北海道エリアでの住宅ストック事業強化に向けて、リフォーム会社「株式会社クレアスト」の全株式を取得

積水化学工業株式会社

2024年10月21日 11時00分

　積水化学工業株式会社住宅カンパニー（プレジデント：吉田匡秀）は、北海道エリアで主にリフォーム事業を展開する株式会社クレアスト（本社：札幌市、代表取締役：梶亮介、伊藤雅哉）の全株式を譲り受ける旨の契約（以下「本件取引」）を10月18日に締結いたしました。

　当社は、中期経営計画「Drive2.0 -The 2nd phase for 2030-」（2023～2025年度）において、住宅カンパニーの業容拡大を牽引すべく、リフォーム・不動産・まちづくりの各事業への経営資源の投入、事業間・社外との融合を推進する方針を打ち出しています。その一環として本件取引により、北海道エリアにおける一般建築物(※1)を対象としたストック事業領域を強化するとともに、施工体制の増強を図ります。

　今後もこのような成長投資を活発化することで、事業のさらなる拡大と人々が安心して永く住み続けられるサステナブルな社会の実現を目指してまいります。

１．本件取引の背景

　現在、日本の人口減少に伴う空き家の増大や環境問題などが社会課題となっており、住宅ストックを活用した循環型社会やSDGsの推進は極めて重要なミッションです。また、これらを実現するビジネスモデルを構築するためには、建設・リフォームを担う職人不足への対応も求められています。

　当社は、このような住宅ストック事業領域における社会課題解決への貢献拡大を目指し、これまでのセキスイハイムオーナーを対象としたリフォームに加えて、一般建築物(※1)を対象としたリフォームや買取再販を強化しています。

２．本件取引の狙い

　株式会社クレアストは、札幌市を中心に道内各地で戸建住宅やマンション、オフィスビル、飲食店などの内・外装、水回り、屋外リフォームや買取再販などを展開している企業です。同社が有する北海道エリアの市場特性や建築種（戸建／マンション／非住宅）、工法（RC造／木造）に特化した技術・ノウハウや営業網、施工能力を獲得することにより、全国的にも大きな住宅リフォーム市場である北海道エリアでのストック事業領域強化を図ります。とりわけ、RC造マンションのリフォームや買取再販での事業拡大を目指すとともに、セキスイハイムオーナー向けリフォームの施工体制の増強にも繋げます。

　全国主要地域への将来的な展開も視野に入れ、本件取引を機に一般建築物(※1)を対象としたストックビジネスモデルの構築を加速してまいります。