【現場仕事できついことランキング】経験者407人アンケート調査

現場仕事できついことに関する意識調査

Biz Hits

株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、現場仕事の経験者407人を対象に「現場仕事できついことに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
詳細はこちら( https://bizhits.co.jp/media/archives/25010 )

「鳶」「解体」「電気工事」「土木作業員」といった現場仕事には「キツイ」というイメージがつきまといます。
 
 そのため「現場仕事は若くても稼げると聞いて興味があるけど、踏み出せない」という人も多いのではないでしょうか。
 
 そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://bizhits.co.jp/media/ )は、現場仕事の経験者407人に「現場仕事できついこと」についてアンケート調査を実施。
 
 その結果をランキング形式でまとめました。
  

  • 調査概要

 調査対象:現場仕事の経験者
 調査日:2022年1月30日~2月17日
 調査方法:インターネットによる任意回答
 調査人数:407人(男性361人/女性46人)
  

  • 調査結果サマリー

 ・現場仕事でキツイこと1位は「身体がしんどい」
 ・現場仕事をしてよかったこと1位は「体力がつき健康的になった」
 
  

  • 現場仕事でキツイこと1位は「身体がしんどい」

 現場仕事をした経験がある人に「現場仕事でキツイこと」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。 

 1位になったのは「身体がしんどい(305人)」です。
 
 2位「人間関係が難しい(66人)」、3位「衛生環境が悪い(47人)」、4位「労働時間が長い・不規則(38人)」と続きます。
 
 以降、5位「危険と隣合わせ(34人)」、6位「朝が早い(32人)」、7位「天候・気温の影響を受ける(21人)」、8位「スピードが求められる(18人)」の結果となりました。
 
 圧倒的に身体面でのキツさを挙げた人が多くなっています。
 
 体力勝負で行う仕事ですから、この結果は納得です。
 
 また「人間関係」「危険な作業」「厳しい納期」など、精神面でのプレッシャーやストレスも大きいとわかります。
 
 では具体的な回答を紹介します。
 
 【1位 身体がしんどい】
 ・「夏の昼間」と「冬の夜勤」は若くても体力的にキツイ(20歳 男性)
 ・20㎏にもなる柵の束を担いで山を登らないといけなかった(25歳 男性)
 ・鳶仕事については仕事がハードなのはもちろん、重量物を扱うので腰や背中をよく痛める(36歳 男性)
 
 「重いものを運ぶのでしんどい」「夏の暑さと冬の寒さがこたえる」などの回答が多数寄せられています。
 
 屋外など空調が効かない現場で作業することも多く、現場仕事は体力的にとても大変です。
 
 適切に休憩や水分をとっても「キツイ」と感じる人は多いですね。
 
 【2位 人間関係が難しい】
 ・職場の上下関係(19歳 男性)
 ・すぐに叱りつける上司が多い(25歳 男性)
 ・会社にもよると思いますが、グループに入れないと仕事にならない(39歳 男性)
 
 「現場は上下関係が厳しい」という意見が多数。
 
 また現場仕事ではちょっとしたミスが怪我などの危険につながります。
 
 そのため新人を厳しくキツイ口調で指導するベテランも多いです。
 
 周りの音に負けないよう大きな声で叱る人もいるため、勤務開始当初は「怖い」と感じてしまう人もいるでしょう。
 
 【3位 衛生環境が悪い】
 ・埃や粉じんが凄くて、マスクをしていても喉がイガイガした(22歳 男性)
 ・トイレが和式だったり水洗ではなかったりする(23歳 男性)
 ・砂ぼこりと塗料の臭いがキツかった(35歳 女性)
 
 職場に共通して見られた意見は「トイレの問題」です。
 
 仮設トイレに抵抗がある人や、トイレが遠い現場も多いからですね。
 
 また解体や工事の現場では「ホコリや粉じんが舞う」という意見が多く見られました。
 
 【4位 労働時間が長い・不規則】
 ・コンクリートを流しこんだあとは、作業が完了するまで休憩なしでやらなければいけない(18歳 男性)
 ・夜勤があり勤務拘束時間も長い(就業時28歳 男性)
 ・トラブルがあれば時間が長くなる(就業時44歳 男性)
 
 「残業が多い」「夜勤がある」などの回答が寄せられています。
 
 現場によっては「休まず作業や監視を続けなくてはいけない工程」があるため、休憩時間が不規則になることもあります。
 
 また複数業者が入れ替わり立ち替わり作業する現場ですと、前の工程が終わるまでの待ち時間が発生することもしばしばです。
 
 【5位 危険と隣合わせ】
 ・高所作業もあり危険を伴う(30歳 男性)
 ・機械設備や電気設備工事も関わってくるので、事故のリスクも増加します(36歳 男性)
 ・一歩間違うと大事故につながるため、緊張感がずっと必要(45歳 女性)
 
