メタバースのトータルコーディネートサービス「KIMULAND＋」提供開始。西九州大学のデジタル社会共創学環で初導入

木村情報技術株式会社

2024年4月17日 10時00分

木村情報技術株式会社（本社：佐賀県佐賀市、代表取締役：木村隆夫、以下「木村情報技術」）は、メタバースのトータルコーディネートサービス「KIMULAND＋（キムランドプラス）」の提供を開始したことをお知らせします。

「KIMULAND＋」は、提携する複数のメタバースプラットフォームから、利用者に最適なものを選定し、運営からサポート、カスタムアバターの構築まで幅広くカバーするサービスです。

このサービスは、学校法人永原学園西九州大学（以下、「西九州大学」）に今年4月に新設された「デジタル社会共創学環」で初導入され、今後教員と学生が授業で活用していきます。

サービスサイト：https://www.k-idea.jp/product/kimuland+/

「KIMULAND＋」の概要と背景

「KIMULAND＋」は、提携する複数のメタバースプラットフォームから、利用者に最適なものを選定し、運営からサポート、カスタムアバターの構築まで幅広くカバーする、メタバースのトータルコーディネートサービスです。

木村情報技術では過去2年以上にわたり、自社保有メタバースによるイベント運用や、様々なメタバースプラットフォームでの実証実験を続けてきました。現在は、企業や教育機関、学術団体等を中心にメタバースイベントの企画・運営や、メタバース空間の構築等を行っています。

「KIMULAND＋」はこれまで培ったノウハウを活かし、「社会の中でメタバースを活用する」をテーマに、お客様にとって最適なメタバースの活用方法をご提案します。

西九州大学での「KIMULAND＋」導入について

「KIMULAND＋」は、西九州大学に今年4月に新設された「デジタル社会共創学環(※)」で初導入されました。

導入にあたって、西九州大学が求める要件や機能から、アメリカ発のメタバースプラットフォーム「Spatial」が選定されました。今後教員と学生が授業で活用していきます。

(※) 「学環」とは、従来の学部・学科と同様に、国が認定した大学教育課程です。幅広い教育課程を含むことから既存の学部・学科の枠には収まらないため「学環」という用語が用いられています。

学校法人永原学園西九州大学
デジタル社会共創学環／リハビリテーション学部
准教授　植田友貴様のコメント

今年4月に新設された「デジタル社会共創学環」では、デジタルを知り人を知る、デジタルと人の架け橋になるような人材の育成を目指しています。学環の設立にあたって、授業にメタバースを取り入れたいという構想がありました。

木村情報技術は当学と連携協定を結んでおり、デジタル分野での専門知識を持っています。これまで同社のメタバースの取り組みを見てきて、大いに刺激を受けました。戦略的パートナーだということに加えて、そうした背景や、必要な知識や技術を有していることから、メタバース空間の構築を木村情報技術に依頼しました。

世の中には無料のメタバースプラットフォームも多くありますが、授業で使うにあたっては必要な要件があります。また、将来的に学生が社会に出たときのことも考えると、やはり商用のプラットフォームを体験して欲しいと考えました。

プラットフォームの選定にあたっては、セキュリティ面や、教員・学生のアカウントが管理できること、そして学生が隙間時間に気軽に利用できるよう、マルチプラットフォームに対応していることなどを重視しました。そうした希望をもとに木村情報技術の担当者と検討を重ね、「KIMULAND＋」の中から「Spatial」を選定しました。メタバース空間の完成までには、本格的に動き始めてから約半年ほどかかりました。期待通りの出来で、求めていた要件も満たされており、満足しています。

メタバースは、あと5～10年ほどでより一般的なものになると思われます。今後は、メタバース特有のコミュニケーション能力も必要になるでしょう。学生と教員が協力し、メタバース文化を築いていきたいと考えています。