スリットフレームホームドアの導入開始について
東日本旅客鉄道株式会社
JR東日本メカトロニクス株式会社
三菱電機株式会社
〇 JR東日本では、お客さまと列車との接触や線路への転落を防止する対策として、2031年度末頃までに東京圏在来線の主要路線330駅758番線にホームドアを導入することを目指しております。
〇 ホームドア整備の促進を目的として新型の「スリットフレームホームドア」の開発が完了し、導入の目途がついたことから、2024年度下期より従来型のホームドアの後継機として導入します。
〇 今後も継続して、より安全な駅ホームの実現に向けて、整備目標の完遂を目指してまいります。
(新型ホームドアの実環境試験について:https://www.jreast.co.jp/press/2021/20211110_ho02.pdf)
1.概要
これまで、従来型のホームドアとスマートホームドアを活用し、ホームドア整備を促進してまいりました。このたび、従来型のホームドアの後継機となる、スリットフレームホームドアを開発し、2024年度下期より導入していきます。スリットフレームホームドアでは、従来型と比較して、安全性を維持するとともに設置コストの削減やメンテナンスの効率化が期待できます。今後も、駅やホームの特徴を踏まえ、最適なホームドアの整備を推進いたします。
2.「スリットフレームホームドア」の特長
⑴ 施工性
・従来型のホームドアと同様の形状により安全性を維持しつつ、扉や戸袋をスリット化して風が
抜ける構造とすることでホームおよびホームドア支持部の風圧影響を従来型から約40%軽減し、
ホームの補強工事など設置工事の簡素化が期待できます。
・据付構造や制御システムについて従来型のホームドアと互換性を持たせており、従来型と組み
合わせて使用することや、工事設計・施工の効率化が期待できます。
⑵ 保守性
・メンテナンス周期の延長や削減を実現する保守性に優れた部品や機構を新規採用することで、
メンテナンス性が向上し、保守作業の省力化・効率化が期待できます。
3.設置予定駅
2024年度 南武線分倍河原駅(1・2番線)、登戸駅(2番線)
以降、順次導入予定
*詳細な使用開始時期は決まり次第、駅のポスターなどでお知らせします。
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