企業の人事・育成担当者、「育成戦略」「データ活用」に課題感

グロービス「GLOPLA LMS」、人材育成における課題に関する調査を実施

株式会社グロービス

株式会社グロービス(東京都千代田区、代表取締役:堀義人)が提供する学習管理システム「GLOPLA LMS(Learning Management System)」(https://glopla.globis.co.jp)は、人材育成業務の従事者を対象に「人材育成における課題」に関する調査を実施しました。

本調査から、人材育成業務に携わる社員にとって、「育成戦略」「データ活用」が課題となっていることが明らかになりました。


<背景>

近年、「人的資本経営」に対する注目がますます高まっています。2023年3月期から、有価証券報告書において人的資本情報の開示が義務化され、人的資本経営の取り組みが本格的に始まりました。しかしながら、企業によってその取り組み状況には差があります。

人的資本経営の中でも、社員のスキル・能力開発は重要な要素ですが、なかなか推進が進まないケースも多くみられます。そこでGLOPLA LMSは、人材育成に携わる人がどのような課題に直面しているか、調査しました。


<調査結果サマリー>

・人材育成業務上の課題、上位は「育成戦略」「データ活用」に集中

・「人材育成業務上の課題解決、検討したことがない」が約3割、理由は「時間が無い」


<調査結果詳細>

  • 人材育成業務上の課題、上位は「育成戦略」「データ活用」に集中

人材育成業務に携わっていると答えた500名に対して業務上の課題を尋ねたところ、「中長期的な育成戦略」(35%)に続き、「データの分析」「短期的な育成戦略」「人材データの一元管理」「データの収集」が上位となり、「戦略」「データ活用」が課題となっていることが明らかになりました(図1)。


(図1)


人材育成におけるデータには、研修効果、公募活性施策の有用性、社員の学習ニーズなどに関するものが挙げられます。こうしたデータを収集し分析することは、戦略を立てることはもちろん、戦略の方向性が間違っていないかを把握し、よりよい方向へと軌道修正してくために不可欠であると言えます。


「戦略」および「データ活用」に関する項目が上位を占めたことからは、多くの企業で、そうしたデータの活用と戦略立案・実行がかみ合いにくい状況が伺えます。



  • 「人材育成業務上の課題解決、検討したことがない」が約3割、理由は「時間が無い」

人材育成業務上で感じた課題に対する検討状況を聞いたところ、過半数は検討をしている一方で、約3割が検討したことがないという回答でした(図2)。さらに、解決を検討したことがないと回答した人に対してその理由を尋ねたところ、「現行の業務負荷が高く、人材育成に十分な時間を割くことが難しいため」が34.3%となりました(図3)。


(図2)


(図3)


また役職別でみると、材育成業務に携わる人の中でも「課長・係長・主任」(あるいは、それに相当する役職)のにおいて、人事育成上の課題解決を検討したことがない人が多いという傾向が顕著に見られました(図4)。その理由について、「課長・係長・主任」の中で特に多かったのが、「現行の業務負荷が高く、人材育成に十分な時間を割くことが難しいため」で、全体傾向よりも高い39.7%でした(図5)。


企業の人材育成推進のためには、特にミドルマネジメント(中間管理職)の役割を担う課長・係長・主任層において、課題解決に取り組める状態をつくることが重要であることが伺えます。



(図4)


(図5)



<調査概要>

調査期間:2024年3月19日~3月25日

調査方法:インターネット調査

調査対象:従業員希望300名以上の企業に所属する、「社員の育成」に関わる方

調査人数:500名

モニター提供元:株式会社クロス・マーケティング



■ 事業責任者コメント

仲川 顕太
株式会社グロービス
グロービス・デジタル・プラットフォーム GLOPLA事業開発室 事業責任者

今回の調査から、人材育成に携わる多くの方が、人材育成戦略やデータの活用に課題を持っていることがわかりました。

日本の人材育成においては、中長期の企業経営を支える「戦略人事」が長年求められています。しかし、①経営層からのサポートの不足 ②時間の不足 ③戦略立案スキル・データ分析スキルの不足 ④データの不足 が障壁となり、実現に至っていません。特に時間の不足については、「人材育成に課題を抱えながらも、解決の検討をする時間すらない」という人事・育成担当者が一定数いることが、今回の調査で明らかになりました。


グロービスが3年前にGLOPLA LMSの提供を開始したのは、まさに、企業の人材育成におけるこれら“4つの不足”を解決するためです。

GLOPLA LMSは、人事・育成担当者の業務の8割を占めるとも言われるオペレーション業務の効率化、および育成に関するさまざまなデータの蓄積を可能にします。さらに、人材育成に30年以上の実績を持つグロービスの知見を活かし、戦略人事の実現に向けて、データの分析並びに中長期の育成戦略策定を支援させていただきます。



■経営層・人事・育成担当者向けセミナー開催概要

10月2日開催の人事部門の課題解決のための組織づくり・人材育成に役立つオンラインセミナーに、株式会社グロービス GLOPLA事業開発室 事業責任者 仲川 顕太が登壇します。



