CIC Fukuoka、福岡県・福岡市と業務連携に関する締結式を実施
~ 4 月 24 日の正式開設に向け、地域との共創体制を強化 ~
Cambridge Innovation Center( 本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市、創業者兼 CEO : ティム・ロウ、以下 CIC )は、本日 2025 年 4 月 21 日に CIC Fukuoka (福岡市中央区)において、米国・ボストンを本拠地とし、世界 9 ヵ国でイノベーションセンターを展開するCIC(ケンブリッジ・イノベーション・センター)の 10 拠点目となる「 CIC Fukuoka 」の正式開設( 4 月24 日)に先立ち、本日、福岡県および福岡市との間で、それぞれ業務連携に関する締結式を執り行いました。

本締結は、福岡地域におけるスタートアップ・エコシステムのさらなる発展を目指し、行政と CIC Fukuoka が連携して取り組む体制を整えることを目的としています。
締結式には、福岡県服部誠太郎知事、福岡市高島宗一郎市長をはじめ、CIC Fukuoka の九州初上陸の立役者である ONE FUKUOKA BLDG.を運営する西日本鉄道株式会社の林田浩一社長、CIC 創業者兼 CEO ティム・ロウ、CIC Japan 会長 梅澤高明が出席し、今後の連携内容や地域との協働に向けた意気込みが共有されました。
CIC Fukuoka は、スタートアップ、研究機関、大学、行政、企業など多様なプレイヤーが集うハブとして、世界と福岡をつなぐ新たな拠点となることを目指しています。今後も、地域の皆さまとともに、グローバル視点でのイノベーション創出に貢献してまいります。
福岡県と CIC Japan による連携協定締結式

【福岡県知事:服部 誠太郎様よりコメント】
CIC の皆さま、ようこそ福岡にいらっしゃいました。心から歓迎いたします。新たな福岡のランドマークになる ONE FUKUOKA BLDG. において、CIC Japan 様と福岡県との連携協定を組めたこと、大変嬉しく感じていると同時に、未来に向けて大きな希望を膨らませております。CIC の皆さんの力をいただきながら、福岡の地で素晴らしいスタートアップを更に生み出し、育てていきたいと考えています。この度、福岡県としてとして初めてのスタートアップ育成拠点であるグローバルコネクト福岡をオープンします。この取り組みを通して、CIC Japan 様と共に、新たな価値を生む機会になることを心から期待しております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
【 CIC Japan 会長:梅澤 高明氏よりコメント】
福岡県の皆様、このような素敵な機会をつくってくださり誠に有難うございます。福岡という都市は非常に魅力的な場所です。我々にとって進出しなくてはならない場所の 1 つであると考えていました。その理由は 4 つあります。1 つ目が、福岡の有する幅広い産業基盤の存在です。福岡県には、製造業、素材産業、先端産業、農林水産業といったほぼすべての産業がそろっています。2 つ目に、産業を支えるアカデミアの層が大変厚い点です。いくつもの日本をリードする研究室をもっているのが福岡であると考えています。3 つ目に、既にディープテック分野で様々なスタートアップが活躍している点です。最後に、スタートアップ投資について国内外で認知をとれている福岡市があることです。以上の点から、福岡は絶対に外せない場所であると考えております。これからの福岡県の成長に非常にわくわくしています。福岡が中心となり、世界の市場を視野に入れて活躍していくために、様々な場所でご一緒にお取組みする機会があるかと思いますが、今後とも何卒よろしくお願いします。
【 CIC 創業者兼 CEO :ティム・ロウ氏よりコメント】
この度はお忙しい中、連携締結式にお越しくださり誠に有難うございます。また、福岡県と連携を締結できたこと、心より光栄に思います。福岡県はモノ造りの県として、自動車やロボティクス、環境エネルギーという分野で大変優れた技術を持っています。福岡県が持っている素晴らしい技術に、更にイノベーションが起こり、世界に飛び立っていけるよう、CICが後押ししていける場所にしていきたいと考えております。今回作成した CIC Fukuoka のマグカップは福岡の伝統的な技術を活用して制作しました。伝統的な技術をこのイノベーションの場に融合できたこと、大変嬉しく感じております。CIC はこれからも、福岡県とともに世界につながるイノベーションの拠点づくりに貢献してまいります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
【マグカップ制作にご協力:早川 英民様よりコメント】
福岡県と CIC の皆さまとともにこのような機会に携われたこと、本当に嬉しく感じております。今回制作するにあたり、様々な企業の皆さまが 1 つの円としてつながり、新しいものを生み出してほしいという意味を込めて”丸”をテーマに制作いたしました。
福岡市と CIC Japan による連携協定締結式

【福岡市長:高島 宗一郎様よりコメント】
福岡市がスタートアップの支援を始めてから 12 年という月日が経ちました。当時、「リスクをとって挑戦する方々が尊敬される社会を創ること」「これからの時代を自分たちの手で作っていくこと」「大きな夢をかなえられる場所にしていくこと」といった目的がありました。そんな目的を達成させるために、「当たり前に対して疑問をもつ」といった考えのもと、スタートアップをテーマにした国家戦略特区の規制緩和に注力していきました。まだここにない新しいテクノロジーを駆使してビジネスを起こしていくために、以前の法制度を突破し、新たなマーケットを作り出していくといった取り組みを行ってまいりました。 ONE FUKUOKA BLDG. が開業する、記念すべき週に CIC の皆さん一緒にスタートアップを更に次のステージに向かって進んでいけることを、本当に誇りに思います。今回の締結により福岡市の海外拠点が12カ国・地域、17の拠点に拡大いたしました。更にグローバルが加速していくことに期待しております。主人公はスタートアップです。この地から事例となるようなたくさんのスタートアップが生まれることを楽しみにしております。
【 CIC 創業者兼 CEO:ティム・ロウ氏よりコメント】
私は CIC の設立以来、世界中のイノベーター、投資家、企業、アカデミアが高密度に集うコミュニティがイノベーションに欠かせないと考えてきました。今回、新たに福岡市という地に 10 拠点目を創れたことを大変嬉しく感じております。福岡市は高島市長のリーダーシップのもと、長年にわたるスタートアップ支援により、日本でも有数のエコシステムを有する都市として成長しています。福岡市のスタートアップには、私たちの持っている世界の拠点やネットワークを活用し、世界に羽ばたいていってほしいと考えております。また、福岡市の皆さまとともに、この都市のスタートアップエコシステムを発展させていけるよう、取り組んでまいります。
【ご入居企業: Tensor Energy 株式会社 代表取締役 堀ナナ様よりコメント】
太陽光発電や蓄電池といった発電所に向けたクラウドソリューションを提供している中で、ようやくプロダクトが完成いたしました。そんな、社会実装が始まったこの段階で、 CIC に入居させていただいた機会を活かして、より多方面での事業連携を国内のみならず、国外も視野に入れて取り組んでいきたいと考えております。
CIC とは
CIC は、起業家やスタートアップ企業の成長を支援するイノベーション・キャンパスの運営を行うグローバルリーダーです。1999 年に米国マサチューセッツ州・ケンブリッジ・ケンダル・スクエアに初めて設立された同社は、現在、米国、欧州、アジアにおいて合計 9 万平米以上の共有ワークスペース、ウェットラボ、イベントスペースを運営しています。世界各地の CIC では、スタートアップの成長に資する最高の環境を提供することを通じて、各地域の課題を解決しようとする起業家から、グローバルレベルの課題に取り組む起業家まで、営利/非営利の分類を問わず、累計 1 万社以上の多様なスタートアップの事業成長に貢献しています。
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