スクーと九州大学が共同研究を開始
オンデマンド型学修における動画メディアの有効活用に向けたデータ分析及び授業モデルを検証
今後は、学修者に対する個別最適な動画コンテンツ活用・推奨の仕組み化の検討に向けた課題整理を行い、データ活用によって学修者に対し最適な学修の提供を目指します。
- 共同研究の背景と目的
近年、ラーニング・アナリティクス(LA)や、ファカルティ・デベロップメント(FD)、教学IRに推進するために、教育データの収集・蓄積・分析が高等教育機関(*1)における大きなテーマになってきています。九州大学では、その先駆けとして2016年より国内で初めてラーニングアナリティクスセンターが設立され、教育システムの運用、教育データの管理、データ分析・可視化技術の開発、教育・学修改善の支援などのラーニングアナリティクスに関する研究活動を組織的に実践し、データに基づく教育・学修の改善に取り組んでいます。
スクーでは2014年以降、約35の大学・教育機関と提携し、高等教育機関向けDXプラットフォーム「Schoo Swing」の提供をはじめとするあらゆるDX支援を行ってきました。同プラットフォームでは、これまでデータ化が難しかったオンデマンド動画に対する学生の理解度やつまずきポイントを、「なるほど」「もやもや」といったリアクションボタンや一時停止などの操作ログを取得することで学修プロセスデータとして可視化することができます。この特徴が九州大学のラーニングアナリティクスセンターでの取り組みに合致したため、今回の共同研究に至りました。
(*1)高等教育を提供する教育機関の総称。大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校を含む。
▼参考記事:「データに基づく最適な学修パッケージを一人ひとりに。九州大学とスクーが動画を用いた学修行動の分析から「学修者本位の教育」実現を目指す」(Schoo公式note)
https://note.com/schoo/n/n565162bdedb6
- 共同研究の具体内容
学生に対する個別最適な動画コンテンツ活用・推奨の仕組み化を目指し、スクーと九州大学は共に以下の取り組みを行ってまいります。
Phase1では学修動画のコンテンツ情報と学修ログのデータに関する検証のため、「Schoo Swing」を用いた学修ログの取得を行い、Phase2では取得したデータを元に学生に対する動画学修の体験・効果の最適化に向けた検討を行っていきます。
- 共同研究に関するコメント
九州大学大学院システム情報科学研究院 教授・総長補佐
島田 敬士(しまだ・あつし)氏
この度、スクー様と共同研究の機会をいただけたことを本当に嬉しく思います。コロナ禍に様々な教育学修支援システムが普及したことで、システムに蓄積されたデータを積極的に活用してより良い学修・教育を実現する「データ駆動型教育」に期待が高まってきました。
今回の共同研究では、スクー様が開発されている強力な動画メディア配信基盤と九州大学がこれまでに研究開発した学修ログの分析技術や学修支援に関する知見とを融合して、動画メディアの学修ログや動画コンテンツ分析を通して、個別最適な動画コンテンツ活用・推奨の仕組みを実現するための取り組みを進めます。
株式会社Schoo プラットフォーム事業部門 責任者
井上 真吾(いのうえ・しんご)
コロナ禍を経て、高等教育機関にとっての対面教育の意義や大学での学びの再定義が必要な時代が訪れたと感じています。
そんな中で、国内の高等教育機関におけるラーニングアナリティクスの第一人者とも言える九州大学様と共に、「学修者本位の学び」実現に向けた、学修者に対する個別最適なコンテンツ活用・推奨の仕組み構築に関して、共同研究を推進させていただく機会をいただきましたこと、大変嬉しく存じます。
本取組では、弊社のアセット・知見も最大限に活用しながら、同大学ラーニングアナリティクスセンターの皆様と共に、動画メディアを題材に、学修者に対する個別最適なコンテンツ活用・推奨の仕組みを構築する目指し、未来の大学に求められる学修環境の発明を推進してまいります。
- スクー DX事業について
スクーは2014年以降約35の高等教育機関と提携(*2)しています。2021年9月には高等教育機関DX プラットフォーム「Schoo Swing」を正式リリース(*3)し、ハイブリッド型教育の実現だけでなく、オンラインを活用した教育の質向上・学修成果の可視化を目指したDX支援を行っております。
(*2)東京大学、法政大学、関西学院大学、東海大学、中央大学、京都造形芸術大学、京都工芸繊維大学、聖学院大学、早稲田大学、熊本学園大学、八洲学園大学、東京未来大学、國學院大学、福岡大学、近畿大学、iU 情報経営イノベーション専門職大学、日本経済大学、学校法人呉学園、日本デザイナー学院、日本写真芸術専門学校、立命館大学、共愛学園前橋国際大学、目白大学など。
(*3)2021年9月28日プレスリリース「高等教育機関DX プラットフォーム『Schoo Swing』を正式リリース」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000151.000006391.html
▼「Schoo Swing」が第19回日本e-Learning大賞にて「EdTech特別部門賞」を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000207.000006391.html
- 株式会社Schooについて
「世の中から卒業をなくす」をミッションに、インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を進めている企業です。社会人向けのオンライン生放送学習サービス「Schoo(スクー)」は2012年のサービス開始後、「未来に向けて、社会人が今学んでおくべきこと」をコンセプトとした生放送授業を毎日無料提供。過去の放送は録画授業として約8,000本公開中。法人向けには社員研修と自己啓発学習の両立を実現する「Schoo for Business」を提供し、学び続ける組織作りに貢献しています。現在の登録会員数は約90万人、導入企業実績は3,300社を突破。不確実性の時代において新たな挑戦をする人や、人生100年時代においてより豊かな暮らしを実現するための手段として学びを提供し、社会を前進させる支援に取り組んでいます。
2014年からは約35の大学・教育機関のDX化を支援。2021年9月には高等教育機関DXプラットフォーム「Schoo Swing」を提供開始。全国37の自治体との提携をはじめ、地方創生事業も推進しています。
会社名 :株式会社Schoo(スクー)
代表者 :代表取締役社長CEO 森 健志郎
設立 :2011年10月3日
資本金 :1億円
所在地 :〒150-0032 東京都渋谷区鶯谷町2-7 エクセルビル4階
事業内容:インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革
URL:https://corp.schoo.jp/(コーポレートサイト)・https://schoo.jp/ (個人向けサイト)・https://schoo.jp/biz(法人向けサイト)・https://dx.schoo.jp/(高等教育機関向けサイト)・https://pencil.schoo.jp/(オウンドメディア)・https://note.com/schoo(公式note)
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