UL Solutions、湘南EMC試験所を拡張

湘南EMC試験所の拡張により、試験能力の向上と無線試験設備の強化を実現

UL Japan

需要の高まりと最先端の無線技術に対応するため、湘南EMC試験所に3m電波暗室を2基増設します。Wi-Fi 6Eをはじめとする最先端の無線試験で試験所のキャパシティを拡大し、高まる需要に応えるべく製造業者の市場投入のスピードアップに貢献します。また、SAR(人体暴露)の最新システムの設備を導入し、世界の各種規格に対応した最新のSAR試験サービスの提供が可能となります。

安全科学における世界的リーダーとして、UL Solutions(本社:イリノイ州ノースブルック)は、需要の高まりと最先端の無線技術に対応するため、湘南EMC試験所に3m電波暗室を2基増設します。UL Solutionsは、Wi-Fi 6E*1をはじめとする最先端の無線試験分野における試験所のキャパシティを拡張し、高まる需要に応えるべく製造業者の市場投入の期間短縮に貢献します。また、SAR*2(人体暴露。人体への曝露量を示す比吸収率)の最新システムである設備を導入し、欧州、FCC(米国連邦通信委員会)、ISED(カナダイノベーション・科学経済開発省)など、世界の各種規格に対応した最新のSAR試験サービスを提供することが可能になります。


UL Solutions コンシューマー機器事業部 事業部長 松岡雅子は、次のように述べています。「携帯電話の普及や地上デジタル放送の開始などを背景とした電波暗室での EMC 測定需要が拡大する中、2009 年 5 月に湘南EMC試験所を開設しました。近年では、無線の種類の多様化に加え、遠隔操作・無人化などの新しい無線技術を搭載した様々な機器が開発されています。これに伴い、複雑化する試験への対応、試験時間の短縮に対する需要が拡大しています。UL SolutionsのTCB(Telecommunication Certification Body)は、Wi-Fi 6E製品に対してFCCグラントを初めて発行しました。TCBは、FCC規則への適合性に対する認証(Grant of Certification)を発行する権限を持つ認定機関です。最先端の無線試験サービスを強化するため、このたび湘南EMC試験所の拡張を決定しました。今後もUL Solutionsは、お客様に寄り添い、市場の動向を捉えながら、お客様の製品開発の一翼を担うべく関連試験設備の継続的な投資並びに高品質なサービスの提供を進めてまいります」。



*1 Wi-Fi 6E

Wi-Fi 6Eは、6GHz帯で最大9.6Gbpsの速度で動作可能な次世代無線規格です。Wi-Fi 6Eの「E」は、Extendedの略で、使用可能な周波数帯の拡張を意味します。Wi-Fi 5は、2.4 GHz帯と5 GHz帯の周波数を使用しますが、Wi-Fi 6Eは、6 GHzに拡張されています。 Wi-Fi 5の最大スループットが3.5Gbpsであるのに対し、Wi-Fi 6Eは最大9.6Gbpsの高速通信が可能です。


*2 SAR (Specific Absorption Rate)

SARとは人体への特定部位に加えられた電磁波エネルギーの比吸収率を意味し、SAR試験では無線機器を一定期間使用した際に、電磁エネルギーが生体組織にどの程度吸収されるかを測定します。 スマートフォン、ノートパソコン、GPSトラッカーなどの通信機器が発する電磁波が人体に悪影響を及ぼすかどうかを確認する人体曝露試験がますます重要となっており、通信機器を市場に投入するために、日本をはじめ世界各国において、SAR試験が要求されています。



UL Solutions 湘南EMC試験所

UL Solutions の湘南EMC試験所は、急速に変化するEMC及び無線分野に焦点を当て、最新の試験機能を備えています。EMC試験、無線試験などの通信分野で30年以上にわたる試験実績があり、経験豊富な安全科学のエキスパートが多数在籍しており、IT/AV機器、医療機器、産業機器、照明機器、船舶関連機器、車載機器から無線機器まで、幅広い製品群に対応可能です。一般的なEMC 規格から各国電波法まで様々なご要望にお応えします。また、試験だけでなく認証取得まで多彩なサービス・ラインアップで、お客様のニーズに対応いたします。


対応規格

EN, ETSI, FCC 15,18, 各種ライセンス機器, RSS, VCCI, 各国電波法, AS/NZS, CNS, SANS, CISPR, EN 61000-3-2,3,11,12, EN 61000-4-2,3,4,5,6,8,11,16 SAR(2.4 GHz帯・5.0 GHz帯対応) EMF


主な特徴

  • 欧州無線規格における適合性証明書発行可能

  • 米国FCC/カナダISED認可証を国内で発行可能

  • 約200の国や地域の無線/電波法規制情報並びに認証を提供

  • 年間5000件以上の電波法申請代行の実績

  • 無線製品/技術の分野で20年以上の経験と豊富な実績

  • SAR(人体暴露)試験


住所

〒259-1220

神奈川県平塚市めぐみが丘 1丁目22番3

TEL: 0463-50-6400

FAX: 0463-50-6401


アクセス

▼ 東名高速道路 秦野中井IC より車で約20分

    小田原厚木道路 平塚IC、大磯IC より車で約10分

▼ JR 「平塚駅」より

・ タクシーで約20分

・ バス平30(湘南めぐみが丘行き) 約25分
めぐみが丘北下車、徒歩約2分




【UL Solutionsの概要】

安全科学における世界的リーダーとして、UL Solutionsは、100カ国以上のお客様に向けて、安全性、セキュリティ、サステナビリティに関する課題を機会に変える支援を提供します。UL Solutionsは、試験、検査、認証サービスや、関連するソフトウェア製品およびアドバイザリーサービスを提供し、お客様の製品イノベーションやビジネスの成長をサポートします。UL認証マークは、お客様の製品の信頼性の証として認知されており、安全性に関する我々のミッションを推進するという揺るぎないコミットメントを反映しています。お客様のイノベーション、新製品およびサービスのリリース、グローバル市場への展開や複雑なサプライチェーンへの対応を支援することで、将来に向けてサステナブル、かつ、責任ある方法で成長を実現するためのサポートを提供します。我々の科学的知見をお役立てください。


【株式会社UL Japanの概要】

株式会社UL Japanは、 世界的な第三者安全科学機関であるUL Solutionsの日本法人として、 2003 年に設立されました。 現在、 UL Solutionsのグローバル・ネットワークを活用し、 北米のUL マークのみならず、 日本の電気用品安全法に基づく安全・EMC 認証のPSE およびS マークをはじめ、 欧州、 中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。 詳細はウェブサイト(https://japan.ul.com/)をご覧ください。


以下のソーシャルメディアアカウントもご参照ください。
UL Solutions in Japan Twitter 公式アカウント:https://twitter.com/ULSolutions_JP/

UL Solutions in Japan Facebook ページ:https://www.facebook.com/ULSolutionsJapan/


【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社UL Japan マーケティング部 担当:山崎

Tel: 03-5293-6031 Fax:03-5293-6001

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会社概要

株式会社UL Japan

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URL
https://japan.ul.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館6階
電話番号
-
代表者名
山上 英彦
上場
未上場
資本金
-
設立
-