フィリップス初、接触防止機能付き高速電動Cアームと自動血管壁描出機能を搭載 外科用Cアーム最上位モデル「Zenition 90 Motorized」6月1日より発売

エントリーから最上位モデルまでフルラインナップし、幅広い診療領域のニーズに対応

株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、 代表取締役社長:ジャスパー・アスエラス・ウェステリンク、 以下 フィリップス)は、外科用Cアーム「Zenitionシリーズ」から、フィリップス初の接触防止機能を備えた高速電動Cアームにワンタッチで血管壁の自動描画を可能とする最上位モデル「Zenition 90 Motorized」を6月1日(土)より販売開始します。

※ベッドはオプション※ベッドはオプション

フィリップスは、1955年に世界で初めて外科用Cアームを発売してから、約70年にわたり研究開発を進めているリーディングカンパニーです。近年、低侵襲手術の増加に伴いフラットパネルディテクタ搭載の外科用Cアーム市場は伸長しており、フィリップスにおいても昨年6月に「Zenition 10」を発売してから約1年間で3製品もの外科用Cアームを市場に投入しています。


このたび発売する最上位モデルの「Zenition 90 Motorized」は、フィリップス初の電動Cアームで、1秒間に15°とカテゴリ内では最速クラスの動作スピードを有しています。また、高速化に伴う接触のリスクを低減するため、Cアーム作動中に患者や術者に近づくと自動で停止する接触防止機能「BodyGuard」も備えています。さらに、新搭載した「Auto Vascular Outline(自動血管壁描出機能)」は、ボタンひとつで透視画像上の血管壁を明確に描出できるため、従来の手動での血管壁描画が不要になり、血管治療時間の短縮に大きく貢献します。


フィリップスでは、作業効率を向上させることで医療従事者の負担を軽減し、2024年4月から始まった「医師の働き方改革」をサポートすることを目指しています。また、このたびの拡充でエントリーから最上位モデルまでフルラインナップした「Zenitionシリーズ」が、クリニックから大規模病院まで幅広い診療領域のニーズにお応えします。


「Zenition 90 Motorized」主な製品特長

  1. フィリップス初、1秒間に15°の高速電動Cアームと直感的な操作モジュール

    操作モジュール操作モジュール

    電動Cアームモデル「Zenition 90 Motorized」は、カテゴリ内で最速クラスのCアーム動作速度(15°/秒)を誇り、直感的に操作できるモジュールで簡単にコントロールできます。アームの角度はワンタッチで保存・呼び出しが可能で、Cアームは術者の意図に応じて素早く動かせます。さらに、テーブルサイドに搭載されるタッチスクリーンモジュールは、手術の迅速化に貢献します。事前調査では、96%もの医師[1]がこのモジュールが手術の速度向上に寄与すると評価しています。


  2. 接触防止機能「BodyGuard」

    Cアームが高速電動化されることに伴う接触リスクを低減するため、「Zenition 90 Motorized」には接触防止機能「BodyGuard」が搭載されています。Cアームが作動中に患者や術者に近づくと自動で停止するため、術者は治療に集中することができます。


  3. 新搭載の「Automatic Vascular Outline (自動血管壁描出機能)」

    Automatic Vascular Outline (自動血管壁描出機能)Automatic Vascular Outline (自動血管壁描出機能)

    血管の外科手術では、血管壁の正確な把握が非常に重要ですが、新搭載の「Automatic Vascular Outline (自動血管壁描出機能)」により、ワンタッチで血管壁の自動描画を可能にします。従来は、モニタ上で描画ソフトを使用して手動で血管壁の輪郭を描き、それを透視画像と合わせて血管壁を特定していましたが、自動化されたことにより、術者の労力や待ち時間を大幅に削減し、ワークフローの改善に大きく貢献します。


  4. 血管撮影装置「Azurionシリーズ」同様の高画質・高耐久

    国内外で高い稼働実績のあるフィリップスの血管撮影装置「Azurionシリーズ」と同様のフラットディテクターと画像処理技術を採用することで、「Zenition 90 Motorized」は移動式X線撮影装置でありながら、高画質と耐久性を備えています。また、高出力(25kW)の「Zenition 90 Motorized」は 、長時間の手術にも対応可能なため、“ミニAzurion”として、血管撮影装置と同等の手術環境を提供します。


  5. 造影剤インジェクター同期機能

    造影剤が目的の部位に到達するまでの時間を考慮し、撮影のやり直しや不要なX線照射を回避し、造影剤の使用を低減できるよう、造影剤の注入と撮影のタイミングを最適化します。



    [1]:Results obtained during claims substantiation study performed in June 2022 and May 2023 by Use-Lab GmbH, an independent company. Response is based on 25 physicians from the EU and the US, who answered a questionnaire after a usability study with additional hands-on time with the system.


「Zenitionシリーズ」製品詳細

「Zenitionシリーズ」製品ページ:https://www.philips.co.jp/healthcare/resources/landing/zenition


販売名:Zenitionシリーズ

医療機器承認番号:301AFBZX00026000

管理医療機器/特定保守管理医療機器/設置管理医療機器



フィリップス・ジャパンについて

株式会社フィリップス・ジャパンは、ロイヤル フィリップスの日本法人として1953年に創業以来、革新的な技術を通じ、人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現を目指しています。主な事業領域は、画像診断、超音波診断、イメージガイド下治療、生体情報モニタ、ヘルスインフォマティクス、睡眠・呼吸治療、およびパーソナルヘルスと多岐に渡ります。ヘルステクノロジーのリーディングカンパニーとして、超高齢化が進む日本の医療・健康課題解決に向け取り組んでいます。

日本の従業員数は約2,000人、約70拠点でビジネスを展開しています。(https://www.philips.co.jp


ロイヤル フィリップスについて

ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、革新的な技術を通じ、人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現を目指す、ヘルステクノロジーのリーディングカンパニーです。 フィリップスの革新的技術は人々を中心に設計されています。先進的技術と医療従事者および消費者のインサイトを活用し、消費者にはパーソナルヘルスソリューションを、医療従事者とその患者様には病院や家庭でのプロフェッショナルヘルスソリューションを提供しています。 オランダに本社を置く当社は、画像診断、超音波診断、イメージガイド下治療、生体情報モニタ、ヘルスインフォマティクス、およびパーソナルヘルスの分野で世界をリードしています。フィリップスの2023年の売上高は182億ユーロ、全世界に約69,700人の従業員を擁し、世界100か国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
医療・病院
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.philips.co.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー15階
電話番号
-
代表者名
ジャスパー・アスエラス・ウェステリンク
上場
未上場
資本金
-
設立
1987年09月