テラデータ、Teradata VantageCloud LakeをGoogle Cloudで提供開始

ClearScape AnalyticsとGoogle Cloud Vertex AI、Google Cloud Geminiモデルを統合し、AIプロジェクトの推進スピードとROIを向上

日本テラデータ株式会社

サンディエゴ発 - 2024年6月27日 - Teradata(NYSE:TDC)は本日、Teradata VantageCloud LakeをGoogle Cloudで提供開始したことを発表します。Teradata VantageCloud Lake on Google Cloud https://www.teradata.jp/platform/deployment/google-cloudは、TeradataとGoogle Cloud双方の強みを活かし、企業が必要とする高度な専門性、拡張機能、最新テクノロジーを備えた信頼できる AIを、全社レベルで展開できる機能を提供します。Teradata VantageCloud Lakeは、AI向けの最も包括的な機能を搭載するクラウドネイティブなデータ分析基盤です。搭載する高度な分析機能ClearScape Analytics https://www.teradata.jp/platform/clearscape-analytics 、AIを含む高度な分析サポ ートをクラウドエコシステム全体のエンドツーエンドで提供できるよう設計されています。今回、Googleの最新AIテクノロジーVertex AI、Geminiモデルとシームレスに統合されたことで、予測AIや生成AIなど様々なタイプのAIプロジェクトの推進をサポートします。

AI/ML投資の価値を最大化するClearScape AnalyticsとVertex AI との統合
AI/MLパイプラインをエンドツーエンドで展開するための最も強力な分析機能であるClearScape Analyticsと、そのオープンAPI、Google Cloudのフルマネージド統合AI開発プラットフォームであるVertex AIとを統合しました。これにより、どのデータサイエンスツールを利用するかにかかわらず、VantageCloud Lakeの膨大なデータに容易にアクセスし、複雑なアナリティクスやAI/MLプロジェクトを実行できるようになります。高度なモデルを高い信頼性を確保しつつより迅速に本番環境に導入し、早期にビジネス価値を獲得することで、AI/MLへの投資効果を最大化できます。

ClearScape AnalyticsとGeminiモデルの統合による生成AIのビジネス活用の実現
Google Cloud独自のマルチモーダル大規模言語モデル(LLM)であるGemini モデルを組み込んだAPIとClearScape AnalyticsのオープンAPIを統合しました。これにより、テキスト、音声、画像、動画、コードなど、あらゆるデータを活用できるようになります。分析結果として生成されたベクトルはVantageCloud Lakeに保存され、LLMがVantageCloud Lakeの本番データと結合するための非常に高性能なベクトルストアを提供します。この統合により、ユーザーは革新的な新しい生成AIのユースケースを作成し、ビジネスアプリケーションに生成AIを組み込むことが容易となります。

例えば、Teradataが提供するCustomer Complaint Analyzer(顧客クレーム分析)は、Geminiモデルを使用して、顧客からの苦情に関する、より効果的かつ包括的な分析結果を提供します。テキストのみに基づく従来の手法だけでなく、音声等による顧客クレームデータを自動的に分類、分析し、インサイトを提供します。顧客の感情をよりよく理解し、傾向をより正確に特定することで、顧客ロイヤルティを向上させ、ビジネス価値を一層効果的に獲得できるようになります。

統合の背景と両社コメント:
AIプロジェクトの多くは、その将来性への期待とは裏腹に、本番稼動に至っていません。さらに、本番稼動したプロジェクトについても、膨大な時間とリソースが必要となっているのが現状です。また、AIを企業全体で活用する場合、知的財産(IP)の管理と監視を損なうリスクが高まる懸念もあります。こうした課題が、多くの企業がAIからビジネス価値を引き出すための障壁となっており、企業はセキュリティ、透明性、パフォーマンスを備えたAIをコスト効率よく拡張するための適切なテクノロジーとパートナーを必要としています。Teradataは、この要望に今回のGoogle Cloudとの統合で応えます。

Google Cloudのマイグレーション、ISV、マーケットプレイス担当バイスプレジデントStephen Orban氏は、次のように述べています。「Teradataとのパートナーシップを拡大することで、Google Cloudの生成AIのテクノロジーがTeradata VantageCloud Lakeにもたらされ、両社の顧客は新たなレベルのイノベーションと効率性を発揮できるようになります。Googleの最先端AIテクノロジーとTeradataのデータプラットフォームをシームレスに統合することで、私たちは企業がデータの可能性を最大限に活用し、信頼できるAIによって変革的な成果を生み出すことを可能にします」

Teradataの最高製品責任者Hillary Ashtonは、次のように述べています。「あらゆる業界の企業がAIに大きなビジネス上の可能性を感じています。AIのメリットを実現するには、最新のクラウド分析と信頼できるデータ基盤が必要です。Google Cloudとの協業拡大は、AIを活用したビジネス戦略の成功と責任ある実行を支援するという両社のコミットメントを反映したものです。VantageCloud Lake on Google Cloudは、ClearScape AnalyticsとGoogle CloudのAIテクノロジーのシームレスな統合により、顧客がAIプロジェクトを推進するための課題を解決し、大きなチャンスをつかみ、信頼できるAIで大きなビジネス価値を獲得できるように設計されています」

VantageCloud Lake on Google Cloudについて:
TeradataのクラウドネイティブなVantageCloud Lakeソリューションを、Google Cloudで提供します。この新しいソリューションにより、企業がもつデータをシームレスに統合し、信頼できるデータとして組織全体に展開することができます。信頼性が高く、適切に管理された、コスト効率の高いデータ基盤を実現することで、データ準備にかかる時間を最小限に抑え、AIプロジェクトで価値を獲得するまでの時間を短縮し、さらに大規模にAIを活用することを可能とします。

提供状況:
Teradata VantageCloud Lake on Google Cloudは、本発表時点で利用可能です。ClearScape AnalyticsとVertex AIとの統合ソリューションも利用可能です。Geminiモデルとの統合ソリューションは2025年前半にプライベートプレビューを提供予定です。


[2024年6月25日にTeradata Corporationより発表されたプレスリリースの抄訳です]

Teradataについて
Teradataは、より良い情報が人と企業を成長させると信じています。Teradataが提供する最も包括的なAI向けクラウドデータ分析基盤は、信頼できる統合されたデータと信頼できるAI/MLを提供し、確実な意思決定、迅速なイノベーション、価値あるビジネス成果を実現します。

詳しくはTeradata.jpをご覧ください。

# # #

Teradata のロゴは商標であり、Teradata は Teradata Corporation および/またはその関連会社の米国および世界における登録商標です。

■本件に関するお問い合わせ
日本テラデータ株式会社 広報担当 有賀(ありが) 
TEL: 070-4532-8253 | E-Mail: asako.ariga@teradata.com | http://www.teradata.jp


このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。


会社概要

日本テラデータ株式会社

6フォロワー

RSS
URL
http://www.teradata.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂2丁目23番1号 アークヒルズ フロントタワー14F
電話番号
-
代表者名
高橋 倫二
上場
海外市場
資本金
-
設立
2007年04月