ドローン飛行を新たな次元へ。DJI、新製品「DJI FPV」を発表。

シネマティックな映像で没入感あふれる飛行体験を実現。モーションコントローラーで、片手だけの直感的な操作も可能に。

DJI JAPAN 株式会社

2021年3月2日–民生用ドローンと創造性あふれるカメラ技術で世界をリードするDJIは、これまでにない直感的かつ没入感あふれる飛行体験を実現するフルセット版FPVドローン「DJI FPV」を発表しました。
DJI FPVは、レース用FPVドローンの高速飛行性能、従来型ドローンのシネマティックな映像撮影を実現するカメラ性能、DJIの一般向けドローンが持つ安全機能と伝送技術の全てを兼ね備えています。また、オプションとして、片手の動きだけでドローンを制御できる画期的なモーションコントローラーにも対応しています。DJI FPVは新しいドローンカテゴリーを生み出し、初心者からプロに至るあらゆるドローンファン、コンテンツクリエイターに対して、新たな可能性を提示します。

「2006年の創業以来、DJIはドローンの可能性の限界に挑戦し続けてきました。創業15周年となる今年、DJI FPVの発売を以てドローン飛行をさらに再定義し、これまでの15年間のイノベーションに敬意を表したいと思います。DJI FPVは他社製のFPVドローンとは違い、開梱後の組み立ては必要ありません。すぐに使用することができ、FPVドローンと従来型カメラドローンの最高レベルの技術を持ち併せています。レース用ドローンのように飛行でき、従来型ドローンのようにホバリングでき、さらにカスタム仕様のドローンのように加速、他のドローンよりも素早く停止します。このDJI FPVは初心者には取り扱いの難しかったFPVドローンのハードルを下げ、また、最初からシステムが構築されているので、何時間もかけシステムをゼロから組み立てる必要もありません。没入感あふれるドローン飛行の中でも、最高級のスリルを誰でも味わうことができます。世界中の皆さんが、このDJI FPVを楽しんでいただけることを心待ちにしています。」と、DJI Europe クリエイティブ・ディレクター、Ferdinand Wolfは述べています。

DJI FPVには、ドローン、ゴーグル、専用送信機に加え、オプションとして、手の動きに基づきドローンを直感的に操作できる全く新しいモーションコントローラーが含まれます。ドローンには高速飛行を可能にする高性能モーターを搭載。また、直感的に使えるUIと最新の安全機能により、優れた操作感を実現しています。FPVシステムは、DJI独自のO3伝送技術(旧名OcuSync伝送技術の3世代目)により、低遅延かつ高解像度でドローン映像を伝送します。他に類を見ない高い信頼性と優れた伝送技術に加え、RockSteady 電子式映像ブレ補正技術により、非常に滑らかで安定した4K動画を60 fpsで撮影することができます。

3種類のフライトモードは、どんなスキルレベルのパイロットでも操作できるよう設計され、FPVシステムにすぐに慣れることができ、アマチュアでもプロでも、安心して飛行することができます。初心者がより安心かつ安全に飛行することができる緊急ブレーキ&ホバリング機能を新たに搭載し、空域制限や潜在性のある危険をパイロットに知らせるGPSベースのジオフェンスシステム、また、付近を有人航空機が飛行する場合にパイロットに警告するDJIのAirSence ADS-Bレシーバーシステムなど、DJI FPVにはDJIの安全機能が多数搭載されています。多くの国・地域では、FPVゴーグルを装着しながらドローンを飛行させる場合、補助者を設け、空域や周辺に危険がないか監視してもらう必要があります。(日本国内において屋外でゴーグルを使用しての飛行は目視外飛行になり、国土交通省 航空局からの飛行の許可・承認を取得する必要があります。)常に安全に注意しながら、責任を持って飛行し、飛行に関する現地の法律及び規制を遵守してください。

どんなスキルレベルでも楽しめる飛行体験
DJI FPVは初心者からプロに至るまで、誰でも自分のスキルレベルに合ったフライトモードを選択することができる、DJI史上初の統合型FPVドローンです。

