6月上旬の2014卒就活状況調査レポートと就活生が詠んだ“就活川柳”発表
~2014年卒『就職活動モニター調査』(2013年6月発行)より~
1. 6月1日現在の内定状況
6月1日現在の学生モニターの内定率は67.1%。先月調査(5月1日現在)よりも14.1ポイント伸び、前年同時期より4.8ポイント高い水準でした。内定取得学生のうち就職先を決めて就職活動を終了したのは74.2%。モニター全体を分母にしてみると、49.8%となります。また一方で、「内定を得たが就職活動を継続」と「内定なし」を足し合わせた「就活継続者」は、46.5%となり、この6月でちょうど折り返し地点を迎えたと言えます。(図表1参照)
2.就職決定企業を決めた背景
就職先を決めた背景を見てみると、「早い時期の内定で、自分を高く評価してくれたと感じた」に「あてはまる」と回答した人が半数近く、46.6%にのぼりました。早く内定を出すことが、企業にとって優位に働いている、とも言えそうです。また、「その企業以上に入りたい企業の選考が残っていないため」も、「あてはまる」が4割を超え、妥協的な学生も多い結果となりました。(図表2参照)
3.就職活動継続者の今後の見通し
内定者も含め、就職活動を継続している学生(モニター全体の46.5%)に、選考中およびこれから受験する予定の企業(持ち駒)の数を聞いたところ、平均して3.2社と先月調査(5.0社)より1.8社減っており、また前年同期(3.4社)と比べても0.2社少ない結果でした。
「持ち駒を増やす必要性」については、「強く感じる」28.4%、「やや感じる」26.8%で、両者をあわせて過半数(55.2%)が持ち駒を増やす必要性を感じていると回答しました。(図表3参照)
4.理系学生の推薦申し込み状況
理系学生に、学校推薦への申し込み状況を尋ねたところ、「申し込んだ」との回答は全体の23.1%でした。修士学生に限っても34.0%と3人に1人の割合に過ぎず、学部生では10.8%と1割程度にとどまっています。学生モニターは就職活動に積極的であることを差し引いても、推薦制度の利用度合は決して高くはなく、自由応募が主流と言えそうです。(図表4参照)
5.就活川柳
就職活動で感じたことを、川柳に詠んでもらいました。全686作品が寄せられた中から、ユーモアや風刺の効いた一例を紹介します。(別紙参照)
《調査概要》
調査対象 : 2014年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
回答数 : 1,287人(文系男子435人、文系女子356人、理系男子351人、理系女子145人)
調査方法 : インターネット調査法
調査期間 : 2013年6月1日~5日
サンプリング : 日経就職ナビ2014 就職活動モニター
「日経就職ナビ 就職活動モニター調査」は、株式会社日経HRと株式会社ディスコが大学生の就職活動状況を調査することを目的として実施しています。
日経就職ナビは日本経済新聞社が主管し、株式会社日経HRが企画・管理を担当し、株式会社ディスコが運営事務局を務めています。
<本リリースに関するお問合せ先>
株式会社ディスコ 社長室 広報担当
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