 現場作業では命に関わる怪我を負う可能性があります。
 
 大きな重機や電気設備を扱ったり、高所で作業したりするからですね。
 
 実際にヒヤリとする場面に遭遇した経験がある人も複数いました。
 
 また「小さな怪我は日常茶飯事」という声も寄せられています。
 
 【6位 朝が早い】
 ・現場により始発で現場に向かう(19歳 男性)
 ・現場が遠ければ出発時間が早くなり、朝起きるのがツラい(25歳 男性)
 ・朝が早く、4時起きが当たり前でした(41歳 男性)
 
 ゼネコンや公共事業の工事は朝8時ごろから始まることが多いです。
 
 作業スケジュールによっては、もっと早く出勤することもあります。
 
 またずっと同じ現場で働くわけではないので、工事現場が家から遠くなると、移動時間に合わせて早起きしなくてはいけません。
 
 前日の帰宅時間が遅いと、とくにツライですよね。
 
 【7位 天候・気温の影響を受ける】
 ・雨の日は仕事がない(20歳 女性)
 ・天気に左右される。夏はアスファルト舗装がなかなか固まらない(29歳 男性)
 ・雨だと足が滑りやすく危険になります。さらに冬の雨だと手がかじかんでさらに作業しにくくなります(32歳 男性)
 
 天候や気温は、身体面のしんどさに影響するだけではありません。
 
 「雨で仕事がなくなる」「雨で危険度が増す」「気温のせいで作業しにくくなる」などの影響があります。
 
 外仕事である以上は避けられませんが、ツライですよね。
 
 【8位 スピードが求められる】
 ・納期があり、時間に余裕がなかった(26歳 男性)
 ・「納期通りに作業を完了させなければ」というプレッシャーがかかり苦痛。期限内に作業が完了しない場合は、億単位の損失が出ることもあるため(30歳 男性)
 ・車両故障・信号設備故障等への対応が早急に求められるところ(35歳 男性)
 
 現場仕事にはもちろん納期があります。
 
 短納期かつ人手不足の場合には、現場仕事の作業員にはとくに多くの作業負担とプレッシャーがかかります。
 
 「急げ急げ」と上司からせっつかれて、「最大限急いでいるのに」とイライラする人も多いでしょう。
 
 ミスせず安全を確保しながら作業するためには、闇雲に急ぐわけにもいかずジレンマですね。
 
  

  • 現場仕事をしてよかったこと1位は「体力がつき健康的になった」

 現場仕事をした経験がある人に「現場仕事をしてよかったこと」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。 

 1位になったのは「体力がつき健康的になった(120人)」です。
 
 2位「達成感・充実感がある(103人)」、3位「スキル・知識が身についた(58人)」、4位「稼げる(51人)」と続きます。
 
 以降、5位「精神力がついた(49人)」、6位「人間関係がよかった(39人)」、7位「外で働くのが気持ちいい(16人)」の結果となりました。
 
 身体を動かす仕事のおかげで「健康的になった」「働いていると実感する」という人が多くなりました。
 
 8位以下には「仕事後のご飯がおいしい(14人)」などの回答も。
 
 また「スキル・知識」「収入」など、体力以外に得るものも多いようです。
 
 では具体的な回答を紹介します。
 
 【1位 体力がつき健康的になった】
 ・健康的な体になれた(18歳 男性)
 ・早寝早起きで健康にいい。太らない(24歳 女性)
 ・上半身にパッと見でも分かるぐらいの筋肉がついたことでしょうか(37歳 男性)
 
 「身体が鍛えられた」「早起きが習慣になった」などの意見が寄せられています。
 
 身体を動かす仕事だからこそのメリットですね。
 
 自宅やジムでトレーニングしなくても、仕事のおかげで健康的な生活や体を保ちやすくなるでしょう。
 
 「現場仕事を経験してからは休日も身体を動かしたくて仕方なくなり、転職後もランニングしている」と、プライベートの習慣が変化した人もいました。
 
 【2位 達成感・充実感がある】
 ・汗をかいて何かをやり遂げる充実感がありました(20歳 男性)
 ・完成した物件を見ると「やった!」という気持ちになります(31歳 女性)
 ・「人々の生活に役立っているんだな」と思いました(43歳 男性)
 
 建設・建築の現場では「実際に建物や施設ができあがったときの達成感」を挙げた人が目立ちます。
 
 またクライアントから感謝の言葉をもらったときも喜びを感じますよね。
 
 「仕事がかたちになって残る」「誰かの役に立っていることを実感できる」のは、現場仕事の大きなメリットです。
 
 【3位 スキル・知識が身についた】
 ・技術や知識は本人次第でかなりあがる(24歳 男性)
 ・次の作業につなげるための「効率良い段取り」を考えられるようになった(36歳 男性)
 ・重機やダンプの運転に慣れた。基礎工事や外装工事の技術がある程度身についた(41歳 男性)
 
