東急不動産と東急コミュニティー　災害時に無料で利用可能なバッテリーサービスを分譲済の環境先進マンション「BRANZ」に導入開始

「充レン」として分譲マンション初　マンションの新たな防災対策に

株式会社ファミリーネット・ジャパン

2024年12月10日 11時00分

東急不動産株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：星野浩明、以下、東急不動産）および株式会社東急コミュニティー（本社：東京都世田谷区、代表取締役社長：木村昌平、以下、東急コミュニティー）は、災害発生時においても、居住者が家族との連絡や必要な情報を得るために重要なモバイル機器の電源確保の一助となるよう、蓄電池を搭載したモバイルバッテリーレンタルサービス「充レン」を分譲済の「BRANZ（ブランズ）」に導入することをお知らせいたします。

蓄電池を搭載した「充レン」は、JUREN株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：李展飛）と株式会社ファミリーネット・ジャパン（本社：東京都港区、代表取締役：浜西豊）が集合住宅の防災のために共同開発したもので、分譲マンションへの導入はBRANZが初となります。

「環境先進を、住まいから。」をブランドコンセプトに掲げ、安心して住み継げるマンションの提供を目指す東急不動産と、総合不動産管理会社として、マンションの災害対策支援サービス「対災力（※）」を提案する東急コミュニティーが互いに連携し、ブランズ渋谷代々木公園（東京都渋谷区、総戸数31戸）をはじめとした分譲済のBRANZ計5物件（計229戸）に導入します。非常時の備えとしての電源確保は管理組合からも要望が多く、今後、利用実績等の検証を経て、新築および既存のBRANZへの導入を検討する予定です。

※「対災力」に関する詳細は下記をご参照ください。

https://www.tokyu-com.co.jp/service/mansion_m/control/

災害時に無料でモバイルバッテリー提供

「充レン」は、通常時には一泊二日330円（税込）で利用できるモバイルバッテリーレンタルサービスですが、災害等の非常時には、自動で「災害対策モード」に切り替わり、居住者が無料で利用できる仕組みを備えています。

また、今回BRANZの共用部に設置される「充レン」には蓄電池を搭載しており、停電時においても継続してモバイルバッテリーの再充電が可能となります。これにより、スマートフォンであれば約60台分の充電を行うことができ、居住者は重要な通信手段であるスマートフォンの充電を確保することができるほか、付属の家庭用コンセントでラジオや懐中電灯等への給電も可能となります。

「防災」サービスでありながら日常での利用が可能

「防災」サービスは非常時にしか活用できないものが多いなか、「充レン」は毎日の暮らしのなかでも利用いただくことができます。「充レン」は2018年のサービス開始以降、駅や商業施設などの公共エリアを中心に設置エリアを拡大してきましたが、今回の取り組みで新たにマンション敷地内にレンタルスタンドを設置します。居住者は外出時に電源アダプタやケーブルを持ち歩いたり、施設でコンセントを借りる必要がなくなり、レンタル・返却ともにマンション内で行うことが可能となります。