【子どもの大学院進学、親の本音は?】8割以上の保護者が、子どもの大学院進学を「ポジティブ」に捉えるも、「経済的負担」を懸念する声も

〜大学院進学について、「専門知識の深化」や「キャリアアップ」への期待が上位〜

株式会社アカリク

 大学院生を中心とする高度専門人材のキャリア支援を行う株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田 諒、以下 アカリク)は、将来大学院進学をすることを自ら視野に入れている高校生もしくは大学生の子どもがいる親102名を対象に、子どもの大学院進学に対する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。

  • 01|8割以上の保護者が、自分の子どもが大学院に進学することについて「ポジティブに捉えている」と回答

  • 02|ポジティブに捉えている理由、「専門知識・スキルの深化」(63.9%)や「キャリアアップの機会」(56.6%)が上位の結果に

  • 03|一方で、約半数の保護者が「経済的負担」を理由に、大学進学をネガティブに捉えていることが明らかに

■調査概要

  • 調査名称:子どもの大学院進学に対する意識調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2024年11月7日〜同年11月8日

  • 有効回答:将来大学院進学をすることを自ら視野に入れている高校生もしくは大学生の子どもがいる親102名

※ 合計を100%とするため、一部の数値について端数の切り上げ処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。


■80.4%が、子どもの大学院進学を「ポジティブ」に捉えていると回答

 「Q1.あなたは、お子様が大学院に進学することについてどのように感じていますか。」(n=102)と質問したところ、「非常にポジティブに捉えている」が45.1%、「どちらかというとポジティブに捉えている」が35.3%という回答となりました。

Q1.あなたは、お子様が大学院に進学することについてどのように感じていますか。

・非常にポジティブに捉えている:45.1%

・どちらかというとポジティブに捉えている:35.3%

・どちらかというとネガティブに捉えている:6.9%

・非常にネガティブに捉えている:3.9%

・子どもが複数おり、子どもによってポジティブ・ネガティブが変わる:1.0%

・特に何も感じない:7.8%


■ポジティブに捉える理由、「専門知識・スキルの深化」が63.9%で最多

 Q1で「非常にポジティブ」「どちらかというとポジティブ」「子どもが複数おり、子どもによってポジティブ・ネガティブが変わる」と回答した方に、「Q2.ポジティブに捉えている理由を教えてください。(複数回答)」(n=83)と質問したところ、「専門知識・スキルの深化」が63.9%、「キャリアアップの機会」が56.6%、「自己実現・成長の機会」が38.6%という回答となりました。

Q2.ポジティブに捉えている理由を教えてください。(複数回答)

・専門知識・スキルの深化:63.9%

・キャリアアップの機会:56.6%

・自己実現・成長の機会:38.6%

・社会的評価の向上:37.3%

・研究能力の向上:33.7%

・国際的な経験の獲得:16.9%

・学術的貢献の可能性:10.8%

・その他:1.2%

 ー本人のやる気を応援したい


■ネガティブに捉える理由、第1位「経済的負担」

 Q1で「非常にネガティブ」「どちらかというとネガティブ」「子どもが複数おり、子どもによってポジティブ・ネガティブが変わる」と回答した方に、「Q3.ネガティブに捉えている理由を教えてください。(複数回答)」(n=12)と質問したところ、「経済的負担」が50.0%、「就職の遅れ」が33.3%、「学業・研究への不安」が25.0%という回答となりました。

Q3.ネガティブに捉えている理由を教えてください。(複数回答)

・経済的負担:50.0%

・就職の遅れ:33.3%

・学業・研究への不安:25.0%

・心身の負担:16.7%

・将来の不確実性:8.3%

・実務経験の不足:0.0%

・進路の狭小化:0.0%

・社会人としての成長の遅れ:0.0%

・その他:0.0%


 また、「Q4.Q3で回答した以外に、ネガティブに捉えている理由があれば自由に教えてください。(自由回答)」(n=12)と質問したところ、「就職先が限定されてしまう心配」や「お金がないなかで私の子供は学業にとても頑張っている姿を見ると応援したい気持ちが勝る分とても私の収入では厳しいなと現実を突きつけられた感じがしているので。」などの回答を得ることができました。


■8割以上が、進学費用の支援を予定

 「Q5.あなたは、お子様が大学院に進学する場合、進学費用に関してどの程度の支援をすることを考えていますか。」(n=102)と質問したところ、「全額支援する予定」が56.8%、「一部支援する予定」が26.5%という回答となりました。

