中外製薬株式会社がサプライチェーンリスク管理クラウド「Resilire(レジリア)」を導入
株式会社Resilire(本社:東京都港区、代表取締役CEO:津田 裕大)は、当社が開発・提供するサプライチェーンリスク管理クラウドサービス「Resilire(レジリア)」について、中外製薬株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:奥田 修、以下「中外製薬」)が導入したことをお知らせします。
■「Resilire」導入の背景
自然災害やパンデミックの発生、地政学リスクの高まりにより原材料調達先や外部製造委託先等のサプライヤーに被害や事業活動の制限が生じた場合には、原材料の確保や生産の継続が困難となる可能性があります。中外製薬ではこうしたサプライチェーンリスクに備えてサプライチェーン全体の可視化を行うとともに、安全在庫確保、代替先の確保など、医薬品安定供給体制の整備を進めています。とりわけ、サプライチェーンの可視化については二次取引先以降の上流サプライヤーを把握することに課題を感じており、サプライチェーンの強靭化を目指す中でこの度Resilireの導入を決定しました。
具体的には、地政学リスクを中心としたリスクを見える化し、リスク低減を推進していきます。また、これらにつきクラウドを活用することで、サプライチェーン情報の一元管理や部門間での共有を進めることができ、サプライチェーン管理業務のDXをさらに推進します。
■ 「Resilire」に期待すること
中外製薬では、医薬品の安定供給という社会的責務を果たすため、サプライチェーンリスク管理クラウドシステム「Resilire」の導入を開始しました。まずは一部の主要製品を対象に運用を進め、その効果を確認しながら段階的に適用範囲を拡大していく予定です。
Resilireには、サプライヤー情報の可視化、グローバルなリスク情報のリアルタイム把握、有事の際の迅速な影響範囲の特定など、当社の課題に対応する機能が備わっています。これらの機能を活用することで、サプライチェーンの脆弱性を早期に特定し、適切な対策を講じることで、自然災害やパンデミック、さらには近年高まる地政学リスクへの対応力が向上すると期待しています。
株式会社Resilireの協力を通じて、あらゆる有事に耐えうる強靭なサプライチェーンの構築を目指し、患者さんに必要な医薬品を確実にお届けできる体制の強化に努めてまいります。
中外製薬株式会社
生産技術本部 サプライチェーンマネジメント部
副部長
山村 尚弘
■サプライチェーンリスク管理クラウド「Resilire(レジリア)」について
株式会社Resilireは「データでサプライチェーンをアップデートする」というミッションのもと、サプライチェーンリスク管理クラウド「Resilire」を研究・開発しております。
多くの製造業で、サプライチェーンの全体像が見えないことから潜在的なリスクの把握が進まずリスク予防が進んでいない、サプライチェーンがブラックボックス化している現状があります。
とくに製薬業界においてはサプライチェーン上流の情報を取得するのは難しく、これが安定供給の大きな障壁となっています。
株式会社Resilireは、サプライチェーンの可視化を実現するクラウドサービスにより、製薬業界の安定供給体制の構築を支援し、サプライチェーン強靭化の実現に貢献いたします。
■会社概要
・社名:株式会社Resilire
・代表取締役CEO:津田 裕大
・事業内容:サプライチェーン管理サービス「Resilire」の企画・開発・運営・販売
・設立:2018年9月
・本社:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝 10F
・企業URL:https://corp.resilire.jp/
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