移動を支える企業、Will Smartがシステム基盤を提供する平戸市公共ライドシェア、実証運行スタート
~平戸城で黒田市長が初のお客様を出迎え~
株式会社Will Smart(本社:東京都江東区 代表取締役社長:石井康弘、以下 Will Smart)は、システム基盤を提供する長崎県平戸市の公共ライドシェアの実証運行が2024年12月7日(土)に初めての乗客を迎えたことを記念して、運行主体である一般社団法人平戸観光協会(以下、平戸観光協会)と共に平戸城にて運行開始記念式典を開催しました。
当日は、平戸市の黒田成彦市長や平戸観光協会職員らが参加。初めてのお客様を温かくお迎えし、花束と記念品を贈呈しました。
初めてのお客様となる金 賢善(キム ヒョンソン)さん・寶美(ボミ)さん親子は日本での在住経験があり、当時からクリスチャンの町として知られる平戸に以前から行きたいと思っていたとのこと。「いままで、長崎空港から平戸への移動の足を確保するのが難しいと思っていましたが、今回のライドシェアサービスを知り、韓国から長崎空港、そして平戸へとスムーズに来ることができました。道中では海沿いを列車が走る風景がとても美しく、印象に残っています。」とコメント。黒田市長も「初めての乗客が海外からいらっしゃったことに驚きと感動を覚えています」と喜びの表情でした。
平戸市黒田成彦市長コメント
平戸市では平戸観光協会や関係各社が協力し公共ライドシェアの導入に向けて取り組んでいましたが、これほど早く実現するとは思いませんでしたし、初めての乗客が海外からいらっしゃったことに驚きと感動を覚えています。まだ始まったばかりの取り組みで軌道に乗るまでにはまだ時間がかかると思いますが観光客の移動の足としてのニーズに応えられるようさらにアップデートしていきたいと考えています。
初回利用者 金 賢善さん 寶美さんコメント
わたしたちはクリスチャンなので、以前から平戸ザビエル記念教会や隠れキリシタンにまつわる世界遺産に興味があり平戸を訪れてみたいと思っていました。しかし、長崎空港からの移動の足を確保するのが難しく、実現していませんでした。このライドシェアは平戸観光協会のホームページを見て知り、オンラインで予約しました。バスや電車を乗り継いで長崎空港から平戸まで来るのは大変だと思いますが、ライドシェアを利用することで快適に旅をすることができました。道中では海沿いを列車が走る風景がとても美しく、印象に残っています。今日はこれから平戸城の城泊を利用するのを楽しみにしています。
Will Smartは平戸市での実証運行を通じて得られたフィードバックをもとにさらなるサービスの改善を図り、新たな交通手段の選択肢の一つとして公共ライドシェアを確立したいと考えています。今後も地域の皆様と協力しながら、交通空白地の解消に向けた取り組みを進めてまいります。
(参考)長崎県平戸市における実証運行の概要
■運行開始日︓2024年11月29日(金)
■利用対象者︓平戸市を訪れる観光客
■乗車定員︓最大6名(乗務員除く)
■運行エリア︓平戸市内全域と長崎空港間の往復
■運賃・決済方法︓定額制または距離制運賃。キャッシュレス決済。
■ドライバー︓平戸市内の観光事業者及び公共交通事業者が参画予定
■車両︓ホンダ ステップワゴン 1台
■利用方法︓
1. 専用の予約サイト(https://hirado.mobi-ride.willsmart.co.jp/)から希望の日程で乗車予約をします。
2. 予約状況に応じてドライバーが手配されます。
3. 予約時に指定した出発地点でドライバーのお迎えをお待ちいただきます。
4. 乗車して目的地へ向かいます。
5. 目的地に到着したら、ドライバーアプリ上で運賃が自動で計算され、キャッシュレスで決済を完了させます。
■一般からのお問い合わせ先:一般社団法人平戸観光協会
TEL︓0950-23-8600 / Mail:raidohirado@hirado-net.com (対応可能時間8:30~17:30)
【補足資料】
Will Smartの公共ライドシェア向けシステム基盤の仕組み
利用者予約システム、運行管理/予約管理システム、ドライバー用アプリ、IoT車載デバイスなどライドシェアの運営に必要な機能を一括で提供。運行管理者、ドライバーならびに乗客の利便性に配慮した設計となっています。
乗客は利用者予約システムから日時と出発地点、到着地点を指定し、乗車予約を行います。運賃は定額制と距離制を選択することが可能で、予約時に支払いを済ませます。ライドシェアで使用する車両にはIoT車載デバイスを搭載しており、デバイスから取得したデータはリアルタイムで運行管理/予約管理システムに蓄積されます。運行管理者は運行管理/予約管理システムでGPSの緯度・経度情報から車両の走行ルートを確認したり、法定外の速度や実車状態での長時間の停車などを把握できるため、ライドシェアの利用において不安視される安全性の確保に役立ちます。
ドライバーは専用のアプリで出発地点と到着地点を確認して乗客を迎えに行きます。アプリには初めて運行業務を行う方にもわかりやすい業務ナビゲーションが搭載されており、実車・降車などのステータス変更や、運賃計算等の機能が含まれています。これにより一般ドライバーでも安心して運行業務を行うことができます。
■株式会社Will Smartとは
Will Smartは顧客企業との対話によって培った経験やノウハウ、最新のソリューションを活用しながら、モビリティ業界のお客さまとの共創による社会課題の解決に取り組んでいます。
サービスとして、デジタルサイネージを活用して交通機関の運行情報等を配信する「総合情報配信サービス」、車両データの収集を行う車載デバイスの提供やカーシェア、レンタカー、EV充電器等の予約システムの提供を行う「モビリティシステムサービス」、交通事業者等の利用データを分析・可視化してEBPM支援につなげる「AI・データサイエンスサービス」、オンプレミスシステムのクラウド化や基幹システムの新規開発を行う「クラウド化支援サービス」を提供しており、これらのサービスを組み合わせることでお客様のニーズや課題に応じたご提案が可能です。
詳しくはWill SmartのWebサイト(https://willsmart.co.jp/)をご覧ください。
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