3D CAD/BIM/CIMファイルのAR/MRみえる化ソリューション「mixpace」、iPad版に「埋設表現機能」を搭載

~前後の位置関係の認識に適した「オクルージョン機能」のβ版も追加~

ホロラボ

株式会社ホロラボ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:中村 薫、以下「ホロラボ」)とSB C&S株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:溝口 泰雄、以下「SB C&S」)は、両社が共同開発し、販売する3D CAD(Computer Aided Design)/BIM(Building Information Modeling)/CIM(Construction Information Modeling)ファイルのAR(拡張現実)/MR (複合現実)みえる化ソリューション「mixpace(ミクスペース)」のiPad版アプリに、地下に埋設されている部分をAR表示できる「埋設表現機能」と現実空間とAR表示したCGの前後関係の認識に適した「オクルージョン機能(β版)」の2つの新機能*1を2023年5月23日から追加搭載しました。

現実の風景にCGを重ねて表示するAR表示では、その特性により、表示する3Dモデルが地下に埋設される場合や、3Dモデルよりも手前に遮蔽物がある場合に、現実の位置と合っていないように見える、実際よりも小さく見える、自身の移動に合わせて3Dモデルが追従してくるように見えるなどの課題がありました。今回追加する「埋設表現機能」と「オクルージョン機能」を活用することで、これらの課題を解決し、埋設物や遮蔽物の多い建設現場などでもより現実感のある BIM/CIM モデル のAR表示が可能となります。実際の位置関係をイメージしやすくなるため、施主や設計者、施工者など関係者間で認識の相違を軽減し、円滑なコミュニケーションの形成につながることが期待されます。


また、今回のアップデートに伴い、iPad版アプリ全体のユーザーインターフェースも刷新しました。AR表示領域を広げ、端末から手を放さずに操作しやすいよう、メニューやボタンの配置などを変更しています。


*1 「埋設表現機能」、「オクルージョン機能(β版)」はiPad版「mixpace」アプリVer.4.0.0でのみご利用いただけます。HoloLens 2版アプリには対応しておりません。また、「オクルージョン機能(β版)」はLiDARセンサー搭載型iPadのみご利用可能です。



埋設表現機能について

現実空間にAR表示で仮想の穴を空け、その穴の中に3Dモデルの埋設部を配置することができる機能です。この機能により、埋設部が地下にあることを認識しやすくなり、図面だけではイメージしづらかった埋設物がどのように設置されるかを把握しやすくなります。複雑に交差する地下下水路の切り替え工事などでは、事前にCIMモデルの取り合いを確認できるようになり、関係者間の合意形成や工事計画の検討にかかる時間の短縮が期待できます。


オクルージョン機能について

AR表示した3Dモデルと現実空間にある物体が重なったとき、その前後関係をLiDARセンサーによって判断し、現実の物体の陰になる部分の3Dモデルを隠すことができる機能です。この機能により、壁を貫通する配管などの3Dモデルを表示した場合、壁面をLiDARセンサーで認識することで3Dモデルが壁面で遮断され、部屋の内部側のみを確認することが可能です *2。


*2 オクルージョンの効果が得られるのは観測者から約5m先の範囲までとなります。 

 

【「mixpace」とは】

「mixpace」は、手軽に3D CADやBIM、CIMで作成したデータをAR/MR対応デバイスで確認が可能な3Dデータに変換でき、設計や製造、建設、配置シミュレーション、施工、保守などで3Dデータを活用していただけます。これまで手作業で何日もかかっていた、AR/MR向けの変換作業が、最短1-2分*3で自動的に完了するため、作業時間の大幅な短縮が見込めます。また、国土交通省のNETIS (新技術情報提供システム、登録番号:KT-220166-A)、令和4年度2次補正予算「建築BIM加速化事業」補助対象ソフトウエアに登録されています。詳細はこちら( https://biz.cas.softbank.jp/mixpace/ )をご覧ください。


*3 変換に要する時間はデータの内容によって変わります。


【「mixpace」の主な特長】

  • 3D CAD/BIM/CIM分野の18種の3Dファイル形式に対応し、自動で AR/MR 向け3D データに変換

  • 最大1.5GBのファイルの変換が可能

  • 直観的に操作できるユーザーインターフェース

  • ARマーカーによる位置合わせと位置ずれ補正機能を搭載

  • BIM属性情報表示機能を搭載

  • Autodesk BIM360連携機能を搭載

  • HoloLens 2とiPad(一部機種)に対応した専用ビューアーアプリを提供

  • 「リコーバーチャルワークプレイス」との連携でVR(仮想現実)活用が可能


【製品に関するお問い合わせ】

https://biz.cas.softbank.jp/mixpace/form-inquiry/


【オンライン製品説明会】

今回追加する「埋設表現機能」と「オクルージョン機能」について詳しくご紹介します。

開催日:2023年5月31日  午後2時~午後3時

参加お申し込み:https://sbb.smktg.jp/public/seminar/view/15512

 

【「建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO 2023)」出展について】

2023年5月24日(水)~5月26日(金)に幕張メッセで開催される「CSPI-EXPO」に「mixpace」を展示します。今回追加する「埋設表現機能」をご体験いただける機会となりますので、ぜひご来場ください。

開催日:2023年5月24日(水)~5月26日(金) 10:00~17:00(最終日は16:00まで)

会場:幕張メッセ 展示ホール4

ブース番号:K-18

詳細・事前来場予約:https://cspi-expo.com/


株式会社ホロラボについて

株式会社ホロラボは、2017年1月18日(Microsoft社の「HoloLens」の日本での提供開始日)に設立された研究開発型の企業です。「Windows Mixed Reality」に代表される最新技術をいち早く使いこなし、より多くの人たちが体験できるよう、調査研究、システム・アプリケーション開発、啓発活動を行っています。2017年11月8日にMicrosoft Mixed Realityパートナープログラム認定を取得しました。詳細はホームページをご覧ください。

https://hololab.co.jp/ 

 

SB C&S株式会社について

SB C&S株式会社は、ソフトバンクグループの原点であるIT流通ビジネスを受け継ぐとともに、市場環境の変化を迅速にとらえ、新たなビジネスモデルを生み出しています。法人向けには、国内最大規模の販売ネットワークを通じ、クラウドやAIを含めた先進のテクノロジーを活用したプロダクト・ソリューションを提供しています。コンシューマ向けには、独自の企画・開発力を生かし、ソフトウエアやモバイルアクセサリーから、IoTプロダクト・サービスへと商品ラインアップを拡充しています。詳細はホームページをご覧ください。

https://cas.softbank.jp/


※SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。

※その他、このお知らせに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社ホロラボ

35フォロワー

RSS
URL
https://hololab.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西五反田8-3-6 TK五反田ビル1F
電話番号
-
代表者名
中村 薫
上場
未上場
資本金
9394万円
設立
2017年01月