非時)ⅩⅩⅠ MammothⅡ》1996-2002年、油彩・カンヴァス、一番星画廊《TOKIJIKU(非時)ⅩⅩⅠ MammothⅡ》1996-2002年、油彩・カンヴァス、一番星画廊

本展は、画家・野田弘志の最初期から近作まで、その画業の全容を回顧するものです。

自身のスタイルを模索していた学生時代の作品、広告会社時代のイラストやデザイン。画壇デビューを果たした頃の細密な静物画群(「黒の時代/金の時代」)から、その名が全国的に知られる契機となった新聞連載小説『湿原』(加賀乙彦著)の挿絵原画。骨、あるいは生ける人間を描き、死生観を示そうとしたシリーズ「TOKIJIKU(非時 ときじく)」「THE」、そして近年手掛けている等身大肖像のシリーズ「聖なるもの」「崇高なるもの」まで。
人物・静物・風景、いずれのモチーフを前にしても、一貫してひたすらに見つめ、描くことで「在る」ということを突き詰めようと野田弘志が一貫して追求してきたリアリズムの道をたどります。

《やませみ》1971年、油彩・板、豊橋市美術博物館《やませみ》1971年、油彩・板、豊橋市美術博物館

  • 本展の見どころ

写真か、絵画か
野田は、ものや人をカメラなどで撮影するのではなく、「描き尽くす」ことに強いこだわりを持っています。また、作品を「壁」のように強く、しっかりとしたものにしたいと語ります。
実際の作品をよくみると、筆の跡や絵の具の盛り上がりを見つけることができます。それらは、作品が写真ではなく、画家の卓越した「手わざ」で描かれた絵画だということをより一層意識させるでしょう。会場だからこそ発見することのできる、作品の魅力のひとつです。

《THE-9》2003-04年、油彩・カンザス、姫路市立美術館《THE-9》2003-04年、油彩・カンザス、姫路市立美術館


朝日新聞連載小説『湿原』挿画
野田の名を世に知らしめるきっかけとなったのが、朝日新聞連載小説『湿原』(加賀乙彦作)の挿画です。1日1点のペースで挿画を完成させなければならないという厳しいスケジュールにも関わらず、野田はモチーフを鉛筆によって細やかに描きました。
原画は全国に散ってしまいましたが、本展では、所在がわかっているものの中から110点余りを出品します。会場では、圧倒的な量と質で仕上げられた挿画の数々を、じっくりとご覧ください。

《鳥の巣》(『湿原』挿画第55回)1983年、鉛筆・紙、豊橋市美術博物館《鳥の巣》(『湿原』挿画第55回)1983年、鉛筆・紙、豊橋市美術博物館


会場限定の映像で迫る、リアリズムの秘密
80歳を超えてもなお、ひたすらに制作を続けている野田。現在は、洞爺湖のそばに住居兼アトリエを構えています。本展では、特別に制作の現場を取材し、そのリアリズムの秘密に迫りました。
アトリエでの制作の様子はもちろん、独自の芸術思想、モチーフに込められた想い、北海道を制作の地に選んだ理由などについて野田自身が語る場面も収められた、貴重な映像です。映像は会場でのみご覧いただけます。

《トドワラ(北海道野付半島・8月)》1990年、油彩・カンヴァス、法人蔵《トドワラ(北海道野付半島・8月)》1990年、油彩・カンヴァス、法人蔵

  • 開催概要
名称:野田弘志-真理のリアリズム
会期:2022年11月19日(土)〜2023年1月15日(日)
休館日:月曜日(ただし1月9日は開館)、年末年始(12月29日〜1月3日)、1月10日(火)
開館時間:9:45〜17:00(入館は16:30まで)
会場:札幌芸術の森美術館(札幌市南区芸術の森2丁目75番地)

●観覧料半額キャンペーン●
札幌市文化芸術鑑賞促進事業により、展覧会の観覧料が通常価格の半額となります。
※居住地にかかわらず、来館されるすべての方が対象となります。 
※新型コロナウイルスの感染状況によっては、事業が中止・延期となる場合があります。
観覧料金: 
一般 1,400(1,200)円 → 700(600)円
大学・高校生 1,000(800)円 → 500(400)円
中学・小学生 600(400)円 →  300(200)円

※税込金額
※( )内は前売、または20名以上の団体料金
※小学生未満は無料
※65歳以上の方は当日料金が600(団体500)円となります。年齢のわかるものをご提示ください。
※障がい者手帳をお持ちの方は、当日窓口でご提示いただくとご本人と付き添いの方1名が無料になります。
 
※前売券の販売は、2022年11月18日(金)まで
前売券販売場所:ローソンチケット(Lコード:11918)、チケットぴあ(Pコード:686-186)、道新プレイガイド、札幌市民交流プラザチケットセンター、教文プレイガイド、札幌芸術の森センター、札幌芸術の森クラフト工房、札幌芸術の森工芸館、札幌芸術の森美術館

お問い合わせ:札幌芸術の森美術館 TEL:011-591-0090

​※イベントの予定は、やむをえず変更になることがございます。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策について下記HPに記載しております。
ご来場前にご確認いただけますようお願いいたします。
札幌芸術の森HP(https://artpark.or.jp/tenrankai-event/nodahiroshi2022/

●STVイベント●
HP : https://stv.jp/event/nodahiroshi/
Twitter(@stv_event) : https://twitter.com/stv_event/
Instagram(@stv_event) : https://instagram.com/stv_event/

主催:札幌芸術の森美術館(札幌市芸術文化財団)、STV札幌テレビ放送
後援:北海道、札幌市、札幌市教育委員会

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会社概要

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URL
http://www.stv.jp/
業種
情報通信
本社所在地
北海道札幌市中央区北一条西8丁目1-1
電話番号
011-241-1181
代表者名
井上 健
上場
未上場
資本金
-
設立
-