石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet 80μm」が、ニコニコのりの食品パッケージに採用

石油由来プラスチックの使用量を抑えるパッケージ、10月より販売開始

TBM

株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)の石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet(ライメックスシート)」80μmが、ニコニコのり株式会社(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:白羽清正、以下 ニコニコのり)の定番製品「焼きざみのり」のパッケージに採用されました。LIMEX Sheet 80μmが食品パッケージに使用される初の事例となります。本パッケージは、富士特殊紙業株式会社(本社:愛知県瀬戸市、代表取締役社長:杉山真一郎)により製造されており、従来のOPP製パッケージと同等の保存性を有しています。2022年10月より順次店舗に並ぶ予定です。
LIMEX Sheetを使用したパッケージは従来のパッケージと比較し、石油由来プラスチックの使用量を約30%抑え、CO2排出量を削減することができます。また、LIMEX Sheetを製造している白石工場(宮城県白石市)と多賀城工場(宮城県多賀城市)は、実質「100%再生可能エネルギー」「CO2排出係数ゼロ」の電力を使用しています。

ニコニコのりは、包装容器のフィルムやトレーの薄肉化やスリム化、軽量化を進め、プラスチック使用量削減に努めており、このたび、LIMEXの環境性能を評価いただき採用に至りました。

■ LIMEX Sheetを食品パッケージに使用した場合の特長
特長1  石油由来プラスチック使用量とCO2排出量を削減
LIMEX Sheet製パッケージはプラスチック製パッケージと比較し、石油由来プラスチックの使用量を削減できます。また、原材料調達から処分までの製品ライフサイクル全体で、CO2を含む温室効果ガス排出量も削減することができます。

特長2 水や森林資源の使用量を削減
LIMEX Sheet 製パッケージは紙製パッケージと比較し、原料に木材パルプを使用せず、製造時に必要とされる水資源を約97%削減することができるため、枯渇リスクのある天然資源の保全に貢献できます。

特長3 高級感のあるマットな質感と丈夫な素材
LIMEX Sheetは、高級感のあるマットで上質な質感が特長です。コシのある丈夫な素材であるため、パッケージのスリム化を実現することができます。

■ 「焼きざみのり」商品概要
名称: 焼きざみのり(10 袋)パック
内容量:きざみのり0.8g×10袋
賞味期限:13ヶ月
販売地区:全国
価格体系:オープン <参考本体価格> 250円(税込み270円)

■ LIMEX(ライメックス)とは
LIMEXは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です※。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など、枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することができます。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。
すでに8,000以上の企業や自治体等にて採用されており、世界40カ国以上で特許を取得、COPやG20などの国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。
※一般社団法人日本規格協会が発行するJSA規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義されています。

<石灰石について>
LIMEXの主原料である石灰石は地球上に豊富に存在し、資源輸入国である日本においても自給自足が可能な資源です。そのため原油価格の変動に左右される石油由来プラスチックなどと比較して、安定した価格での原料調達が可能であり、供給面においても安定性を有しています。さらに、石灰石は石油由来プラスチックと比較して、原材料調達段階のCO2排出量を約50分の1に抑えることができ、焼却時のCO2排出量を約58%削減できます。

<リサイクルについて>
LIMEXは、主要構成素材である無機物と熱可塑性樹脂を分離することなく再生利用することができるため、単一素材で設計された製品と同様、再資源化の可能性が担保されています。これまでに事業者や消費者、自治体と連携し、既存のリサイクル設備を活用したLIMEXのマテリアルリサイクルの取り組みを数多く実施しています。
※LIMEX Sheet製品は、古紙回収には混ぜないでください。事業系廃棄物として処分する場合は、産業廃棄物として処理してください。家庭系廃棄物として処分する場合は、可燃としてお住まいの自治体のルールに従いご対応ください。

■ 株式会社TBM
代表取締役CEO :山﨑 敦義
本社 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立 :2011 年
資本金 : 234億2,993万円(資本準備金含む)/ 2021年7月時点
事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/
  • 2013年      経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
  • 2014年      国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40カ国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施
  • 2015年      宮城県白石市に第一プラントを建設(LIMEX生産容量:6,000トン/年)
  • 2015年      経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
  • 2016年      米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
  • 2018年      COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
  • 2019年      軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
  • 2019年      中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
  • 2019年      代表取締役 CEOの山﨑敦義が、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン」
    Exceptional Growth 部門「大賞」を受賞
  • 2020年      使用済みプラスチック等の再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
  • 2020年      100%再生可能エネルギーの電力を LIMEX の生産拠点に導入
  • 2020年      BtoC 向けの EC 事業「ZAIMA(ザイマ)」を開始
  • 2020年      宮城県多賀城市に第二プラントを建設(LIMEX生産容量:23,000トン/年)
  • 2021年  韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意
  • 2021年  神奈川県横須賀市で国内最大級のリサイクルプラントのプロジェクトを始動
  • 2021年      自社製造拠点で使用する全電力を実質100%再生可能エネルギーへ転換
*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


関連リンク
https://tb-m.com
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社TBM

73フォロワー

RSS
URL
http://www.tb-m.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル15F
電話番号
03-6268-8915
代表者名
山﨑敦義
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2011年08月