コムニコ、「炎上レポート」2024年版を公開

~炎上カテゴリ(理由)別の炎上件数1位は「リテラシー不足」、平均言及数と炎上日数平均の1位は共に「政治」~

LMG

株式会社ラバブルマーケティンググループ(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 雅之、証券コード:9254)の子会社で、企業のSNSマーケティングを支援する株式会社コムニコ(本社:東京都港区、代表取締役:長谷川 直紀、以下 コムニコ)は、批判的な言及や引用ポスト数が多い「SNS炎上事件」を2024年の1年間調査し、その傾向分析をまとめた「2024年炎上レポート」を公開いたしました。

「2024年炎上レポート」によると、「炎上カテゴリ別」で見た際の炎上件数1位は「リテラシー不足」、炎上元となる投稿に対しての言及数と、炎上日数が最も多いカテゴリは「政治」でした。「2024年炎上レポート」ではこの他にも、業界別の炎上件数ランキングや炎上してしまった際の緊急対応フローなどを紹介しています。また、炎上レポートの情報をまとめた記事を、コムニコが運営する、SNS運用のヒントが見つかるメディア「We Love Social」に掲載しています。ぜひご覧ください。

【SNS炎上最新情報】2024年に起きた炎上件数ランキング!言及数まとめ

●「2024年炎上レポート」はこちらからダウンロードしていただけます

2024年 SNS炎上レポート

当リリースにて、「2024年炎上レポート」の一部をご紹介させていただきます。

「2024年炎上レポート」の調査概要 

コムニコが公開する「炎上レポート」では、X(旧 Twitter)でトレンド入りした投稿や、ネットニュース化された投稿、批判的な引用リポストが多い投稿、批判的なリプライが多い投稿、メンションはつけないが批判的な言及をしているリプライを炎上の基準とし、コムニコ従業員が目視でピックアップしています。「災害」「熱狂的アンチ」「巻き込まれ炎上」といった炎上カテゴリや「芸能」「公務」「飲食サービス業」など業種分類表(経済産業省)を元にした業界で分け、炎上が起きやすい投稿種類を分析しています。

<調査概要> 

調査期間 :2024年1月1日(月)~2024年12月31日(金)

 SNS投稿収集ツール :Quid Monitor(旧 NetBase)

 炎上投稿のピックアップ方法 :批判的な言及や引用ポストが多いSNS投稿をコムニコ従業員が目視

 炎上投稿のピックアップ基準 :Xトレンド入りした投稿、ネットニュース化された投稿、引用リポストで批判が多い投稿、批判的なリプライが多い投稿、メンションはつけないが批判的な言及でリプライされている投稿

2024年のSNS炎上総数は「168件」、炎上元の媒体1位は「X」、2位「YouTube」

2024年に観測されたSNS炎上事件の総数は168件で、炎上期間中に言及された関連キーワードの総数は9,842,139件、平均炎上日数は22日となっています。なお炎上日数については、鎮火するまでに136日(4か月以上)かかっているものもありました。

SNS炎上で最も多い媒体は「X」で、X以外だと「YouTube」、「オフライン」、「テレビ」などばらつきが見られましたが、 X以外で発生した炎上事例であってもX上での拡散が目立っています。なお、SNS上で炎上した場合であっても、店舗での行為や講演会での発言、屋外広告などオフライン上で起こったできごとが炎上の要因である場合は「オフライン」にカウントしています。

さらに、批判の対象となる企業・組織・個人が SNSアカウントを持たない場合でも、X上で多数のフォロワーを抱えるユーザーによって言及されることで、本格的な炎上状態となっていくケースが散見されました。

炎上カテゴリ別の炎上件数1位「リテラシー不足」

炎上した投稿をカテゴリ別に分類して集計したところ、炎上件数が1番多いのは「リテラシー不足」でした。「リテラシー不足」に関しては、不適切な表現だという認識(知識)が足りておらず多くの方が不快になる投稿をしてしまう例や、法律に関する知識が不足した状態で投稿して批判を浴びる例などが多くありました。

なお炎上カテゴリについては炎上理由で区分しています。そのため、例えば政治家によるSNS炎上であっても、政治的思想を含む炎上でない限りは「政治」としてカウントしていません。

当レポートにおける炎上カテゴリ一覧は以下の通りです。この炎上カテゴリは、SNSリスクを含めたSNSノウハウを体系的に学べる一般社団法人SNSエキスパート協会が提唱する「炎上さしすせそ」をもとにアレンジして選出しています。

・リテラシー不足(知識や配慮が足りない場合)
・セクシャル(みだらな話題、LGBTQ、ジェンダー、性差別など)
・オフライン(テレビ・新聞・雑誌・街頭広告などオフライン上での露出があった言動やメッセージ)
・差別(人種差別、地域差別、職業差別)
・操作ミス(誤投稿、投稿内容ミス、誤爆など)
・思想
・災害(感染症、大地震、台風、テロ、戦争など)
・熱狂的アンチ(スポーツ、アイドルなど)
・モラル(不祥事、スキャンダル、不倫、公序良俗に反する内容全般)
・巻き込まれ炎上(実は無関係なのにデマやフェイクニュースといった第三者の勘違いなど)
・政治

