クリーニング事業で、大気汚染に繋がるVOC排出70%減の成功事例石油系溶剤を回収できる乾燥機導入 回収後に洗剤で再利用しコストカットを実現

近畿経済産業局主催「中小企業のためのVOC対策セミナー」に代表が登壇

ヨシハラシステムズ

滋賀県内でクリーニング店 31 店舗を経営する他、宅配クリーニングサービス『せんたく便』を運営する株式会社ヨシハラシステムズ(本社:滋賀県彦根市、代表:吉原 保)は、10月30日に開催された近畿経済産業局主催の「中小企業のためのVOC対策セミナー」に当社代表の吉原が登壇し、企業におけるVOC対策の先進事例を語りました。本プレスリリースでは、セミナー当日に語った内容をお送りします。

VOCとは、摘発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)の略称で、塗料や洗浄剤などに含まれるトルエンといった物質が原因で大気汚染に繋がると言われています。VOCを排出する全ての事業者は、VOC排出を抑制するための取り組みが求められています。

                 

当社が運営する、お客様満足度4年連続No.1(※1)を受賞した宅配クリーニング『せんたく便』は、高品質なクリーニングサービスの提供に加え、受注から納品までインターネット上で一括に行えるクラウドシステムも提供しております。年間100万着以上扱うクリーニング業者として、今回、VOC排出抑制の取組を通じて、環境負荷低減に加え、コスト削減にも成功した事例として当社の代表吉原が登壇しました。

                                                             登壇の様子

 

※1調査方法:インターネット調査

調査期間:2021年7月1日〜5日

調査概要:宅配クリーニング会社10社を対象にしたサイト比較イメージ調査

調査対象:全国の20代〜50代の会社員と主婦1015名 アンケートモニター元:ゼネラルリサーチ


■⽯油系溶剤の約80%を乾燥機で回収し、洗剤として再利⽤ 1000万円超のコストカット

 当社は「安心して使える高品質のクリーニングサービス」の提供をミッションとしています。

クリーニングはお客様の大切な衣類をサステイナブルに使用し続けることをサポートすることができます。しかし、クリーニングの過程が環境に過大な負荷を与えてしまっては身もふたもありません。そこで、現代表の吉原が代表に就任した2008年、全ての乾燥機を溶剤が回収できる乾燥機へと切り替えました。

 ⽔以外の溶剤で洗うことを総称するドライクリーニングは、⽔で洗うと型崩れや縮み、⾊落ちが発⽣するものに適しています。当社のドライクリーニングは、最もポピュラーな⽯油系溶剤のゾールを使⽤し、洗浄装置と乾燥機を使って洗濯します。⾐類を熱⾵で乾燥しながら溶剤を揮発させて、⽣成したガスを冷却装置により冷却・液化することで、石油系溶剤を回収。回収した溶剤は洗剤として再利⽤しているのです。

溶剤の約 80%を回収・再利⽤することで、環境負荷を軽減しながら、溶剤購⼊費の年間 1,000〜1,200万円と⼤幅な削減も達成しています。


■VOC70%減・蒸気エネルギーの⼤幅削減も達成 工場内の臭気減で働く環境の整備も

また、溶剤回収が非対応の乾燥機と比べて、当社が導入したドライクリーニングで使用する石油系溶剤が回収・再利用できる乾燥機溶剤は、溶剤を揮発させるための熱風が低温で、なおかつ乾燥時間が短時間で済むため、蒸気エネルギー排出が半分以下と大幅削減につながっています。

 

その後、2020 年には、ハンガーにかけたまま⾐服を乾燥しながら、溶剤を回収できるハンガー式の溶剤回収乾燥機も業界に先駆けて導⼊しました。タンブラー式が使えない⾐類、例えば、飾り付きやプリント加⼯、ウレタン素材などのデリケートな⾐類や加熱が適さない素材でも、以前は⾃然乾燥していたものが密閉された装置の中で乾燥できるようになったことで、⾃然乾燥を⾏っていた室内での臭気が減り、作業環境の改善に繋がりました。

