Akamai 脅威レポート:ゲーム会社への攻撃が直近1年で2倍以上に急増
パンデミック以降で、Web アプリケーション攻撃が急増、ゲーム会社やユーザーのアカウントが危険に
※1:https://www.akamai.com/resources/state-of-the-internet/soti-security-gaming-respawned
※本リリースは2022 年8月4 日 (現地時間) マサチューセッツ州ケンブリッジで発表されたプレスリリースの抄訳版です。
ゲームセクターで Web アプリケーションが攻撃を受けると、プレイヤーアカウントがサイバー犯罪者によって侵害されるリスクが生じます。その結果、ゲームアカウントの販売やクレジットカードのデータなどの個人情報の盗難につながる可能性があります。ゲーム内のアイテムなどを売買するマイクロトランザクションの市場規模は、2026 年までに 1,060 億 2,000 万ドルに達すると予想されており(※2)、攻撃者にとっては格好の標的となっています。また、同レポートにより、DDoS 攻撃の 37% がゲーム業界を標的としていることもわかりました。2 番目に多く標的とされている金融セクターが 22% であることを考えると、これは驚くべき攻撃量です。
※2:https://www.reportlinker.com/p06246501/Online-Microtransaction-Global-Market-Report.html?utm_source=GNW
さらに、「ゲームへの攻撃のリスポーン(復活)」レポートでは以下のことを明らかにしています。
● ゲームセクターにおける Web アプリケーション攻撃は、2021年第1四半期から2022年第1四半期にかけて 167% 増加し、世界中の何百万ものユーザーのアカウントに影響を与えている。
● 攻撃の主な標的は米国。スイス、インド、日本、英国、その他の欧州およびアジア諸国がそれに続く。
● ゲーム企業は運用をクラウドに移行しており、ハッカーにとって新たな脅威サーフェスを生み出している。
● ゲーム業界で一般に広まっているアイテム課金は、犯罪者が気づかれることなくゲーマーの購買力を利用することができ、犯罪者にとって大きな魅力となっている。
Akamai のメディア & エンターテインメント業界の Senior Strategist である Jonathan Singer は「ゲーム活動が増加し、進化するにつれ、サイバー攻撃によってそのサービスを中断する価値も同様に高まっています。サイバー犯罪者は通常、ライブサービスを中断し、認証情報を取得してゲーム資産を盗みます。また、業界はクラウドゲームにも参入しており、犯罪者にとって格好のターゲットとなる新しいプレイヤーが増えることで、攻撃者にとって新たな脅威サーフェスが広がっています。当社の最新レポート「ゲームへの攻撃のリスポーン(復活)」では、このようにゲーム業界が、サイバー犯罪者、詐欺師、マネーロンダリング実行者を引き付ける世界的な標的になっている理由とその状況について調査しています」と、述べています。
詳細な情報については、Akamai セキュリティハブ(※3)にアクセス、またはTwitter で @Akamai_Research(※4) をフォローしてください。Akamai の脅威リサーチャーと交流し、貴重な知見を得ることができます。
※3:https://www.akamai.com/ja/blog/security?
※4:https://twitter.com/akamai_research
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