Akamai、Prolexic Network Cloud Firewall を発表

新たなファイアウォールおよびアクセスコントロール機能をクラウド型DDoS対策に追加

オンラインライフの力となり、守るクラウドカンパニーのAkamai Technologies, Inc.(NASDAQ:AKAM)は、Prolexic Network Cloud Firewall を発表しました。この Akamai Prolexic の新たな機能により、お客様は独自のアクセス・コントロール・リスト(ACL)を定義して管理するとともに、ネットワークエッジのセキュリティをより柔軟に確保できるようになります。

※本リリースは2023年4月25日 (現地時間) マサチューセッツ州ケンブリッジで発表されたプレスリリースの抄訳版です。


Prolexic(※1)は、Akamai のクラウドベースの DDoS 防御プラットフォームです。攻撃がアプリケーション、データセンター、インターネット接続インフラに到達する前に阻止します。

※1:https://www.akamai.com/ja/products/prolexic-solutions


昨今DDoS の脅威は再び増加傾向にあり、業務をオンラインサービスに依存するビジネスや組織が増加する中、この傾向は加速しています。ダーク Web で DDoS ツールやサービスを気軽に購入できるようになり、攻撃者はこうした攻撃を容易に仕掛けられるようになっています。インターネット接続デバイスが増加し、IoT が普及したことも、サイバー攻撃者に悪用されるアタックサーフェスを拡大させている要因の1つです。DDoS 攻撃は、主にランサムウェアとデータ窃盗とともに 3 重の脅迫攻撃を構成する複数の脅威ベクトルの 1 つとして利用されています。


国家ぐるみの攻撃者やハクティビスト(政治的ハッカー)など、高度に組織化された集団が DDoS を攻撃ポートフォリオの一部として使用し、多数の幅広い標的に対して攻撃を仕掛ける事例が増えています。こうしたすべてのシナリオにおいて、DDoS は、データ窃盗やネットワーク侵入など、別のタイプの攻撃から注意をそらす手段として使用されます。十分な DDoS 防御を備えていない場合、1 つの攻撃への防御ですべてのリソースを使い尽くす事態となり、並行して仕掛けられる別の脅威に対応するための時間や帯域幅を残す余裕がありません。


Akamai Prolexic は、ビジネス、政府機関、非営利団体など、さまざまな組織に対して DDoS 防御サービスを提供しています。緩和容量が 20 Tbps にまで拡大した Prolexic は、最大かつ最も複雑な脅威(※2)にも対応し、最近ではアジア(※3)(900 Gbps 以上)やヨーロッパ(※4)(700 Mpps 以上)で発生した記録的な DDoS 攻撃にも対応しました。

※2:https://www.akamai.com/ja/blog/security/relentless-evolution-of-ddos-attacks

※3:https://www.akamai.com/ja/blog/security/record-breaking-ddos-in-apac

※4:https://www.akamai.com/ja/blog/security/record-breaking-ddos-attack-in-europe


Prolexic Network Cloud Firewallは、攻撃者に対してより効率的で柔軟な防御を可能にします。Prolexic の保護機能を DDoS 以外にも活用することができます。


Prolexic のサービス全体や緩和スタックは不変ですが、この新しいサービスを利用することで、お客様は独自のアクセス・コントロール・ルールを定義して調整し、既存のルールに関する分析を得ることができます。事前対応型の防御を定義して、悪性トラフィックを瞬時にブロックし、ルールをエッジに移動してローカルインフラの負担を軽減し、新たなユーザーインターフェースを介してネットワークの変化にすばやく対応する機能などが特徴です。


「Prolexic のお客様が切望されていた機能が、Network Cloud Firewallです」と、Akamai で Infrastructure Security 部門の Senior Vice President 兼 General Manager を務める Sean Lyons は語ります。「私たちは、Prolexic が誇る先進の DDoS 防御機能を拡大し、お客様がアクセスコントロールやファイアウォールルールを一元的かつ迅速に定義し、Prolexic を通してお客様のグローバルなネットワーク全体に適用できるようにサポートします。これは、DDoS 攻撃だけでなく、ゼロデイ脆弱性などの緊急事態でもアクセスを迅速かつ局所的に遮断できるパワフルなツールです。お客様のネットワークエッジでルールを適用するため、時間のかかる内部ファイアウォールを設定する手間を省くことができます」


Akamai Prolexic は、クラウドベースの DDoS スクラビングプラットフォームで攻撃を阻止し、データセンターやパブリッククラウド、コロケーション施設など、どこに展開されているアプリケーションであっても保護します。さまざまなタイプの DDoS 攻撃に対する包括的な保護を提供し、高帯域幅かつ持続的なウェブ攻撃からの防御に加え、アプリケーションからアプリケーションへジャンプする今日の複雑なマルチベクトル攻撃に対する防御も提供します。Prolexic は、各ネットワークトラフィックに合わせた事前対応型の緩和制御を採用し、攻撃を瞬時に阻止します。Akamai の 24 時間体制のグローバルの Security Operations Command Center(SOCC)によるアクティブ緩和がサポートし、独自の 100% アップタイムのサービスレベル契約(SLA)をお客様に提供します。


Akamai について:
Akamai はオンラインライフの力となり、守っています。世界中の先進企業が Akamai を選び、安全なデジタル体験を構築して提供することで、毎日、世界中の人々の生活、仕事、娯楽をサポートしています。クラウドからエッジまで、世界で最も分散されたコンピューティングプラットフォームにより、Akamai は、アプリケーションの開発や実行を容易にし、同時に、体験をユーザーに近づけ、脅威を遠ざけます。Akamai のセキュリティ、コンピューティング、デリバリーの各ソリューションの詳細については、akamai.com およびakamai.com/blog をご覧いただくか、Twitter と LinkedIn で Akamai Technologies をフォローしてください。


※AkamaiとAkamaiロゴは、Akamai Technologies Inc.の商標または登録商標です

※その他、記載されている会社名ならびに組織名は、各社の商標または登録商標です

※本プレスリリースの内容は、個別の事例に基づくものであり、個々の状況により変動しうるものです

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://www.akamai.com/ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区八重洲2-2-1  東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー
電話番号
03-6897-9450
代表者名
日隈 寛和
上場
未上場
資本金
2億1920万円
設立
-