1)ノーマル (N)モード:
Nモード中、DJI FPVは、GPSやドローン底部のビジョンポジショニング システム (VPS)を使用してその場でホバリングするなど、他のDJIドローンと同様の動作をします。最も使いやすいモードで、フロント部にある障害物検知センサーで近くにある障害物を検知すると、機体は減速します。ただし、パイロットは検知された障害物をドローンが回避するよう操作する必要があります。

2)マニュアル (M)モード:
経験豊富なユーザー向けに設計されたMモードでは、自由度の高い操作が可能です。Mモード中は、全てのセンサーとホバリング機能が無効になります。

3)スポーツ (S)モード:
ハイブリッドモードであるSモードは、Mモードのダイナミックな動作性とNモードの主要な安全機能という両方のモードの特性を併せ持ちます。Sモードは3種類のモードの中で中間に位置し、FPV飛行に慣れてきたパイロットが、自分のスキルをより探求できるように設計されたモードです。

飛行中、パイロットは様々な安全機能を使用できるため、思い出に残るようなスリル満点の飛行体験ができると同時に、飛行安全性も確保できます。緊急ブレーキ&ホバリング機能はどのフライトモードでも利用でき、飛行中いつでもドローンを停止させ、その場でホバリングすることができます。障害物検知センサーはNモード使用中に有効で、障害物が検知されるとパイロットに警告し、自動的に機体を減速させます。ビジョンポジショニング システム (VPS)や機体底部の補助ライトを利用でき、スムーズな離着陸が可能です。もう一つの重要な機能であるRTH(Return-to-Home)機能は、ボタンを一度押すだけで、自動でドローンをホームポイントまで帰還させます。また、伝送信号が消失した場合にもRTHが発動します。さらに、ADS-Bレシーバーシステムは、ADS-Bトランスミッターを搭載した航空機やヘリコプターなどの有人飛行機が近くを飛行している場合にパイロットに通知します。

臨場感あふれる飛行シミュレーション体験
DJI FPVは最先端のHD伝送技術を使って、今までにない世界を私達に見せてくれます。DJI FPV Goggles V2を装着中、パイロットはDJI FPVからの鮮明な映像を長距離からでも低遅延で見ることができます。最先端のレース用モーターを使用しているため、飛行中に高速アクションが可能で、O3伝送システムは素晴らしい信頼性を確保します。新たに開発されたこのモーターは最大飛行速度は140 km/h、停止した状態から100 km/hまで加速するのにたった2秒。心揺さぶられるレース飛行体験が可能です。さらに進化した伝送技術O3伝送システムは、伝送距離10 km(日本向けの最大伝送距離は6 km)[1]、デュアル周波数自動切替(日本国内は2.4 GHz帯のみ対応)、50 Mbpsの高ビットレート、最先端の耐干渉機能に対応し、信頼性の高いフィードを伝送します。2019年に発表したDJIのHD伝送システムは、世界初の低遅延のHDデジタル動画伝送を市場にもたらしました。DJI FPVシステムも同じ技術を使用し、低遅延で鮮明な映像をゴーグルに伝送します。パイロットは以下の表示オプションから選択することができます:

1)高品質モード:
142°のFOVで60 fps、または150°FOVで50 fpsの1440×810p動画を表示します。このモードでは、遅延は40 ms以下です。

2)低遅延モード:
高フレームレートのシネマティックな映像を楽しみつつ、遅延時間は28 ms以下です。142°FOVで120 fps、または150°FOVで100 fpsの1440×810 pの動画を表示します。

3)オーディエンスモード:
パイロットの見ている映像を、最大8台まで接続しているゴーグルと共有できるため、周囲のオーディエンスも一緒にスリリングな飛行を体験できます。

優れた飛行性能と、息を呑むほど美しい撮影映像
DJI FPVは飛行性能に優れているだけではなく、今すぐ共有したくなるような映画のようなダイナミックな映像を撮影することができます。120 Mbpsでの4K/60 fps動画撮影に対応しているカメラが1軸ジンバルに搭載されているため、複雑な動きをしているときでも安定性を維持しつつ、垂直にカメラを回転させ、ユニークな角度で撮影することもできます。また、RockSteady 映像ブレ補正により滑らかな映像を撮影し、動きの速いシーンを撮影するときでも歪みを低減します。高度な歪み補正ソフトウェアによりFPV映像でありがちな歪みを補正し、魚眼レンズ撮影のような外観になるのを防ぎます。また、パイロットは1080p/120 fpsの4倍スローモーション動画を撮影することができるため、印象的な瞬間を細部まで鮮明に再現できます。さらに、撮影した映像はH.265またはH.264フォーマットで保存できるため、メモリーカードの容量を節約できると同時に、圧縮しても高画質のまま保存することができます。