 重機や道具の扱いに慣れるなど、現場仕事ではさまざまな技術が身につきます。
 
 職場によっては資格取得支援制度もあるので、大型運転免許の取得なども目指せます。
 
 また「段取り」「コミュニケーションスキル」など、現場仕事以外でも使える力が身についたという体験談も多くなりました。
 
 【4位 稼げる】
 ・一番良かったのは収入面です。若くても日当が高いので、仕事に出れば出るほど稼げました(25歳 男性)
 ・仕事が終わればその場でお金がもらえる(就業時33歳 女性)
 ・夜間作業になるため作業単価がよかった(就業時42歳 男性)
 
 現場仕事は危険も多いため、特別な手当がつき高収入になる傾向があります。
 
 夜勤がある現場なら、深夜割増賃金はもちろん深夜手当が支給されることも。
 
 また日払いの現場ならすぐに収入が入るため、「すぐにお金が欲しい」という人にはメリットが大きいですね。
 
 「短期間で稼ぎたい」という人にも向いています。
 
 【5位 精神力がついた】
 ・「しんどくても最後まで作業をやり遂げられるようになる」など、メンタルが強くなった(19歳 男性)
 ・きつい仕事だったので、根性がついたと思います(25歳 男性)
 ・「これほどの仕事を耐えられたのだから、何があっても怖くない」と精神的に強くなりました(41歳 男性)
 
 キツイ仕事を経験し、乗り越えることで、精神力や忍耐力がつくのですね。
 
 現場仕事から他職種に転職後、「現場仕事に比べたら今の仕事はラク」と感じている人も目立ちました。
 
 【6位 人間関係がよかった】
 ・力仕事を通じて、社員さんや先輩方と気持ちが通じ合ったことです(19歳 男性)
 ・作業員と仲良くなり、他の現場でも一緒に仕事している(26歳 男性)
 ・作業中はあまり人とかかわることがないため、ストレスがそんなになかった(45歳 女性)
 
 「現場仕事を通じて同僚と仲良くなれた」という人と、「あまり人と関わらないのでよかった」という人がいました。
 
 「キツイこと」第2位は「人間関係が難しかった」だったものの、人間関係が良好だった人も多いとわかります。
 
 「上司や先輩から食事や飲み物をごちそうしてもらった」という体験談も複数ありました。
 
 【7位 外で働くのが気持ちいい】
 ・別荘地での仕事だったので、自然が気持ち良かった(20歳 女性)
 ・外で働くのは気持ちがいいです。とくに春・秋の天気が良い日は最高です(37歳 男性)
 
 気候がいい季節ならとくに、外で身体を動かして働くのは気持ちがいいものです。
 
 「デスクワークだと気分が落ち込む一方、外では比較的晴れやかな気持ちでいられる」という声もありました。
 
 外で身体を動かすことがストレス解消にもなるのでしょう。
  

  • まとめ

 現場仕事は収入がよく、学歴や経験が問われないケースも多いため「誰でも簡単に稼げる」と言われがちです。
 
 しかし実際は体力的にも精神的にもハードな仕事で、「覚悟」「やる気」「やりがい」がないと務まりません。
 
 どんな仕事でもそうですが、「誰でもできる仕事だから」と思いながら働くのは、同僚に失礼ですし自分の成長にもつながりませんね。
 
 一方で向上心があれば、技術・資格を身につけ、昇進や独立も可能です。
 
 現場仕事には「鳶」「解体」「電気工事」「土木作業員」などさまざまな職種があります。
 
 それぞれに仕事内容や職場規模が異なりますので、自分に合う仕事を見つけてくださいね。
 
 
 ※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
 URL:https://bizhits.co.jp/media/archives/25010
 
 
 ■株式会社ビズヒッツについて
 当社では、社名と同じ「Biz Hits」という名の仕事・転職・求人情報サイト( https://bizhits.co.jp/work/ )と、ビジネスの問題解決を考えるメディア( https://bizhits.co.jp/media/ )を運営しています。
 
 また、上記メディア運営の中で得た知識と経験を元に、業務効率化サポート・リモートワークとクラウドソーシング導入コンサルティングも行っております。
 
 
 ■Biz Hits編集長:伊藤陽介のプロフィール
 株式会社ビズヒッツ代表取締役。
 2011年から東京~鈴鹿間でリモートワークによる遠隔経営を10年以上続けており、スタッフの8割以上がリモートワーカーによる複数のWebメディア、求人サイト運営を行う。
 
 ※プロフィール詳細はこちら
 https://bizhits.co.jp/itoyosuke_profile/
 
 
 ■会社概要
 社名   : 株式会社ビズヒッツ
 所在地  : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
 代表者  : 代表取締役 伊藤 陽介
 設立   : 2009年1月19日
 資本金  : 300万円
 事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
 URL   : https://bizhits.co.jp/company/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社ビズヒッツ

9フォロワー

RSS
URL
https://bizhits.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
電話番号
059-392-5012
代表者名
伊藤陽介
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2009年01月