類設計室 東京設計室 共創拠点「Root(ルート)」オープンイベント『共創シンポジウム』を開催しました
株式会社類設計室(本社・大阪淀川区、社長・阿部紘)は、東京設計室に今年9月に開設した共創拠点「Root(ルート)」にて初開催したイベント「共創シンポジウム」の報告を、弊社公式サイトで12月23日公開しました。「活力ある社会」「高度な建築実現体」をみなさまとともに目指していくべく開催した本イベント。その報告を公式サイトでぜひ確認してください。
公式サイト:https://www.rui.ne.jp/news/21694/
【共創シンポジウム報告の概要】
共創シンポジウム報告ではまず、類設計室 東京設計室 取締役 岩井裕介による『なぜ共創なのか』、設計事業部 穴瀬博一による『共創拠点Rootにかけた想い』の演説を紹介し、3つのトピックで議論について紹介しています。
そのトピックとは、類設計室の設計事業部・教育事業部から『教育の現場から考える新たな学びの場』、設計事業部とPanasonic社から『木の心地よさと光との関係性を紐解く』、設計事業部と九州大学 佐藤利昭氏から『地域木材利用を活性化する木構造の実証実験』。来場者も含め闊達な議論が繰り広げられたことを伝えています。
なぜ共創なのか
株式会社類設計室 東京設計室長 岩井裕介がイベント冒頭で「この時代になぜ共創なのか」と、共創の意義を参加者のみなさまと共有したことについて記しています。
岩井の言葉「これからの共創の時代における活動、研究と実践をどのように進めるか、事業化をどうするか、これらを皆さんと共に考えて創っていきたいというのがこの場を開催させていただいた主旨でもあります。不確実性の高い時代、世界の力の構造が変化、新エネルギーへの転換が加速、生成 AI の登場、日本の産業界も劇的なパラダイム転換の渦中にあります。こういう時代だからこそ、『そもそも』から考えること、『根源』にさかのぼって探索する姿勢が求められると考えています」。
共創拠点Rootにかけた想い
次に、株式会社類設計室 穴瀬博一より、共創シンポジウムの会場である「共創拠点Root」にかけた想いについて語られたことを紹介しています。
穴瀬の言葉「今回の改修の位置づけは社内外共創を活性化させる開かれた拠点の実現です。コンセプトは『創り出す』です。みんなで自在に創り出す仕掛けとして、①誰もが主役の「共創劇場」/②五感を刺激する「アトリエ」/③社内外共創によって生み出された空間の3つがポイントとなっています。ここで生まれた縁(=環)から、さらにプラスの価値を生み出していけるような拠点にしていきたいと思っています」。
『教育の現場から考える新たな学びの場』
全国における不登校児童・生徒数は年々増加しています。教育の現場で起きていることや課題に向き合い、設計・塾・自然学舎・農園の多彩な現場の視点で、新たな学びの場に何が求められているのかをディスカッションしたことについても報告では取り上げました。
『木の心地よさと光との関係性を紐解く』
木の本質的な良さと光の関係性を紐解き、国産木材活用に繋げていきたいという思いから共同研究がスタートしました。イベント内で現在行っている「木の本質的な特性を把握する」ことに照準をあてた研究実験の内容について発表し、議論を行ったことについても触れています。
『地域木材利用を活性化する木構造の実証実験』
京都市立栄桜小中学校の中規模木造設計における、京都府の林業活性やビスを使った重ね梁の追求をきっかけに共同研究が始まったことについて述べました。ビス接合部のせん断性能実験の内容について発表し、中規模木造の今後の期待や可能性の議論について報告しています。
おわりに
類設計室では人材・地域・産業の活力を大事に、設計事業・教育事業・農園事業・宅配事業・管財事業に取り組んでいます。Rootは社内だけでなく、社外の皆さまとも本源から共創がはじまる場です。「共創シンポジウム」をきっかけにして、共創の環は広がっており、11月末には「歴史的建造物補強勉強会」を開催し、2月初旬には「構造デザイン共有会」の開催を予定しております。ともに追求する仲間づくりの場として、皆さまと共創を加速していきたいと考えています。
類設計室について
株式会社類設計室は、設計事業部「類設計室」、教育事業部「類塾」「類学舎」「自然学舎・しごと学舎」、農園事業部「類農園」、宅配事業部「類宅配」、管財事業部「類管財」の5業態を展開しています。URL:https://www.rui.ne.jp/
<お問い合わせ>
株式会社類設計室 東京設計室 企画部(佐藤)
TEL:03-5713-1011
E-MAIL:tokyo-sekkeishitsu@rui.ne.jp
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