新しい福利厚生のHQ、20億円のシリーズB資金調達を実施。同時に7つの新プロダクトを発表
加えてオムロン、NTTデータ・スマートソーシング、ニッセイ・キャピタルの3社との戦略的パートナーシップ(※)の検討を開始
株式会社HQ(読み:エイチキュー、本社:東京都港区、代表取締役:坂本祥二)は、シリーズB総額約20億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。
本ラウンドでは、リードインベスターとしてグローバル・ブレインから出資を受けたほか、CVCであるオムロンベンチャーズ、NTTデータ・スマートソーシング、ニッセイ・キャピタルからも出資を受けました。これに伴い、オムロン、NTTデータ・スマートソーシング、ニッセイ・キャピタルとの戦略的パートナーシップ(※)の検討を開始いたします。
同時に、当社が掲げる「EX(Employee Experience、従業員体験)プラットフォーム構想」を実現させるべく、2026年までに7つの新製品をリリースすることをお知らせいたします。
▼【最新版】7つの新製品含むHQシリーズ概要資料
https://hq-hq.co.jp/portal/download/download-1
(※)当ラウンド出資企業およびそのグループ企業との事業面での具体的な連携構想
■ シリーズB 資金調達の概要・目的
【調達金額】20億円
【手法】第三者割当増資
【参加投資家】
新規投資家(リードインベスター):グローバル・ブレイン(グローバル・ブレイン9号投資事業有限責任組合)
新規投資家:MPower Partners、ニッセイ・キャピタル(ニッセイ・ストラテジック1号投資事業有限責任組合)、オムロンベンチャーズ(OVC2 号投資事業有限責任組合)、NTTデータ・スマートソーシング、Eclectic Management
既存投資家:Coral Capital、Spiral Capital
【調達の目的】
このたび調達した資金は、後述する「EX(Employee Experience、従業員体験)プラットフォーム構想」実現のための新規事業開発などに活用してまいります。詳細は下記をご覧ください。
■ 国内大手3社との戦略的パートナーシップ(※)およびAmazonビジネスとの調達における協力
当社が目指す「福利厚生産業の変革」には、販売やデータ連携、物流支援にわたる様々な分野において、影響力のある日本を代表する企業との事業連携・協力が不可欠です。
このたび戦略的パートナーシップの検討を開始したオムロン株式会社、株式会社NTTデータ・スマートソーシング、ニッセイ・キャピタル株式会社の各社は、以下の観点からHQのビジネスを強力にバックアップし、後述の「EX(Employee Experience、従業員体験)プラットフォーム構想」実現に向けて協力してまいります。
オムロン株式会社:データを活用した健康経営と新しい福利厚生の社会実装
株式会社NTTデータスマートソーシング:BPSの人事システム設計における福利厚生ドメインの連携
ニッセイ・キャピタル株式会社:「カフェテリアHQ」をはじめとするHQプロダクトの提供を通じた人的資本経営の推進
Amazonビジネス:次世代福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」(https://hq-hq.co.jp/cafeteria)および開発予定のプロダクトを含む、複数のプロダクトにおける協力
なお、各社との戦略的パートナーシップの詳細につきましては、後日、発表いたします。
※Amazon および Amazon.co.jp は、 Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
オムロン株式会社 執行役員常務 データソリューション事業本部長 兼 イノベーション推進本部長
兼 オムロンベンチャーズ株式会社 取締役 石原 英貴 氏
オムロングループは、健康データおよび日常生活データを活用した疾病予防の啓発と健康増進に取り組んできました。特に近年は、人的資本経営の根幹をなす従業員の心身の健康と充実の側面から、健康経営領域に注力しています。
この度、「福利厚生をコストから投資へ」というHQ社のビジョンと、多様性の時代にふさわしい福利厚生のイノベーションに挑戦するHQ社のリーダーシップに強く共鳴して出資いたしました。
オムロングループが志向するデータを活用した健康経営とHQ社の新しい福利厚生に化学反応をもたらし、両社で共に社会実装してまいります。
株式会社NTTデータ・スマートソーシング 代表取締役社長 和田 泰之 氏
この度は出資の機会を頂き、本当に有難うございます。
当社はNTTデータグループの一員として、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を主たるビジネスとして展開しており、地方に多くの拠点を構え、多様な人材を雇用しています。
坂本社長から「今までにない新しい福利厚生」、「福利厚生をコストから投資へ」を目指すと聞いて、当社にも取り入れたいと思いました。そしてその経験を活かし、HQ社を支援することで、企業の福利厚生サービスの拡充、および価値向上に貢献したいと考えております。
今回、出資の機会を頂けたことが両社の強みを活かし、更なる飛躍につながることを楽しみにしております。
ニッセイ・キャピタル株式会社 代表取締役社長 上田 宏介 氏
この度、HQ社に参画できることを大変嬉しく思います。
人口減少・人手不足が深刻化する中、人的資本経営の重要性はますます高まっています。「福利厚生をコストから投資へ」という同社の理念は、政府や企業の目指すべき方向性とも合致するものです。
当社の提供するサービスは、人的資本経営の促進につながるものと考えており、カフェテリアプランに同社の理念を掛け合わせた「カフェテリアHQ」を高く評価しています。また、同様の理念に基づくさらなる事業展開への期待も踏まえて、今回出資を決定しました。