学習ツールと最新版DJI Flyアプリで、飛行スキル習得をサポート

インタラクティブかつ実用的なサポートツールが豊富に揃っているため、パイロットは自信を持って飛行を開始できます。DJI FPVで使用する最新版のDJI Flyアプリには、DJI FPVの操作方法について詳しく解説してくれるチュートリアルが含まれています。新たに開発されたDJI Virtual Flightアプリは、無料で利用できるシミュレーターアプリ[2]で、初心者パイロットでも楽しく簡単に、安全な環境で、ドローン飛行の動きに慣れることができます。シミュレーターでは専用コントローラーを使用し、様々な設定でDJI FPVドローンを飛行させることができます。

[1] DJI FPVの最大伝送距離は10 kmで、これは障害物や電波干渉がなく、FCC準拠の場合の値です。MIC(日本)での最大伝送距離は6 kmです。最大飛行距離の仕様は、無線の接続強度とレジリエンス(復元力)を踏まえた概測になります。必ず現地の法律および規制に従い、許可がない限り、目視範囲内でドローンとその周囲を常時監視して飛行させてください。

[2] シミュレーターは、現在iOSでのみ利用可能です。Android端末の対応は、2021年後半を予定しています。

DJI Care Refresh
DJI Care Refreshは包括的な保証プランで、DJI FPVにもご利用いただけます。少額の追加料金で、ご使用中の衝突や水没、経年劣化を含む故障が発生した際、DJI Care Refresh(1年版)は1年間に最大2回まで、(2年版)は2年間に最大3回までの製品交換サービスを受けることができます。その他専用テクニカルサポート、無料の往復配送料などのサービス特典も含まれ、2年版のプランにおいては、通常1年間のメーカー保証を2年間まで延長するサービスも適用されます。尚、飛行紛失保証の特典はこの製品では利用できません。詳細は https://www.dji.com/service/djicare-refreshでご確認ください。
 
価格と販売時期
DJI FPVは、DJI公式オンラインストアstore.dji.comやDJI認定ストア、DJI正規販売代理店等、およびAmazonにて販売中です。FPVドローン、送信機 2、FPV Goggles V2、ケーブル全てとバッテリー1個が含まれるDJI FPV コンボが154,000円(税込)です。また、追加のインテリジェントフライトバッテリーと専用の充電ハブが同梱されたDJI FPV Fly Moreキットは33,000円(税込)で販売します。オプションのモーションコントローラーは別売で、17,600円(税込)です。

詳細はこちらをご確認ください:https://www.dji.com/jp/dji-fpv?site=brandsite&from=homepage

DJIについて
DJIは、プロ、アマチュアユーザーのために、革新的なドローンやカメラ技術を開発、製造しているグローバルリーダーです。遠隔操作できるヘリコプターの実現に情熱を注ぐスタッフにより創業され、飛行制御技術とカメラの映像ブレ補正のエキスパートとして業界を牽引しています。世界中のクリエイターやイノベーターが空撮や地上撮影を行う際、使いやすく、安全な機材やプラットフォームを作ることをミッションとしています。DJIのグローバルオペレーションは、現在アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各国に広がっています。DJIの革新的な製品とソリューションは、映画制作、建設業界、点検・調査業務、非常事態対策や人命救助、農業、管理保全、その他数多くの様々な産業で、100ヶ国を超える国で採用されています。

www.dji.com/jp  |  facebook.com/dji.jp  |  twitter.com/djijapan  |  youtube.com/DJIJapan  |  instagram.com/dji_japan  |  www.linkedin.com/company/dji © 2021 DJI JAPAN. 記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です。
 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
カメラAV機器
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

DJI JAPAN 株式会社

82フォロワー

RSS
URL
http://www.dji.com/ja
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス11F
電話番号
-
代表者名
本庄 謙一
上場
未上場
資本金
-
設立
-