エミレーツ航空、123機目となる最後のA380型機を受領
- 世界最大の旅客機A380型機の最大顧客であるエミレーツ航空はA380プログラムにおける21年の節目を迎えました。
- エミレーツ航空は大手国際線航空会社の一つとして、航空業界の回復に前向きな見方を示しています。
2021年12月16日(現地時間)、エミレーツ航空は123機目の超大型エアバスA380型機を受領しました。「A6-EVS」として登録されたこの新造機は、エミレーツ航空が受領する最後のA380型機です。この日は、エミレーツ航空とA380型機の21年間に及ぶ取り組みにおいて重要な節目となりました。
エミレーツ航空123機目となる最後のA380型機が、本拠地ドバイへの出発に向けて準備する様子はこちらの動画(英語)からご覧いただけます。
前例のないパンデミック中に新造機を受領したエミレーツ航空は、航空業界および旅行需要回復に向けた前向きな見方を示しています。
エミレーツ航空は、A380型機がまだA3XXとして販売されていた2000年のファンボロー・エアショーにて、航空会社として初めて同機の発注を発表しました。9.11事件(アメリカ同時多発テロ事件)からわずか6週間後のドバイ・エアショー 2001では、15機の追加発注を確約し、かつてないほどの衝撃を業界に与えました。
エミレーツ航空は、A380を市場に投入するプログラムの立ち上げにおいて、非常に重要な役割を果たしました。欧州の主要航空宇宙企業と国際的なサプライチェーンの連携により、総2階建ての広い客室空間を持つ世界最大の民間航空機の開発がすすめられました。
初めて空を飛んで以来、A380型機はどこへ行っても想像をかき立て、感動をもたらし、その静かで広々とした快適な機内空間は旅行者の人気を集めてきました。
エミレーツ航空社長ティム・クラーク卿は次のように述べています。「A380型機は、様々な意味でとても特別な航空機です。同機はエミレーツ航空の旅行体験を再定義し、発着枠が限られている空港で効率的に需要を取り込むことを可能にしました。また、ネットワークの成長を促進する機会を与えてくれました。今後数年間、A380型機はエミレーツ航空の主力プロダクトであり続けるとともに、我々のネットワーク計画にとって重要な柱となるでしょう。
本日受領する最後のA380型機は、プレミアム・エコノミーを含む最新機内プロダクトを備えています。2008年に初号機を受領して以来、エミレーツA380は数多くの機能強化やアップグレードが行われ、比類なき体験を旅行者に提供してきました。常識の限界を押し広げ、革新的かつ業界初の機能を多く導入し、お客様に最高のプロダクトを届けるために尽力してくれたエアバス社とすべてのパートナーに感謝します。」
エアバス社のCEOギヨーム・フォーリー氏は次のように述べています。「A380型機は飛行と旅行体験に新たな基準を設け、多くの旅行者の人生に感動を与えてきました。エミレーツ航空が新しいサービスや製品を継続的に導入し、世界中のお客様にA380のユニークな体験を提供してきたように、この先数十年もA380型機は心に残る航空機であり続けることを確信しています。本日の最終機の納入を機に、エアバスチームを代表して、A380型機の最大顧客であるエミレーツ航空の揺るぎない信頼とパートナーシップに感謝したいと思います。この先、益々の飛躍をお祈り申し上げます!」
今回受領するエミレーツA380には、最新のプレミアム・エコノミー客室が搭載されるほか、ファーストクラスではプライベート・スイートやシャワースパ、代表的な機内ラウンジが装備されます。また、業界最大級のコンテンツを誇る最新機内エンターテインメントシステム「ice」をお楽しみいただけます。
2021年11月に開催されたドバイ・エアショーで、エミレーツ航空は既存のA380型機52機にプレミアム・エコノミーの客室を導入するなどの大規模改修計画を発表し、今後も最高のA380体験を提供するための継続的な取り組みを明らかにしました。
エミレーツについて
エミレーツ航空は、2002年に日本への初就航を果たしました。成田国際空港と関西国際空港からドバイをはじめとする世界各地へ、最も快適な空の旅を提供しています。2021年のワールド・トラベル・アワードでは、「リーディング・エアライン・ファーストクラス」「リーディング・エアライン-ブランド」「リーディング・エアライン・ラウンジ-ビジネスクラス」「リーディング・エアライン・リワード・プログラム」の4部門で受賞するなど、提供する商品やサービスで数々の賞を受賞しています。
お問い合わせ先
エミレーツグループ 広報
Redhill株式会社
Email: ekjapan@redhill.asia
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