<参照:「炎上さしすせそ」>

出典:一般社団法人SNSエキスパート協会

炎上カテゴリ別の平均言及数1位「政治」

炎上した投稿をカテゴリ別に分類して「言及数」を集計したところ、投稿に対する言及数の平均値が1番高いのは「政治」でした。2024年は年間を通して、衆議院選挙や自民党総裁選、海外ではアメリカ大統領選挙と話題になりやすい選挙が複数行われたことも影響しているかもしれません。

炎上カテゴリ別の炎上日数平均1位「政治」

炎上した投稿をカテゴリ別に分類して「炎上日数」を集計したところ、投稿に対する炎上日数の平均が1番多いのは「政治」でした。前述したとおり2024年は大きな選挙があったことや、議員の不正行為疑惑の報道がたびたびなされたことも原因の一つではないかと考えられます。

「政治」が関わる投稿への批判的な言及は、長年SNS上で発生しておりますが、近年は「生成AI」を用いて生成された画像に対する批判的な言及も増えています。また、「業界別」に分類して炎上件数を調査すると、最も多いのは「芸能」でした。昨年、一昨年も「芸能」で、日頃から芸能人のスキャンダルなど、芸能人に関する批判的な報道が多くされていることが関係しているものと思われます。

この他の調査結果につきましては、コムニコが運営する、SNS運用のヒントが見つかるメディア「We Love Social」の以下の記事をご参照ください。

【SNS炎上最新情報】2024年に起きた炎上件数ランキング!言及数まとめ

コムニコ及びコムニコが設立した一般社団法人SNSエキスパート協会では、「炎上レポート」など炎上防止やリスクマネジメントに役立つサービスを多数提供しています。今後も、各企業・団体がSNSを安全かつ効果的に活用してマーケティング活動を行えるよう、オウンドメディアや調査レポートを通した情報発信及びサービスの開発・提供を行ってまいります。

コムニコ マネージャー 兼 一般社団法人SNSエキスパート協会 代表理事 後藤真理恵による解説

2024年は注目を集める選挙が多かったため、「公職選挙法に関する知識不足」「SNSリテラシー不足」などが原因で、候補者やスタッフが炎上に巻き込まれるケースが目立った。選挙期間中に「デマ投稿」が横行し炎上につながるケースも増えつつあり、今後も注意が必要だ。

また、企業による生成AI活用が一般的となった結果、生成AIで作られた広告などの画像や動画がネガティブな反応を集め炎上するケースも散見された。こうした生成AI関連の炎上は2025年も頻発していることから、各企業には理解と対策が望まれる。

<SNS上での炎上防止に役立つコムニコのサービス>
・複数名による投稿承認が行える、SNS運用効率化ツール「コムニコ マーケティングスイート」
・SNS炎上に備えるサービス「SNSセーフティネット」(資料ダウンロード)

<SNS上での炎上防止に役立つ一般社団法人SNSエキスパート協会の検定やサービス>
・SNSマーケティングの知識・方法を習得するための検定プログラム「SNSエキスパート検定」
・炎上リスク軽減に向け、基礎知識やトラブルの対応方法を正しく身に付けるための検定プログラム「SNSリスクマネジメント検定」
・社員のSNS利用に関するマナーやリテラシーを学べる研修プログラム「SNSマナー研修プログラム」

株式会社コムニコについて

2008年11月設立。大手企業を中心に2,600件以上(2013年4月から2024年10月までの累計)の開設・運用支援を実施しています。豊富なノウハウを生かして、戦略策定からアカウント開設、運用(投稿コンテンツ作成、コメント対応、レポート作成など)、効果検証までワンストップでサービスをご提供いたします。また、培った知見をもとに、SNSアカウントの運用管理が効率よくできるSaaS型ツールSNSキャンペーンツールInstagramチャットボットツールを開発、提供しています。
URL:https://www.comnico.jp/

一般社団法人SNSエキスパート協会について

SNSに関する正しい知識の普及と効果的かつ安全にSNSを活用できる人材育成を目的に、企業のSNSマーケティングをサポートする株式会社コムニコが2016年11月に設立した法人です。SNSアカウントの開設・運営のノウハウや、炎上などSNSにひそむリスクに関する講演内容を体系化した検定講座を開発・提供しています。
URL:https://www.snsexpert.jp

株式会社ラバブルマーケティンググループについて

「人に地球に共感を」をパーパスとし、現代の生活者の情報消費行動に寄り添う共感を重視した愛されるマーケティング(Lovable Marketing)を推進するマーケティング企業グループです。「最も愛されるマーケティンググループを創る」をグループミッションに、マーケティングの運用領域を主軸として事業展開をしています。
URL:https://lmg.co.jp/

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会社概要

URL
https://lmg.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門4丁目1番13号 プライムテラス神谷町9階
電話番号
03-6381-5291
代表者名
林雅之
上場
東証グロース
資本金
5000万円
設立
2014年07月