不登校生の保護者の声が明かす、不登校の背後に潜む複数の要因

不登校の主な原因は35%以上が「人間関係のトラブル」、不登校の期間が1年以上の生徒が43.67%も。 最新アンケートが示す不登校生が抱える多面的な課題

じゅけラボ予備校

じゅけラボ予備校(所在地:大阪市北区、代表取締役:後藤智則)は、子どもが現在不登校になっている保護者300人を対象に、不登校の状況に関する実態調査を実施しました。

今回のアンケート調査により、不登校生徒の保護者が直面する複雑な問題が浮き彫りになりました。


◾️調査概要

調査概要:子どもの不登校の状況に関するアンケート

調査期間:2023/11/28~2023/11/30

調査方法:インターネット調査

有効回答:不登校の子どもがいる保護者300人

不登校の主な要因は「人間関係のトラブル・いじめ」が35%以上

  • 人間関係のトラブル・いじめ:35.3%

  • わからない:17.0%

  • 先生との相性が悪い:10.3%

  • 朝起きるのが苦手:9.7%

  • 特に理由はない:9.3%

  • その他:7.3%

  • 給食が食べられない・苦手:4.3%

  • 授業についていけない:3.7%

  • 学校の授業の他に学びたいことがある(積極的不登校):2.7%

  • 学校の授業よりも高いレベルの勉強がしたい(積極的不登校):0.3%

この調査では、「人間関係のトラブル・いじめ」が不登校の主要因として35.3%の保護者によって指摘されました。これは、学校内の対人関係の難しさや心理的なプレッシャーが子供たちの学校生活に大きな影響を及ぼしていることを示しています。


不登校の原因が「わからない」と答えた保護者の声からわかる、不登校の隠された複雑さ

驚くべきことに、調査に参加した現在不登校の子を持つ保護者の17%が、子供が不登校になった理由が「わからない」と回答しました。この高い割合は、不登校の背後には、明確に特定できない様々な要因が絡み合っている可能性と、子供自身が「学校に行けない理由」を自覚できていない複雑な要因が存在することを示しています。

子供たちが自らの感じている問題や困難を明確に理解し、言葉にすることができない場合、保護者もその理由を正確に把握することが困難になります。

この結果は、教育関係者にとって、不登校生徒の心理的および感情的なニーズにより注意深く耳を傾け、包括的なサポート体制の必要性を改めて強調しています。


その他の主な不登校の要因は「先生との相性が悪い」、「朝起きるのが苦手」、「特に理由はない」で約30%

不登校の他の主要な要因としては、「先生との相性が悪い」と答えた保護者が10.3%、「朝起きるのが苦手」と答えた保護者が9.7%、「特に理由はない」と答えた保護者が9.33%で合計約30%になりました。これらのデータは、学校への適応問題が単一の要因ではなく、多様な要素によって影響を受けていることを示唆しています。特に「特に理由はない」との回答は、不登校の問題が複雑であり、一律の解決策では対処できない現実を反映しています。


不登校のピークはいつ?最新調査が示す中学1年生の壁と小学高学年からの危険信号

  • 小学1年生以前:5.7%

  • 小学2年生:6.3%

  • 小学3年生:8.7%

  • 小学4年生:13.7%

  • 小学5年生:8.7%

  • 小学6年生:9.0%

  • 中学1年生:19.7%

  • 中学2年生:12.7%

  • 中学3年生:5.3%

  • 高校1年生:6.3%

  • 高校2年生:1.7%

  • 高校3年生:2.3%

調査結果によると、最も不登校の割合が高かったのは中学1年生で、19.7%に達しています。この段階で不登校が増加する理由として、新しい学校環境への適応の難しさ、友人関係の変化、学業の負担増加などが考えられます。また、思春期の始まりと重なるこの時期は、心理的な変化も大きく、子供たちにとって多くのストレス要因が絡み合います。

一方、小学校高学年、特に小学4年生では、不登校の割合が13.7%と急増しています。この時期は、学習内容の難易度が上がるとともに、友人関係や学校生活、学習面における期待が変わり始める時期です。小学校高学年になると、子供たちは自己認識や社会的な意識が高まり、それに伴い学校や友人との関わり方にストレスを感じることが多くなるので、保護者や教育関係者のサポートが必要な時期であることがわかります。


16.67%が3年以上の不登校、1年以上の不登校生は43.67%。保護者の回答が示す子供たちの学校離れの深刻度

注目すべきは、16.7%の保護者が子供の不登校期間が3年以上に及ぶと回答していることです。1年以上不登校の状態の生徒の割合は、なんと43.7%にもなります。この長期不登校は、学校とのつながりを失い、教育システムから孤立するリスクを高めます。

長期不登校の背後には、学校の環境、教育の質、家庭の状況、心理的な問題など、複数の要因が絡み合っていることが多いと想定されます。このような長期不登校に対処するためには、学校、教育関係者からの個別のニーズに応じたアプローチと、学校外のサポートネットワークの整備が重要だと考えられます。

不登校生の保護者の56%が子供の精神状態を懸念

  • 1か月未満:10.3%

  • 1か月以上6ヶ月未満:25.0%

  • 6か月以上1年未満:21.0%

  • 1年以上2年未満:15.7%

  • 2年以上3年未満:11.3%

  • 3年以上:16.7%

調査結果によると、56.3%の保護者が子どもの精神状態や健康面の問題を最も大きな悩みとして挙げました。これは、不登校生徒が抱えるストレスや心理的な問題が、家庭内で最も注目される課題であることを示しています。保護者は、子どもが学校から遠ざかることで心理的なサポートを必要していると同時に、子どもの健康や精神的な安定を守るための具体的な手段を模索していることがわかります。


将来の選択肢の制限に対する懸念

また、17%の保護者は子どもの将来の選択肢が狭まることを悩みとして挙げており、これは教育の中断が長期的なキャリアや進学の機会に与える影響を不安に思っていることを示しています。不登校の経験は、進学や職業選択において不利な状況を生み出す可能性があり、保護者はこれらの将来的な影響について深刻な懸念を抱いています。

◾️会社概要


じゅけラボ予備校は自宅学習支援を提供する学習管理型の教育サービスなので多くの不登校生徒にもご利用いただいております。既存の教育サービスにおける無駄を一切省いて、生徒が志望校合格に必要な勉強のみ行えるカリキュラムを提供したいという思いから、生徒一人一人に合わせたオーダーメイドの受験対策プログラムを提供しています。基礎学力の習得はもちろんのこと、受験に必要な科目をすべて学べて、高校受験は14,080円~、高卒認定・大学受験は16,280円~の圧倒的な低価格で受講できます。自宅学習を中心に学習したい不登校生だけでなく、経済的な事情により塾や予備校に通えない生徒も、志望校合格に向けて効率良く学習することができます。


社名  :じゅけラボ予備校(株式会社エンライク)

所在地 :

運営本部:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3-500 大阪駅前第3ビル5階10号

教務部:〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西2丁目2−1東梅田八千代ビル7F-C

代表者 :代表取締役社長 後藤 智則

電話番号:0120-445-259

事業内容:教育事業(予備校・オンライン学習塾・インターナショナルスクール・教育教材のオンライン通販)、マーケティング事業

URL :https://jyuke-labo.com/

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教育・学習支援業
本社所在地
大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3-500 大阪駅前第3ビル5階10号
電話番号
06-6105-5959
代表者名
後藤智則
上場
未上場
資本金
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設立
2014年05月