住友重機械グループの新たなイノベーションの拠点「技術研究・創発棟 Cs’-Lab+」が完成
~開所式を開催し、新たな価値を生み出す創発の場としての発展を目指す~
住友重機械工業株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:下村真司、以下「当社」)が、横須賀製造所内に建設していた新たなイノベーションの拠点「技術研究・創発棟 Cs’‐Lab+(読み方:シーズラボ、以下「当施設」)」が完成し、2025年4月21日に開所式を執り行いました。

当社の研究開発部門である「技術研究所」は、2001年以降、横須賀製造所を主力の拠点として当社グループ商品の基盤・要素技術開発を行っています。このたび、将来に向けたさらなる研究開発の強化を目的に当施設を新設し、研究員の執務スペースやIoT/AI/データサイエンス、自動/自律化、脱炭素および二酸化炭素利用・貯蔵技術分野といったさまざまな分野の研究・実験設備を大幅に整備・拡張しました。また、横須賀製造所共管部門(人事・総務など製造所の管理部門、ICT本部)も入居します。
「創発する空間」をコンセプトにした当施設には、当社の各セグメント・事業部門・グループ会社、そしてお客様とのコミュニケーションスペースを多数設けました。当社のパーパス「こだわりの心と、共に先を見据える力で、人と社会を優しさで満たします」のもと、多様な人々が相互に影響し合いながら、さまざまな技術の創出を目指します。
【施設概要】

施設名称 |
技術研究・創発棟 Cs’‐Lab+(読み方:シーズラボ) |
所在地 |
神奈川県横須賀市夏島町19番地 |
建屋面積 |
4,100 m2 |
延べ床面積 |
19,600 m2 |
階数 |
地上6階建(屋上施設含む) |
竣工 |
2025年3月末 |
収容人員 |
約700名 |
基本設計 |
株式会社日総建 |
設計・施工 |
清水建設株式会社 |
【当施設の名称に込めた想い】
「創発」とは、部分同士の相互作用で全体として新たな価値を生み出すことを意図しています。「Cs’-Lab+」の「Cs’」はChoose、Connect、Createの“3つのC”に由来します。「選べる働きやすい環境」「つながりの場」「新たな価値の創出」を象徴すると同時に、商品やサービス開発の素となる当社グループの技術のシーズ(seeds)という意味も込めています。また、「Lab+」の「+」は、研究機能(Lab)に留まらず、創発を支えるコミュニケーションスペースやギャラリー、食堂といったさまざまな施設機能などを表現しています。
当施設は、環境負荷の軽減や省エネにも配慮し、多様な人材が活躍できる環境により「創発」を支え、個人・会社・社会の好循環な発展を目指しています。
【当施設の特徴】
■技術紹介ギャラリー
1階エントランスには、当社グループの主力製品およびそれに紐づく技術研究所発の技術を紹介するギャラリーを設けました。ご来所いただいた方に当社グループ、そして技術研究所の取り組みを広く理解していただくと同時に、創発のきっかけを提供します。


■多様なコミュニケーションスペース
仕事や休憩にも活用できる食堂「SumiCafe」(スミカフェ)、大規模なイベントやレクリエーションに最適な「イベントホール」、日頃の業務やコミュニケーションも促進するレセプションホール「カタリストパーク」などの「場」を多く設けました。


■環境に配慮した設計
屋上に太陽光発電設備(発電容量120kW)を設置した他、環境に配慮した建材の使用や高効率な空調機・照明等の省エネ化を進め、エネルギー使用量の抑制を行うとともに、建物の稼働状況に応じた可変風量システムを導入。「ZEB Ready(※1)」と、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS(※2)」の最高ランクである6つ星を取得しました。
【開所式の様子】
2025年4月21日に竣工式および開所式を執り行いました。ご来賓として上地克明氏(横須賀市長)、濵田幸一氏(株式会社日総建代表取締役社長)、新村達也氏(清水建設株式会社代表取締役社長)らにもお越しいただき、当社役員・社員含めた約60名が当施設および当社の発展を祈念しました。

テープカットの様子。左から、株式会社日総建代表取締役社長 濵田幸一氏、当社横須賀製造所長 井上智史、横須賀市長 上地克明氏、当社代表取締役会長 岡村哲也、当社代表取締役社長 下村真司、当社専務執行役員 千々岩敏彦、清水建設株式会社代表取締役社長 新村達也氏
(※1)Net Zero Energy Building Readyの略。快適な室内環境を実現しながら、従来の建物で必要なエネルギーと比較し、省エネによって50%以上のエネルギー消費量の削減を実現している建物。
(※2)Building-Housing Energy-efficiency Labeling Systemの略。建築物の省エネルギー性能を第三者機関が評価、認定する制度で、星の数で6段階評価が行われる。2014年に一般社団法人住宅性能評価・表示協会により開始。
参考:https://www.hyoukakyoukai.or.jp/bels/info.html(一般社団法人 住宅性能評価・表示協会)
以上
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像