千葉県初となる「ZEB Ready認証」を取得した市役所庁舎が完成
千葉県袖ケ浦市(袖ケ浦市坂戸市場1-1)は、「安心・安全な庁舎」「使いやすく市民に開かれた庁舎」「環境にやさしい庁舎」を整備方針として設計・施工を進めてきた庁舎整備工事が、令和7年1月31日に竣工したことをお知らせします。
新庁舎は、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)による5段階評価の最高ランクを獲得すると同時に、新築工事と既存庁舎の改修を含めた庁舎建物として、千葉県で初めてとなる「ZEB Ready」認証を取得しました。


■庁舎の特徴
(1)安心・安全な庁舎
北庁舎は免震構造を採用し、防災拠点として高い耐震性能と地震直後からの事業継続が可能な建物としています。3階には、災害対策室を配置し、停電時においても非常用発電機からの電気供給により災害対策本部として活動できるようにしました。
設備棟の2階には、浸水災害に備え、受変電設備、非常用発電機、給水設備、消防設備などを設置しています。また受電は本線、予備線の2回線による受電方式とし、トイレに使用する水は井戸水も使えるようにしています。




(2)使いやすく市民に開かれた庁舎
来庁者を迎える1階は視線の先に緑と自然光を取り込んだ、明るくシンプルな空間を構成しています。また、市民利用の多い部署の窓口を集約し明確なゾーン構成により、入り口から目的の課の窓口まで容易に誘導する配置としています。北庁舎はメンテナンス性を考慮し、各階に庇を設置しています。事務スペースは、OA フロア化により将来のレイアウト変更に対応しています。








(3)環境にやさしい庁舎
建物の断熱性能を高め、LED 照明・人感センサー・高効率空調機等を採用すると共に自然エネルギー(太陽光発電)の活用も行っています。植栽帯を適所に配置し、周辺環境との調和を図っています。




■BELS(ベルス)とは
BELS(ベルス)とは、Building-Housing Energy-efficiency Labeling Systemの略称で、建築物省エネルギー性能表示制度のことをいい、国土交通省が主導する建築物の省エネルギー性能に特化した、第3者による認証制度のことです。
最高ランクの5つ星の中でもさらに省エネルギー性能に優れた建物がZEBとして認証されます。
■ZEB(ゼブ)とは
ZEB(ゼブ)とは、Net Zero Energy Buildingの略称で、快適な室内環境を保ちながら高効率設備等により省エネルギーに努め、太陽光発電等によりエネルギーをつくることで、同規模の標準指標ビルと比較し、一次エネルギー(天然ガスや石炭などの自然界から得られるエネルギー)の年間消費量が大幅に削減されている建築物のことです。
ZEBの種類は、ZEB、Nearly ZEB、ZEB Ready、ZEB Orientedの4段階があり、今回取得したZEB Readyは基準値に対する一次エネルギー消費量削減率50%以上となる建築物のことです。
■物件概要
【所在地】
千葉県袖ケ浦市坂戸市場1番地1
【アクセス】
JR内房線「袖ケ浦」駅徒歩5分
【敷地面積】
19,373.44 ㎡
【延床面積】
14,221.36㎡
【構造】
鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
【階数】
地下1階、地上7階、塔屋2階
【基本設計・監理】
株式会社榎本建築設計事務所
【実施設計】
大成建設株式会社一級建築士事務所
【施工】
大成建設株式会社千葉支店
【竣工】
2025年1月31日
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