男性30~60代で更年期症状を自覚している人は半数以下/~理解・話題化には消極的?~男性更年期に関する調査

解決したい悩みがある一方で、話題化には積極的ではない模様。

総合マーケティングリサーチ会社の日本インフォメーション株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:斎藤啓太)は、インターネットリサーチで全国の30~69歳 男性 922名を対象に、「男性更年期に関する調査」を実施いたしました。調査期間は2025年2月18日~2月19日です。


調査結果から得られたファインディングス

1.自分は男性更年期にあてはまらないと考える男性が51.6%と半数以上。

全体で「あてはまる(T2B)」27.1%、「あてはまらない(B2B)」51.6%。「あてはまらない(B2B) 」との回答が最も多いのは30代後半だが、調査上で最年長である60代でも51.6%と半数以上があてはまらないと回答。


2.解決したい意向が特に高い悩みは、「頭痛」「夜間頻尿」「尿漏れ」が上位3つに挙げられた。

「お金や時間をかけて解決したい」との悩みは「頭痛」43.9%、「尿漏れ」38.3%。全体的に、メンタルの悩みよりも「身体」の悩みへの解決意向が高い傾向。

3.「男性更年期」について「抵抗なく話せる」は13.2%に留まる一方、「話したくない(B2B)」は28.8%と約3割。

話題化に抵抗がある理由としては 「何となく」28.1%が最も多い。具体的な理由として、「一般的に話す内容ではない」18.2%、「恥ずかしい」15.8%といった情緒的な理由も一定数あがるが、「今のところ更年期に関する悩みがない」25.0%、「話しても解決しない・意味がない」20.6%などの合理的な理由が上位となった。

※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。資料をご希望の方は以下のリンクよりお気軽にお問い合わせください。

主な調査結果

①自分は男性更年期だと思うか

全体で、「あてはまる(T2B)」27.1%、「あてはまらない(B2B)」51.6%。自分は男性更年期にあてはまらないと考える男性が半数以上。

「あてはまる(T2B)」が最も多いのは50代で38.7%ですが、各年代とも2-4割と半数は超えていません。一方、「あてはまらない(B2B)」との回答が最も多いのは30代後半、本調査上の最年長である60代でも半数以上の51.6%があてはまらないと回答しています。「どちらともいえない」は、50代が25.2%と最も多くなっています。

②男性更年期の症状

最も多い更年期の症状としては「疲れやすい」52.0%、次点に「トイレが近くなる」46.0%、「視力の低下」「肩こり・腰痛」40.8%と続く。40代後半から身体・メンタルとも全体的に数値が高くなる傾向にある。

年代別にて、全体と比較して15pts以上高い悩みは「老眼」「筋力の低下」「精力の低下」「記憶力の低下」であり、50・60代に集中しています。「老眼」は50代 66.7%(全体より+29.1pts)、60代58.3%(+20.7pts)、「筋力の低下」55.6%(+21.6pts)などです。30代は全体と比較して低い傾向にあるものの、30代後半にて、「気分が落ち込む・不安になりやすい」38.5%(+7.3pts)、「イライラしやすい」43.6%(+6.4pts)などメンタル上の悩みがやや高くなっています。

③男性更年期の解決意向

解決したい意向が特に高い悩みは、「頭痛」「夜間頻尿」「尿漏れ」が上位3つに挙げられた。(解決したい計…「お金や時間をかける」「病院に行く」「市販の商品やサービスを使う」の合計値。n=30未満の参考値除く)

「お金や時間をかけて解決したい」との悩みは「頭痛」43.9%、「尿漏れ」38.3%、「薄毛」37.5%でそれぞれ4割でした。また、「病院に行って解決したい」では、「夜間頻尿」24.6%、「関節痛」24.3%が2割を超えました。全体的に、メンタルの悩みよりも「身体」の悩みへの解決意向が高い傾向です。

④男性更年期の話題化への抵抗感

「抵抗なく話せる」は13.2%に留まる一方、「話したくない(B2B)」は28.8%と約3割にのぼる。「話したくない(B2B)」は30代後半で37.1%と最も多いが、年齢が上がるにつれて減少している。

「話す相手による」は各年齢にて3-4割と最も多い回答となっています。「聞かれたら答える・話の流れで話す」との回答も2-3割となっていますが、総じて積極的に話題化する意向はない模様です。

⑤話題化に抵抗がある理由

「何となく」28.1%が最も多い。具体的な理由としては、「今のところ更年期に関する悩みがない」等の合理的な理由が上位にあがる。

「一般的に話す内容ではない」18.2%、「恥ずかしい」15.8%といった情緒的な理由も一定数あがるものの、「今のところ更年期に関する悩みがない」25.0%、「話しても解決しない・意味がない」20.6%などの合理的な理由が上位となりました。

更年期を自覚している人は半数以下で、話題化することに抵抗がある人が3割という結果から、男性にとっての更年期はまだ広く周知されておらず、タブーな印象を持たれている問題であることがわかりました。更年期に対する理解が進み、相談しやすい環境をつくることで、男性も女性も今よりもっと過ごしやすい社会になるのではないかと考えます。

以上、~理解・話題化には消極的?~男性更年期に関する調査を抜粋してお伝えしました。

その他にも、「男性更年期症状を解決したいと思ったきっかけ」や「解決したくない理由」「男性更年期に関する情報収集源」についてもアンケートで聴取しています。

資料をご希望の方は以下のリンクよりお気軽にお問い合わせください。

調査概要

調査地域:日本全国

調査対象:30~69歳 男性

調査実施期間:2024年2月18日~2月19日

調査手法:インターネットリサーチ

サンプルサイズ:有効回収計 922サンプル

レポートの著作権は、日本インフォメーション株式会社が保有します。

内容を転載・引用する場合には、「日本インフォメーション(株)調べ」と明記してご利用ください。

また、引用元として、下記リンクを記載いただきますようお願いいたします。

https://www.n-info.co.jp/report/0073

会社概要

会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10JRE銀座三丁目ビル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/

事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区銀座3-15-10 JRE銀座三丁目ビル4F
電話番号
03-3542-9441
代表者名
斎藤啓太
上場
未上場
資本金
5500万円
設立
1969年12月