北海道スペースポートを運営するSPACE COTAN|JAXAロケットの打上げを支援するコスモテックから出向受け入れ
ロケット・射場開発、設備メンテナンス・運用業務に協力
コスモテックは、JAXA種子島宇宙センターでH3ロケットに代表される日本の基幹ロケットの打上げ支援業務に携わっています。
出向者2名は、ロケット開発の支援や試験設備のメンテナンス、運用の経験があり、HOSPOに関わる取り組みに知見を活かしていただきます。
また、コスモテックは大樹町経済センター内のコワーキングスペースにサテライトオフィスを開設し、出向社員を配置します。
今回のサテライトオフィスを開設により、航空宇宙関連の10の民間企業、大学、団体が拠点設置やビジネスなどで大樹町に進出することとなりました。
大樹町とSPACE COTANは、引き続き多くの企業、団体との連携を通じて、宇宙港を中心に関連産業が集積する「宇宙版シリコンバレー」の実現と、宇宙産業による地域活性化を推進します。
ロケット打上げ関連設備の保守運用サービスに実績
コスモテックは1975年の設立以来、JAXAの各宇宙センターにおける試験設備のメンテナンスや運用を行っています。種子島宇宙センターではロケット打上げ関連設備や電力、空調、給水設備の運用のほか、機能維持、管理サービスを担っています。また、宮城県の角田宇宙センターではロケットエンジンの研究開発支援を行っています。
民間宇宙開発が活発化する中、社員出向をきっかけに民間のロケット打上げに関わる自社の技術力を向上させ、有する知見によってHOSPOの取り組みに協力いただきます。
コメント
株式会社 コスモテック 代表取締役社長 古家 哲也
創業の理念は、日本の宇宙開発の発展とその利用に寄与することです。宇宙産業の主導役が政府から民間へシフトしつつあり、大手のみならずスタートアップ企業の挑戦も目立ってきている中、より技術力を高めていき、社員の出向をきっかけに宇宙産業の発展と、大樹町が進めている「宇宙のまちづくり」そして「宇宙版シリコンバレー」の実現に貢献していきます。
大樹町長 黒川 豊
株式会社 コスモテック様に、当町とともにHOSPOプロジェクトを進めるSPACE COTANに社員を出向いただき、「宇宙のまちづくり」そして「宇宙版シリコンバレー」の実現に向け、より弾みがつくことと大変心強く感じております。今後も同社同様、航空宇宙の取り組みを進められる企業様とともに、宇宙版シリコンバレーの創出に向け取り組みを進めてまいります。
SPACE COTAN株式会社 代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲
ロケット発射場の整備や維持管理に長年携わり、豊富な知見をお持ちの株式会社 コスモテック様より社員を出向いただき、今後のHOSPO整備拡充に向け、大変心強く感じております。HOSPOを中核とした宇宙版シリコンバレーの創出を通じ、北海道の地域活性化へ貢献すべく、今後も多くの企業や団体の皆様との連携の輪を広げてまいります。
会社・団体概要
株式会社 コスモテック
代表 :代表取締役社長 古家 哲也(ふるいえ てつや)
所在地 :東京都千代田区岩本町2丁目4番3号 太陽生命神田ビル4階
事業概要:コスモテックは1975年の設立以来、日本の宇宙開発をサポートする企業として種子島宇宙センターをはじめ、JAXA殿の各宇宙センターにおける各種設備保全運用業務を主たる事業として展開してまいりました。各宇宙センターのメンテナンスや打上支援での経験を活かし、北海道スペースポートの射場整備に貢献していきます。
WEB :https://www.cosmotec-hp.jp/
北海道大樹町
代表 :町長 黒川 豊(くろかわ ゆたか)
所在地 :北海道広尾郡大樹町東本通33番地
事業概要:人口5,400人の一次産業が基幹産業の町。昭和59年の北海道大規模航空宇宙産業基地構想で航空宇宙基地の適地とされ、以降40年近くにわたり宇宙のまちづくりを推進し、HOSPOを本格稼働。北海道スペースポートを核とした宇宙版シリコンバレーの形成を目指します。
WEB :https://www.town.taiki.hokkaido.jp/
SPACE COTAN株式会社
代表者 :代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲(おだぎり よしのり)
所在地 :北海道広尾郡大樹町西本通98
事業概要:大樹町からの委任に基づくHOSPOプロジェクトの推進業務全般(スペースポートの管理運営、整備資金調達支援、射場設計、国の認定取得、国内外顧客開拓、PR活動等)を実施しています。
WEB :https://hokkaidospaceport.com/
北海道スペースポート(HOSPO)とは
HOSPOは、2021年4月に大樹町で本格稼働した民間にひらかれた商業宇宙港です。大樹町はロケットを打上げる東と南方向に海が広がり、広大な土地によるロケット発射場の拡張性の高さ等の地理的優位性があることから、世界トップクラスの宇宙港の適地と言われ、約40年前から航空宇宙産業の誘致を進めてきました。
「北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」というビジョン実現に向けて、ロケットやスペースプレーンの発射場・実験場を整え、世界の宇宙ビジネスを支えるインフラとして、ロケット開発や宇宙産業の発展に貢献します。また、宇宙産業を核とした地方創生、ビジネス創出を目指します。
現在は新たな人工衛星用ロケット発射場LC-1と滑走路延伸工事を進めており、整備資金の一部は企業版ふるさと納税制度を活用しています。地域特性を活かした地方創生の取り組みで人口減少に歯止めがかかっていることなどが評価され、大樹町は2022年度の企業版ふるさと納税制度の内閣府特命大臣表彰を受けました。
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