Q5.あなたは、お子様が大学院に進学する場合、進学費用に関してどの程度の支援をすることを考えていますか。

・全額支援する予定:56.8%

・一部支援する予定:26.5%

・支援する予定はない:6.9%

・子どもが複数おり、子どもによって支援内容が変わる:3.9%

・わからない:5.9%


■進学に関するアドバイスは「キャリア展望」と「研究内容」が中心

 「Q6.大学院進学を視野に入れているお子様に対して、進学先や専攻について何かアドバイスをしていますか。(複数回答)」(n=102)と質問したところ、「キャリア展望の考慮」が38.2%、「研究内容・興味分野の重視」が36.3%という回答となりました。

Q6.大学院進学を視野に入れているお子様に対して、進学先や専攻について何かアドバイスをしていますか。(複数回答)

・キャリア展望の考慮:38.2%

・研究内容・興味分野の重視:36.3%

・奨学金・経済的支援の有無:25.5%

・大学院の評判・ランキング:23.5%

・指導教員の研究実績:10.8%

・国内外の選択:9.8%

・進学時期(ストレートか社会人経験後か):6.9%

・その他:1.0%
 ー塾を含めて

・特にしていない:27.5%


■82.4%の親が、子どもの進学決定に「関与したい」と回答

 「Q7.あなたは、お子様が進学を決める際、どの程度自身が関与することを希望していますか。」(n=102)と質問したところ、「積極的に関与したい」が29.5%、「一部関与したい」が52.9%という回答となりました。

Q7.あなたは、お子様が進学を決める際、どの程度自身が関与することを希望していますか。

・積極的に関与したい:29.5%

・一部関与したい:52.9%

・あまり関与したくない:13.7%

・全く関与しない予定:3.9%


■約7割の家庭で、大学院進学について「話し合いをしている」状況

 「Q8.あなたのご家庭では、大学院進学に関してどの程度話し合っていますか。」(n=102)と質問したところ、「しっかり話し合っている」が26.5%、「時々話し合っている」が42.2%という回答となりました。

Q8.あなたのご家庭では、大学院進学に関してどの程度話し合っていますか。

・しっかり話し合っている:26.5%

・時々話し合っている:42.2%

・あまり話し合っていない:22.5%

・全く話し合っていない:8.8%


■進学決定時に重視するポイントは、「修了後の進路」や「就職・キャリアサポート」が上位

 「Q9.お子様が大学院進学を決めた場合、重視するのはどのポイントですか。(複数回答)」(n=102)と質問したところ、「修了後の進路の多様性」が44.1%、「就職・キャリアサポート」が43.1%という回答となりました。

Q9.お子様が大学院進学を決めた場合、重視するのはどのポイントですか。(複数回答)

・修了後の進路の多様性:44.1%

・就職・キャリアサポート:43.1%

・大学院の教育・研究環境:35.3%

・経済的負担と支援:34.3%

・研究テーマの将来性:24.5%

・国際性(留学機会など):11.8%

・産学連携の機会:4.9%

・その他:1.0%
 ー塾を含めて

・わからない/特に関与しない:10.8%


■まとめ

 今回は、将来大学院進学をすることを自ら視野に入れている高校生もしくは大学生の子どもがいる親102名を対象に、子どもの大学院進学に対する意識調査を実施しました。


 まず、子どもの大学院進学について、8割以上の親が「ポジティブに捉えている」と回答し、その理由として「専門知識・スキルの深化」(63.9%)や「キャリアアップの機会」(56.6%)が上位に挙がりました。進学費に関する支援意向も高く、56.8%が「全額支援する予定」、26.5%が「一部支援する予定」と回答しています。また、82.4%の親が、子どもの進学決定に「関与したい」と考えており、実際に68.7%の家庭で、既に大学院進学について話し合いをしている状況が明らかになりました。


 今回の調査では、親が子どもの大学院進学を専門性の向上やキャリアアップのための重要な機会として捉え、経済的支援を含めた積極的なサポートを検討していることが明らかになりました。一方で、経済的負担や就職の遅れを懸念する声もあり、大学院進学を支援する制度や、大学院修了後のキャリア支援などの充実が今後の課題となっています。

■会社概要

会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/

創業 :2006年11月

代表者:代表取締役社長 山田 諒

所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階

資本金:1億1500万円

事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリク」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など


このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


関連リンク
https://acaric.co.jp/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社アカリク

11フォロワー

RSS
URL
https://acaric.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
電話番号
03-5464-2125
代表者名
山田 諒
上場
未上場
資本金
1億1500万円
設立
2010年05月