「新・人材育成総研 〜社員育成を加速するデータ活用法とは〜」

開催日時: 2024年10月2日(水) 19:30 ‐ 21:30

形式: オンライン ライブ配信

参加費: 無料


プログラム:

Session1  「育成施策は、なぜ手応えがないのか」

登壇者)

田中 聡氏(立教大学経営学部 准教授)

安田 雅彦氏(株式会社 We Are The People 代表取締役)

坂井 風太氏(株式会社Momentor代表)


Session2   「研修結果を事業成果に結ぶには〜成⻑をいかにデータ化するか〜」

登壇者)

安斎 勇樹氏(株式会社MIMIGURI代表取締役/東京大学大学院情報学環客員助教)

中村 彰秀 氏(株式会社JTB グループ本社 人財開発チーム シニアコンサルタント) 

仲川 顕太(株式会社グロービス グロービス・デジタル・プラットフォーム GLOPLA事業開発室 事業責任者)



主催: NewsPicks Brand Design

協賛: GLOPLA LMS by GLOBIS

詳細&お申込み:https://newspicks.com/news/10300106/body/?invoker=mail_bdt20240901_mail2_10300106



■GLOPLA LMS ( https://glopla.globis.co.jp/ )

「GLOPLA LMS(Learning Management System)」は、年間3,300超の企業研修・人材育成の実績をもとに設計されたUI/UXで、快適な研修設計と受講体験をお届けする学習管理システムです。直感的に操作できるデザインとこだわりぬかれた機能により、企業研修や動画学習、eラーニングなどさまざまな研修の一元管理を実現します。

1992年の設立以来、30年以上企業研修に向き合ってきたグロービスならではの知見を活かし、企業の人事担当者の業務フローに合わせた最適な研修運用・導入計画のサポートを提供。これにより、研修を企画・運営する人事担当者は、従来、研修運営のオペレーション業務に使っていた時間を大幅に削減することができます。また、研修を受講する社員に対しては、研修の受講はもちろん受講状況を簡単に確認できるアカウントを提供、スマートフォンやタブレットなどデバイスを問わずアクセスできるので、いつでも快適に学習することが可能です。


2021年の提供開始以来、株式会社ワコールや株式会社アイセロなどの企業に導入いただき、利用が拡大しています。2023年7月には、定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」との連携を開始。GLOPLA導入企業が独自に企画・運営している研修と「GLOBIS 学び放題」の良質なコンテンツを組み合わせた研修をスムーズに作成・提供できるようになり、社内のリスキリングを後押しできるツールになりました。


【GLOPLA LMSに関するお問い合わせ先】

グロービス・デジタル・プラットフォーム GLOPLA事務局
https://pages.globis.co.jp/gdp_inquiry_glopla.html?utm_campaign=pr240911



■グロービス https://www.globis.co.jp

グロービスは1992年の設立来、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業展開を進めてきました。「ヒト」の面では、学校法人としての「グロービス経営大学院」ならびに、株式会社立のスクール「グロービス・エグゼクティブ・スクール」「グロービス・マネジメント・スクール」、企業内研修事業を行うグロービス・コーポレート・エデュケーションとeラーニングやオンラインクラスのほか定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」などを提供するグロービス・デジタル・プラットフォーム、「カネ」の面では、ベンチャー企業への投資・育成を行うベンチャー・キャピタル「グロービス・キャピタル・パートナーズ」、「チエ」の面では、出版事業ならびにオウンドメディア「GLOBIS 学び放題×知見録」により、これを推進しています。さらに社会に対する創造と変革を促進するため、一般社団法人G1によるカンファレンス運営、一般財団法人KIBOW による震災復興支援および社会的インパクト投資を展開しています。


グロービス:学校法人 グロービス経営大学院

・日本語(東京、大阪、名古屋、福岡、オンライン)/英語(東京、オンライン)


株式会社 グロービス

・グロービス・エグゼクティブ・スクール

・グロービス・マネジメント・スクール

・企業内研修

・出版/電子出版

・「GLOBIS 学び放題×知見録」/「GLOBIS Insights」

・「GLOBIS 学び放題」/「GLOBIS Unlimited」


グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社 

顧彼思(上海)企業管理諮詢有限公司

GLOBIS ASIA CAMPUS PTE. LTD.

GLOBIS Thailand Co., Ltd.

GLOBIS USA, Inc.

GLOBIS Europe BV

GLOBIS Manila Inc.


その他の活動:

・一般社団法人G1

・一般財団法人KIBOW

・株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント

・株式会社LuckyFM茨城放送


【取材に関するお問い合わせ先】

グロービス 広報室 担当:土橋涼

E-MAIL: pr-info@globis.com

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会社概要

株式会社グロービス

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URL
https://www.globis.co.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都千代田区二番町5-1 住友不動産麹町ビル
電話番号
03-5275-3900
代表者名
堀義人
上場
未上場
資本金
-
設立
1992年08月