長崎県五島市のホテル「五島リトリートray by 温故知新」グッドデザイン賞を受賞

双日株式会社のグループである双日五島開発株式会社（以下「当社」）が長崎県五島市の福江島で運営するラグジュアリーホテル「五島リトリートray（レイ） by 温故知新」（以下「本ホテル」）が、2023年度グッドデザイン賞（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）を受賞しました。

 本ホテルは、五島列島の自然や食材、歴史や文化などの魅力を広く伝えることで地域の活性化に貢献することを目的に設立されました。五島列島（下五島エリア）ジオパークに認定された西海国立公園内に立地し、島の象徴である鬼岳(おにだけ)とその噴火などによる溶岩で覆われた鐙瀬(あぶんぜ)海岸を一望することができます。

 五島列島は、歴史的に遣唐使の寄港地や潜伏キリシタンの地として独自の文化が醸成されてきた地域であり、本ホテルは、長年地元で大切にされてきた風景との調和や地域の歴史と文化の体現を目指し、建物の外観だけでなく、室内から望む景色や外の風景を映し込むロビーなどの内装もデザインしています。

このたびの受賞は、こうした本ホテルの高いデザイン性が評価されました。

 本ホテルの建築にあたっては、複数の事業者から成る運営チームで、コンセプトの立案から施工まで、それぞれの担当領域を飛び越えながら意見を交わし、地元関係者と共にデザインを練り上げた結果、以下の関係者と共同で受賞しました。

株式会社温故知新

可児アトリエ

株式会社アーキヴィション広谷スタジオ

有限会社橋本夕紀夫デザインスタジオ

大成建設株式会社

株式会社artless 

五島リトリートray by 温故知新 公式ホームページ：

https://goto-ray.com/news/

グッドデザイン賞 受賞者ギャラリーページ：

https://www.g-mark.org/gallery/winners/14906

鐙瀬溶岩海岸から鬼岳とホテルを望む

外の風景を映し込むロビー、月をモチーフとした中央テーブル

（左）連続した木のフレームを設けた特徴的な廊下（右）全ての客室と露天風呂から海が見える

（左）教会建築を取り入れたアーチ窓やステンドグラス（右上）レストランから海を望む（右下）エントランスの景色を映し込む水盤

　双日グループ及び当社は、地方創生に向けた複合的取り組みの一環として本事業に取り組んでいます。五島列島は日本でも有数の漁場でありながら、畜産や農業も盛んで、豊かな食材の宝庫であることから、本ホテルで提供する食材の9割以上を五島列島産で賄い、また地域の皆様との連携により、地元物産・工芸品などのお土産販売・商品開発も行っています。

【関連リリース・お知らせ】

2021年9月10日　双日、2022年夏に長崎県五島市にラグジュアリーホテルを開業

https://www.sojitz.com/jp/news/2021/09/20210910.php

2022年8月23日　長崎県五島市で進めるラグジュアリーホテル「五島リトリートray（レイ）」開業のお知らせ

https://www.sojitz.com/jp/news/2022/08/info-20220823.php