その他、これら環境負荷減施策を継続するための取り組みとして、溶剤回収乾燥機は同じ溶剤を浄化しながら何度も使⽤するため、溶剤をきれいな状態に保つよう、⽉に1回は乾燥機の清掃を⾏っています。

 

■ハンガーの100%再利用や環境に配慮した洗剤の導入など 取り組みは続く

ハンガーは、プラスチック使⽤量を極⼒減らした薄型を採⽤しており、年間約 80 万本を使⽤するハンガー(1本あたり 9.8g)の 100%再利⽤により、7,840 ㎏の CO2 削減を⽬指し、店頭でのポイント割引サービスなども行っています。

 

その他、直近では、2023 年より、環境に配慮した洗剤の導⼊を開始しました。この洗剤は、⽯油成分を含まないにもかかわらず、⽔洗いでは落とすのが難しい油分も除去でき、さらに柔軟剤なしでも柔らかく仕上げられるため、⽔の使⽤量が減らす効果も期待できます。

 

当社の事例のように、環境負荷活動をサステイナブルに継続するためには、環境負荷軽減に加えてコストメリットなど、他にもメリットがある形で進めてくことが、特に中小企業において重要です。

今後も、高品質なクリーニングサービスを展開することはもちろん、環境負荷減に向けた取り組みを継続的に実施して、お客様・従業員・社会の『安全・安心』を目指して尽力してまいります。

 

【登壇したセミナー概要】

・セミナー名:

中小企業のためのVOC対策セミナー2023

(セミナーHP  https://www.kansai.meti.go.jp/3-6kankyo/R5fy/VOC20231030.html

・日時:

令和5年10月30日(月) 14:00 ~ 16:10

・開催形式:

オンライン開催:Microsoft Teams

・参加人数:

147名

・参加費:

無料

・主催等:

主催:近畿経済産業局

セミナー事務局:株式会社ダン計画研究所

 

■宅配クリーニングお客様満足度4年連続No.1(※1)を受賞 安心して使える高品質の宅配クリーニングサービス「せんたく便」とは(https://www.sentakubin.co.jp/

「せんたく便」は、ヨシハラシステムズがインターネットの利便性を徹底追及して作り上げた、宅配クリーニングサービスです。

忙しい現代の生活に合わせた、便利で高品質なサービスを提供しています。各パックの料金のみで、コートやダウン、スーツもクリーニングしてお届けする安心の料金設定です。送料や手数料、しみ抜きや再仕上げも無料です。

せんたく便では、クリーニング後の衣類を入れるダンボールにもこだわり、快適にお届け出来る工夫を日々重ねています。その1つがクリーニング後の衣類をそのまま入れられる、大きなダンボールです。他の宅配クリーニングでは、出荷する際に送料を抑えようと、できるだけ衣類を小さくし折り曲げたり、畳んだりしているケースもあります。しかし「せんたく便」では、出来るだけお客様の大事な衣類を折り曲げず、折シワが出来ないようにオリジナルのダンボールを設計から行っております。また、輸送中に衣類がずれないようにハンガーネックをロックする仕組みなども、せんたく便のオリジナルです。

 

【会社概要】

社名:株式会社ヨシハラシステムズ

本社所在地:〒522-0026 滋賀県彦根市大堀町380-1

代表取締役:吉原 保

事業内容: クリーニング業

設立: 昭和56年5月26日

HP:https://www.yoshihara-cl.co.jp/

                              


  

 





このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
環境・エコ・リサイクル
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社ヨシハラシステムズ

2フォロワー

RSS
URL
http://www.yoshihara-cl.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
滋賀県彦根市大堀町380-1
電話番号
0749-24-0425
代表者名
吉原 保
上場
未上場
資本金
1373万円
設立
1981年05月