ABB YuMiロボットはアルミニウム製品サプライヤの労働力不足を打開します。

ABB株式会社

- ABBのYuMi®協働ロボットは、SUS株式会社における生産の国内回帰および労働力不足に対応
- 双腕の協働ロボットは組み立て時間を短縮し、生産性を20%向上させ、柔軟性を新たなレベルへと導く
- この自動化ソリューションは、ABBのRobotStudio®仮想化ソフトウェアを使用し開発


ABBのYuMi®ロボットは、自動車産業向けのアルミダイキャスト部品の主要サプライヤであるSUS株式会社(以下SUS社)にとっての労働力不足による課題への回答として、生産の国内回帰を実現しています。


「リショアリング、各国における生産の国内回帰は、サプライチェーンの破壊や不確実性に起因する課題に対応する方法としてますます見られるようになっていますが、一方でそれ自体が複雑さをもたらすこともあります」とABB Robotics Automotive Business Lineのマネージングディレクターであるヨルグ・レジャーは述べています。「私たちの柔軟な自動化ソリューションが、こうした問題を解決することに役立ち、SUS社が既に大幅な時間の節約、生産効率の向上、供給シナリオの変化に迅速に適応する能力による恩恵をご享受いただいていることを見るのは嬉しいです。これは、自動化が大手OEMだけのものでなくなったことを示しています」


近年の世界的なサプライチェーンの大幅な混乱を受けて、SUS社は納期をより良く管理し、より大きな柔軟性を導入するために国内生産に回帰することを選択しました。しかしながら、手作業での反復作業に根差した生産工程、それが労働力不足の進展と組み合わさったことで、SUS社にとって必要な生産量を達成するための十分な労働者を採用し、維持することが困難となっています。


解決策として – 双腕型協働ロボットYuMiの一群の導入により、組み立て時間を短縮し、生産性を20%向上させ、需要の変動に対応するために必要とされる柔軟性を手に入れることができました。なお、投資の回収は2年以内に達成される見込みです。


自動化ソリューションは、ABBのRobotStudio®シミュレーションソフトウェアを使用して開発され、現実世界での実装に先立って、仮想空間での動作設計および最適化が実施されました。こうした検証により、YuMiの各腕7軸の動作が、組立工程で必要とされる複雑なひねり動作を再現できることが確認されました。また、RobotStudioの正確な生産量の計算により、SUS社は投資に関する意思決定を、十分な情報に基づき容易に行うことができました。同社は現在、他の製品用のセルの追加や他の工程の自動化を検討しています。


「単調な繰り返し作業をロボットが担うことで、作業者を単調作業から解放でき、管理業務などよりやりがいを持ちやすい作業へと配置転換できました。少ない人数で夜間の稼働もできるようになり、組立機の稼働台数を11台から5台まで減らすことができました」と、静岡製造グループ ダイカストチーム チームマネージャー 瀧 彰寛 氏は語っています。


ABBの最新のAutomotive Manufacturing Outlook Survey(自動車製造見通し調査)https://new.abb.com/products/robotics/campaigns/abb-ams-automotive-manufacturing-outlook-surveyによれば、全回答者の約3分の1(31%)が、トップ3の課題の中で“労働力不足”を挙げており、35%の回答者がコスト上昇に関して最も懸念される分野として“労働力”を挙げています。


SUS社が成功したオートメーション活用の詳細については、こちらをご覧ください: https://new.abb.com/news/ja/detail/104991/cstmr-five-yumis-with-sus-corporation


ABBのYuMiシリーズの詳細については、https://new.abb.com/products/robotics/rob/collaborative-robots/yumi/dual-arm 【英語】をご覧ください。


ABB は、エレクトリフィケーションとオートメーションのテクノロジーリーダーであり、より持続可能で資源効率の高い未来の実現を目指しています。ABBのソリューションは、エンジニアリングのノウハウとソフトウェアを結び付け、製造、移動、電力供給、それらの運用の方法を最適化します。130年以上にわたり築いてきた卓越性を土台に、ABBの約105,000人の従業員が、産業の変化を加速させるイノベーションの推進に尽力しています。 www.abb.com


ABBロボティクス&ディスクリート・オートメーションは、世界有数のロボティクスおよびマシンオートメーションサプライヤとして、価値創造型ソフトウェアによって設計、構築されたロボット、AMR、マシンオートメーションソリューションを網羅した包括的かつ統合的なポートフォリオを有する唯一の企業です。私たちは、自動車からエレクトロニクス、ロジスティクスまで、あらゆる規模、あらゆる分野の企業が、より弾力的で柔軟、かつ効率的になるための支援を行っています。ABBロボティクス&ディスクリート・オートメーションは、未来のコネクテッド&コラボレーティブな工場への移行を目指すお客さまをサポートします。このビジネスエリアでは、約53カ国、100以上の拠点で約11,000人の従業員が働いています。 go.abb/robotics


SUS株式会社(本社:静岡県静岡市)は、世界有数のアルミプロファイルメーカーとして、1992 年の創業以来、30 年間一貫してアルミという素材に向き合い、その可能性を広げ、 自動車、半導体、食品加工から物流に至るまで、様々な業種の自動化・省力化を支えるアルミプロダクトの開発・提供に取り組んできました。 近年では、生産設備に使われるアルミフレームや部材など、個々の 製品提供にとどまらず、現場の電動化や IoT 化を簡単・低コストで実現する独自のコントローラなども含めたソリューションの提供を通じて、お客さまの課題解決を後押ししています。 SUS株式会社は、今後もアルミという汎用性の高い優れた素材を使用した部材提供はもちろんのこと、アルミ素材がもたらす様々な可能性を生かし、社会を変える新たな価値の創造と開発を進めていきます。www.sus.co.jp

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会社概要

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URL
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業種
製造業
本社所在地
東京都品川区大崎2-1-1 ThinkParkTower22階
電話番号
03-4523-6151
代表者名
ロイック・ペコンドン-ラクロワ
上場
未上場
資本金
1000億円
設立
1960年06月