「カフェテリアHQ」により、福利厚生サービスに新風が吹き込まれることを期待し、そのために我々も全力で支援いたします。
■ 2年間で7つの新製品をリリース
当社は、以下スケジュールにて、2年間で7つの新製品をリリースすることをお知らせいたします。
▼【最新版】7つの新製品含むHQシリーズ概要資料
https://hq-hq.co.jp/portal/download/download-1
これら7つの新製品の開発は、産業変革に向けて当社が掲げた2つの成長戦略
①「EX(Employee Experience、従業員体験)プラットフォーム構想」
②「コンパウンド戦略」
に基づいたものです。
■ 成長戦略 ①:新しい福利厚生としての「EX(Employee Experience、従業員体験)プラットフォーム構想」
HQは2021年の創業から今日まで、「福利厚生をコストから投資へ」をコンセプトに、リモートワーク支援プラットフォーム「リモートHQ」と次世代福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」という2つのプロダクトを開発・提供してまいりました。
▼ 次世代福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」
https://hq-hq.co.jp/cafeteria
▼ リモートワーク支援プラットフォーム「リモートHQ」
https://hq-hq.co.jp/remote
昨今、福利厚生に対するニーズは劇的に変わりつつあります。
日本における福利厚生は特典や娯楽の印象が強い一方、本来は「労働の対価として企業が従業員に提供する『賃金以外の報酬』」を指します。昨今の「労働力不足」や「人生設計の多様化」といった流れのなかで、従業員が本当に必要とする”福利厚生”は、娯楽だけでなく、成長・学びのサポートや、自身の生活と子育て・介護を両立するための支援といった領域にまで拡張しています。
企業がこれらの領域にまで福利厚生を拡張させることは、すなわち「EX(従業員体験)」を向上させることと同義になりつつあります。
【新しい福利厚生としてのEX(Employee Experience、従業員体験)プラットフォーム構想】
当社は、次に挙げる3つのカテゴリーに代表されるような、新しい時代に従業員が本当に求めているEX(従業員体験)を向上させるサービスが必要とされると考えています。
「ライフサポート&ウェルビーイング」:
-
子育て・介護サポートや、寮・社宅制度などのライフサポート
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メンタルヘルスサポートや食堂制度などのウェルビーイング/健康経営領域の支援
-
リモートワーク環境整備などをはじめとするワークスタイル領域の支援 など
「成長とやりがい」:
-
コーチングやラーニング制度などのラーニング/キャリア領域の支援
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社内表彰制度やサンクスカード制度をはじめとするリワード/レコグニション領域の支援 など
「組織文化と繋がり」:
-
コミュニティ管理や部活動をサポートするコミュニティ領域の支援
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理念・ビジョンの浸透やシステムコーチングなどの組織開発領域の支援
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女性活躍やDEI推進をはじめとするエンゲージメント/カルチャー領域の支援 など
HQは、新しい時代のニーズにあわせて、EX(従業員体験)全体を向上させ、「福利厚生をコストから投資へ」を実現するEXプラットフォームへと進化してまいります。
なお、「EX(Employee Experience、従業員体験)プラットフォーム構想の詳細については、後日、詳細を発表いたします。
■ 成長戦略 ②:創業時から戦略の根幹であり続ける「コンパウンド戦略」
「EXプラットフォーム構想」の実現には、技術資産への投資が何よりも重要になると考えています。また、今後2年間で7つの新プロダクトをリリースするためには、現時点でコンパウンド開発の土台が完成していることが必須条件でした。
当社は、2021年の創業当時から「EXプラットフォーム構想」を見据え、コンパウンド開発を前提としたプロダクト開発と、コンパウンド戦略の実現を可能にするエンジニアリングチームの組成を進めてまいりました。
当社は、今後も「EXプラットフォーム構想」の早期実現のためにコンパウンド戦略による爆速開発を進めてまいります。
■ 出資者のコメント
グローバル・ブレイン / General Partner / Founder / CEO 百合本 安彦氏
現在のビジネス環境において企業が競争力を維持・強化していくためには、従業員の成長と幸福を中心に据えた人的資本経営がスタンダードとなりつつあります。
HQの福利厚生サービスは、企業の戦略や個人のライフステージに合わせたカスタマイズ/パーソナライズを可能としており、まさにこの新しい時代における重要な役割を担っています。また、圧倒的に優れたUI/UXが効果的な利用促進を実現しており、従業員が自然にサービスを活用できる環境を提供しています。
私たちは、この革新的なサービスが企業にとって欠かせない未来への投資となり、HQがその先駆者となることを確信しています。
Coral Capital / Founding Partner & CEO James Riney氏
創業以来、弊社はHQのすべてのラウンドに投資してきました。理由は明確です。SmartHRの初期投資家であり、主要株主の一社として、HR市場のデジタル変革を内側から目の当たりにしてきたからです。
