約半世紀の時を経て、陶芸家 會田雄亮のミッドセンチュリーな名作食器が復刻
日本を代表する陶芸家の名作を復刻、11月28日(木)発売開始。
陶磁器メーカーのニッコー株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:三谷明子、以下ニッコー)は1970年代に陶芸家 會田雄亮によってデザインされた「會田雄亮 Oval Whiteシリーズ」をNIKKO FINE BONE CHINAで復刻し、ニッコー公式オンラインショップ及び直営店「NIKKO SHOWROOM / STORE」「LOST AND FOUND TOKYO STORE」(渋谷区富ヶ谷)にて発売いたします。
昭和の海外輸出向け食器を、現代のライフスタイルに合わせてサステナブルでより白く美しい素材でアップデート
ニッコー株式会社の「Oval White」シリーズは、陶芸家・會田雄亮(あいだ ゆうすけ)によって1970年代にデザインされた、ミッドセンチュリー期を象徴する器です。會田雄亮は、陶芸作品から環境造形まで、自然との調和を大切にした創作活動を続け、その高い技術と完成度は国内外で高く評価されています。のびやかな造形と華やかな存在感を持つこのシリーズは、暮らしの中で親しまれてきました。発売当初は硬質陶器素材を使用し、海外向け輸出用として製造されていました。その後、日本の家庭でも使いやすいサイズに調整し、国内向けに展開。
そして今回、さらに素材を刷新。サステナブルで美しい白さを誇る「NIKKO FINE BONE CHINA(ニッコーファインボーンチャイナ)」を使用し、新たな魅力を加えて復刻しました。
伝統を受け継ぎながら、現代のライフスタイルに寄り添う「Oval White」シリーズです。
商品ラインナップ
【會田雄亮 Oval Whiteシリーズ】
◾︎ 16.5cmプレート/¥2,420、19cm プレート/¥2,750、23cmプレート/¥4,290
◾︎ 11.5cmボール/¥2,090、15.5cmボール/¥2,750、19.5cmボール/¥3,850
◾︎ 23cmオーバルトレー/¥4,180
◾︎ ポット(700cc)/ ¥11,000
◾︎ シュガー(140cc)/ ¥ 4,180
◾︎ クリーマー(130cc)/ ¥3,520
◾︎ カップ&ソーサー/¥4,400 ※価格は税込価格です
名作へのリスペクトを込めて、時代を超えて当時の器の美しいラインを再現
山梨県にある會田雄亮の「忍野窯」にはポットやプレートの原型が残っており、試作品を石膏等で何度も型をつくり、実際にラインや形状を確かめながらひとつひとつデザインしたといわれています。
會田雄亮の自然と対話するような器のゆるやかな美しいラインを再現するために、今回の復刻では石膏の鋳型で成形する「鋳込み」という製法ですべてのアイテムを製造しました。
LOST AND FOUNDオンラインストアJOURNALでは會田さんに師事した福川成一さんのお話を公開。
小林和人の窯元探訪 〜陶芸家・會田雄亮に師事した福川成一さんを訪ねて〜
テーブルの上を効率よく使用できるオーバル皿
トップシェフに支持され、肥料にリサイクルもできるNIKKO FINE BONE CHINA(ニッコーファインボーンチャイナ)
ニッコーのボーンチャイナ製食器(NIKKO FINE BONE CHINA)は、純白で美しく、ホテルやレストランでヘビーにお使いいただくことに耐えられる強度をもつことから、日本国内にとどまらず、世界中のプロフェッショナルから多くの支持を受けています。
さらにNIKKO FINE BONE CHINAに多く含まれる「リン酸三カルシウム」を肥料にリサイクルする技術を確立し2022年3月11日に捨てられるNIKKO FINE BONE CHINA製(ニッコーファインボーンチャイナ製)の食器をリサイクルした肥料「BONEARTH(ボナース)」の開発・販売を発表しました。
現在、全国各地の農家さんで肥料としてご使用いただいたり、BONEARTHを使って育てた野菜やお米をレストランで食材としてご採用をいただくなど、徐々に取り組みの輪が広がっています。
サーキュラー型のビジネスモデルにあったサステナブルな素材でアップデートし、會田雄亮の名作を伝えていきます。
捨てられる食器をリサイクルしたサステナブルな肥料「BONEARTH(ボナース)」についてはこちら
https://www.table-source.jp/nikko-circular-lab/bonearth/
會田雄亮(あいだゆうすけ)プロフィール
陶芸家。造園系彫刻家・環境デザイン造形作家。
1931年東京生まれ。千葉大学都市計画卒業後、宮之原謙に師事され陶芸の道へ。37歳でイタリア/ファエンツァ国際陶芸コンペで金賞を受賞。その後、技術と作品の高い完成度を評価され海外をベースに精力的活動を続け、日本でも数々の個展を開催。1993年にはデザイン功労賞を受賞。東北芸術工科大学名誉教授も務める。2015年逝去。
會田雄亮は陶芸技法のなかでも非常に難しい、2種類以上の色土を重ね合わせ断面に出来る模様をそのまま器に形成する「練上(練り込み)」という技法で日本を代表する陶芸作家です。
さらに會田雄亮は、京王プラザホテルの陶壁、「陶と水と庭」や、山形駅西口霞城セントラル広場モニュメント 「虹の防人」などの数多くの環境造形も手がけました。練り込みの技法にこだわりつつ、常に陶土の可塑性を追求しテーブルの世界から人間の生活空間へ焼き物の領域を広げ、従来の陶芸の範疇におさまらない作品を残しています。
取り扱い店鋪
ニッコー公式オンラインショップ https://www.nikko-tabletop.jp/
LOST AND FOUNDオンラインストア https://lost-found-store.jp/
NIKKO SHOWROOM・STORE/LOST AND FOUND TOKYO STORE
〒151-0063 東京都渋谷区富ケ谷1丁目15-12
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日
TEL:03-5454-8925
ニッコー株式会社について
1908年に創業した陶磁器ブランド。ホテルやレストランなど高品質や耐久性を求められるプロフェッショナルな方々に、長きにわたりご愛用いただいています。⽯川県の⾃社⼯場で、原料から最終製品まで一貫生産を行い、次の100年も持続可能なものづくりを続けるため、リニア型の大量生産から、資源を循環させ廃棄物を削減するサーキュラー型のビジネスモデルへの転換を目指しています。その⼀つとして、⾷器が廃棄されることなく循環する社会の実現のため、ボーンチャイナを肥料にリサイクルする技術を確⽴。レストランや農家、消費者と連携して「食」を支える循環型社会の実現に取り組んでいます。
ニッコー株式会社コーポレートサイト https://www.nikko-company.co.jp/
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