インドネシアのジャワ1 LNG火力発電所が商業運転開始

双日株式会社

双日株式会社(以下「双日」)は、インドネシア国営石油・ガス会社PT.Pertamina(ピーティープルタミナ)(以下「プルタミナ」)丸紅株式会社 (以下「丸紅」)、などと共同で進めてきたジャワ1(JAWA1) 液化天然ガス(LNG)火力発電プロジェクト(以下「本事業」)について、火力発電所の工事をし、2024年3月29日より商業運転を開始しました。

【左から、液化天然ガス(LNG)火力発電所、洋上LNG貯蔵・再ガス化設備】【左から、液化天然ガス(LNG)火力発電所、洋上LNG貯蔵・再ガス化設備】


 インドネシアでは発電の60%を石炭火力発電に依存しており、再生可能エネルギーへの移行や環境負荷の低いLNGガス火力発電所の整備が重要となっています。本事業は、2017年1月にプルタミナと丸紅、双日の3社が共同出資するPT. Jawa(ジャワ) Satu(サツ) Power(パワー)社(以下「JSP」)と、インドネシア国営電力会社PT. PLN(ピーエルエヌ)(以下「PLN」)が25年間の長期電力売買契約を締結し、2018年12月より首都ジャカルタ近郊のカラワンでLNGを燃料とする火力発電所(1,760MW)と洋上LNG貯蔵・再ガス化設備(以下「FSRU」)の建設を進めてきたものです。FSRUはプルタミナと丸紅、双日、商船三井などが共同出資するPT. Jawa(ジャワ) Satu(サツ) Regas(リガス)社が建造・所有・操業しています。

 本事業は発電施設とガス関連施設を一体として開発するGas-to-Powerとしてはアジア初のプロジェクトであり、CO2排出量削減(330万トン/年)に貢献します。本事業ではJSPはPLNに対して電力供給を行い、約430万世帯の電力需要を賄う見込みです。

 双日は今後も、インドネシアでさらなるエネルギーインフラ事業の展開を目指し、地域の電力供給の安定化や脱炭素化に貢献していきます。

(ご参考)
【ジャワLNG火力発電プロジェクト 概要】
1)LNG火力発電所

事業会社

PT. Jawa Satu Power

出資比率

プルタミナ40%、丸紅40%、双日20%

所在地

首都ジャカルタ近郊のカラワン(ジャカルタの東方約100km)

発電設備容量

1,760MW

売電先

PT. PLN

売電期間

25年間



2)洋上LNG貯蔵・再ガス化設備

事業会社

PT. Jawa Satu Regas

出資比率

プルタミナ26%、丸紅20%、商船三井19%、双日10%、その他25%

所在地

西ジャワ州チラマヤ沖

貯蔵容量   

170,000 m3



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会社概要

双日株式会社

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URL
https://www.sojitz.com/jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都千代田区内幸町2丁目1-1
電話番号
-
代表者名
藤本 昌義
上場
東証プライム
資本金
-
設立
2003年04月