帽子内の温度上昇を4℃抑える「遮熱通学帽子」を発売。横浜国立大学教授 薩本弥生氏と共同開発
小中学生の3割が通学中に熱中症や体調不良になったことがあると回答
開発背景
異常な暑さを感じる日が増えた近年、猛暑日(最高気温35℃以上)の日数が年々増加しています。現在小中学生のお子様をお持ちの親御さんが小中学生の頃(30年前、1994年と仮定)は東京都の猛暑日が6日間だったのに対して、昨年2023年は22日間となりました。親御さんが小中学生だった頃に比べて暑い日が多くなっています。(参考:気象庁のデータhttps://www.jma.go.jp/)
熱中症の恐れから水泳授業や屋外での授業が中止になったり、冷房設備の無い学校では対応に苦慮したりと授業にも影響を及ぼしています。小中学生は多くが徒歩で通学、所要時間も長い場合は30分から1時間のお子様もいます。2023年には下校中の女子中学生が熱中症で亡くなるという痛ましい事故もありました。
今回実施した、通学時の熱中症に対する意識調査で「小学生のお子様は、通学中に、帽子をかぶっていますか?」という問いには、94.7%が通年被っている、または夏場のみ被っていると回答。この結果を受け、通学時にほとんどの小学生が被る通学帽子に対して熱中症対策の工夫をすることが有効ではないかと考えました。学校生活を支えるメーカーとして、お子様の安全を守るために、夏向けの「遮熱通学帽子」を横浜国立大学教授 薩本弥生氏と共同で開発しました。
アンケート調査
タイトル:通学時の熱中症に対する意識調査
調査方法:インターネット調査(QIQMO)
地域:全国
人数:202人
30代・40代(小学生または中学生のお子さんがいる方)
期間:2024年4月22日~24日
1.お子様の夏場暑い中での通学に不安を感じたことがある人が67.3%ということが分かった。お子様に対する熱中症対策に興味関心が高くなっていると推測。
2.通学中に熱中症・体調不良になったことがあるお子様が37.6%と、3分の1以上いることが分かった。近年の猛暑の中での通学を、少しでも体に負担のかからないようにする工夫が必要だといえる。
「遮熱通学帽子」特徴
■前後の換気孔
歩行時、前方の換気孔から後方の換気孔へと空気が抜けていく構造を備えている。換気孔の開口部は開き具合や形状を自由に変えられるプラスチック製コードを内蔵。(洗濯可)
■内部の二重構造
内部を二重構造にすることで、頭と帽子の間に空間ができ、空気の通り道を作ることで換気性能を確保。さらに、頭と接する内側の面はメッシュ素材を使用し、汗をかきやすい頭部を快適な状態に保つ。
■紫外線97%カット
紫外線UV-B波、肌へのダメージが高いUV-A波に対して遮蔽性能の高い機能素材、セーレン「SUNVEIL」を使用。
屋外での帽子内温度の経時変化
一般的に広く使われている黄色い通学帽子と「遮熱通学帽子」の推定周辺平均温度を比較したところ、最大で-4℃も推定周辺平均温度上昇を抑える効果があると分かりました。
前後の換気孔による換気性能の良さ、二重構造による汗などの蒸れを抑える透湿性、太陽光の反射率が高い白を採用したことによる効果と考えられます。
共同開発者
薩本 弥生(さつもと やよい)
横浜国立大学教育学部教授・博士(被服環境学)
着衣の熱水分移動特性、着衣の運動機能性に関する研究に従事。
今回は、物性試験、被験者試験など実証実験のほか、形状に関するアドバイス等、
開発から検証まで協力。
商品概要
品 番:101311
商品名:遮熱通学帽子
価 格:3,850円(税込小売希望価格)
サイズ:S(頭囲49~51cm) / M(頭囲52~54cm) / L(頭囲55~57cm) / LL(頭囲58~60cm)
素 材:ポリエステル100%
仕 様:あごゴムつき/氏名ネームつき
生産国:中国
販売ページ:フットマーク公式オンラインショップ https://www.ukiuki.jp/SHOP/101311.html
楽天公式オンラインショップ https://item.rakuten.co.jp/ukiukiya/101311/
会社概要
会社名 : フットマーク株式会社
所在地 : 東京都墨田区緑2-7-12
設立 : 1950年4月28日(創業1946年)
代表者 : 代表取締役社長 三瓶 芳
資本金 : 8,500万円
事業内容: 水泳用品・介護用品・健康スポーツインナーの企画、製造、販売
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