また、福利厚生産業は驚くほど旧態依然としており、時代遅れといえます。HQは、多くの利用者にとって真に価値のある福利厚生を提供し、この業界を変革できる最も有力な存在です。
MPower Partners / General Partner キャシー松井氏
MPower Partnersは、テクノロジーを用いて社会課題の解決に取り組む企業が、ESGの視点を戦略に取り入れることによって大きく成長し、持続可能で包括的な社会を実現していくことを支援しています。
この度、HQが掲げる「テクノロジーの力で、自分らしい生き方を支える社会インフラをつくる」というミッションと、従業員一人ひとりに最適化された次世代型福利厚生の提供を通して、多様な働き方を推進する取り組みに共感しました。今後、福利厚生産業の変革を超えて、企業の人的資本経営における一つの解となり得るHQに大きな可能性を感じています。
今回の投資を通じて、HQとともに、企業が人材に戦略的に投資し、従業員の幸せと組織の成長を同時に実現する新しいビジネスモデルを日本中に広げていきたいと考えています。この取り組みが、持続可能でインクルーシブな社会の構築に向けた一助となることを期待しています。
Spiral Capital / General Partner 千葉 貴史氏
前回のシリーズAでの出資に引き続き、今回のシリーズBラウンドでも追加出資させて頂きました。
HQは、祖業であるリモートワーク環境を最適化する「リモートHQ」が大きく成長すると共に、今年4月には福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」をリリースするなど、時代遅れな福利厚生の在り方を刷新すべく本格的なマルチプロダクト展開を開始しております。CEOの坂本さんとは10年来の友人というご縁もあり出資させて頂きましたが、経営者としての凄みが年々増しており、その経営手腕には全幅の信頼を寄せております。坂本さん率いるHQの素晴らしいチームであれば、必ずや日本の人的資本経営の変革を牽引するプラットフォームを創り上げていけると確信しております。
Eclectic Management / Kyle Yuan氏
I am excited to support Sakamoto-san and HQ as they continue their journey to become a leader in the important and large employee benefits market.
■ 株式会社HQ 代表取締役 坂本祥二のコメント
ライフミッションとして、福利厚生産業を必ず変革します!
■ 株式会社HQについて
【株式会社HQ 会社概要】
代表取締役社長:坂本 祥二
住所:東京都港区港南1-9-36 アレア品川13階
設立:2021年3月
事業内容:次世代型福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」、リモートワーク支援プラットフォーム「リモートHQ」の提供
プロダクトサイトURL:https://hq-hq.co.jp/
企業ウェブサイトURL:https://corp.hq-hq.co.jp/
HQオウンドメディア「福利厚生ナビ」:https://hq-hq.co.jp/articles
HQ主催セミナー一覧:https://hq-hq.co.jp/seminar
【社名「HQ」の由来】
社名の「HQ(読み:エイチキュー)」には二つの意味があり、「HQ - Headquarters:本拠地」と「HQ - Humanity Quotient:人間らしい知性」を表しています。そのひとりにとって”本拠地”と感じられるようなサポートを届け、そのひとりの”人間らしい知性”を開花させてゆく。テクノロジーの力で、自分らしい人生を支える社会インフラをつくっていきたいと思います。
【代表取締役プロフィール】
坂本祥二/株式会社HQ 代表取締役
2021年、コロナをきっかけに株式会社HQを創業し「社会課題の解決×企業価値最大化」をテーマに経営。
創業前は障害者向け就労支援事業や教育事業等を展開するLITALICOにて取締役CFOとして、IPO、コーポレート部門、新規事業等を担う。
【採用情報】
株式会社HQは、「福利厚生をコストから投資へ」をビジョンに掲げ、「福利厚生産業の変革」を目指しており、創業期を切り拓く仲間を募集しています。
2021年3月に創業し、同年11月に初のサービスとしてリモートワーク特化型福利厚生「リモートHQ」をローンチしました。2022年4月には、初の外部資金調達も実施、2022年11月にシリーズA資金調達7億円も発表しました。そして2024年4月、満を持して、次世代福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」をローンチし、総合福利厚生スタートアップへと進化しました。
今こそ、日本の働き方、そしてかけがえのない個人一人ひとりを支える社会システムに、変革を仕掛けるタイミングだと感じています。
私たちの目指す挑戦は、長期にわたる壮大なものです。社会を変えていくために、素晴らしい人財の参画が何より大切です。
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▼採用ページ
https://hq-hq.notion.site/HQ-86583c6f1a2449b9b3f79cf4dd31e9cf
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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社HQ 広報担当 平川
メール:pr@hq-hq.co.jp
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