ウクライナ人捕虜の処遇に関する誤情報について
ICRCの捕虜訪問をめぐって、ソーシャルメディア上に誤情報が出回っています。
それらを受けて、ICRCは以下の声明を出しました。
捕虜に対する虐待はジュネーヴ第三条約で一切禁止されていて、いかなる虐待も許されるものではありません。ICRCの職員がそうした不正行為を見逃したり、関与したりすることは絶対ありません。収容施設への訪問は厳正な規約に基づくもので、紛争当事国の国籍を持つ職員が捕虜を訪ねに行くことはありません。よって、ロシア人職員がウクライナ人捕虜を訪ねることもしません。
また、捕虜を訪問した際に録音機材を持参することもありません。
ロシア―ウクライナ紛争においては、これまで1,800人超の捕虜を訪問してきました。ICRCの最終目標は、すべての捕虜を訪ねてその収容状況を確かめ、人道上必要な支援を届けることと、捕虜を登録して愛する家族に消息を伝えることです。
すべての捕虜および拘束されている民間人へのアクセス確保は、ICRCにとって譲りがたい優先事項です。双方の紛争当事者に働きかけ、より多くの捕虜に会えるよう引き続き力を尽くします。
同時に、国際人道法の尊重が徹底され、ICRCが継続して捕虜に面会できるよう、ジュネーヴ諸条約に加入しているすべての国家に対して影響力の行使を呼びかけます。
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