Cellid、視度補正機能を備えた次世代ARグラス用レンズ『Cellid Precision Fit Lenses』を発表
次世代デバイスのARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を手がけるCellid株式会社(読み方:セリッド、本社:東京都港区、代表取締役CEO:白神賢、以下「Cellid」)は、本日、ARグラス市場の成長に伴う視度補正機能へのニーズに応える新たなレンズ、「Cellid Precision Fit Lenses」(セリッド プリシジョン フィットレンズ)を発表しました。この革新的なレンズは、視度補正機能とAR画像のライトフィールドコントロール機能[1]を兼ね備え、ARグラスの実用性を大幅に向上させるものです。
世界人口の半数以上がメガネを使用している[2]とされており、ARグラス利用時の視度補正機能はARグラスの普及にあたって重要な課題となっています。Cellidは、独自の光学シミュレーション技術と生産技術で、一般的なメガネレンズと同等の薄さと軽さ、鮮明な画像のARグラス用のレンズ(ウェイブガイド方式)を開発しており、この度、顧客要望や潜在的なニーズに応える、視度補正機能を備えた「Cellid Precision Fit Lenses」を開発しました。

「Cellid Precision Fit Lenses」の主な特徴
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視度補正機能:視度の調整によって現実世界のモノがしっかりと見え、快適なAR体験が可能
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ライトフィールドコントロール機能:AR画像の光学的距離を調整し、利用シーンを最適化
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ARグラスへの装着の容易さ:特にCellidのフルラミネーションタイプの ARグラスレンズと組み合わせることで、従来の眼鏡店でもARグラスへの装着が可能
ライトフィールドコントロール機能は装着するレンズを適切に選ぶことにより、AR画像の見える距離を適切に調整できます。例えば、特定の作業現場などで、AR画像のマニュアルや作業動画を参照しながら近距離作業を行う場合など、作業距離に適した「Cellid Precision Fit Lenses」を装着することでAR画像の光学的距離を調節し、実作業をより快適にサポートするAR体験が可能となります。
開発における技術的な課題と今後の展開
ARグラスの主要コンポーネントであるレンズ(ウェイブガイド)と視度補正レンズの形状は、それぞれ平面と曲面という構造上の矛盾があります。また、必要なレンズ強度を従来の球面レンズで設計すると縁厚が増すなど、ARグラスに適した視度補正レンズの実用化には解消すべき課題がいくつかあります。Cellidは、これらの課題を解決する技術として独自のSCL技術(Small base Curved Lens technology)を開発し、「Cellid Precision Fit Lenses」の製品化を実現しました。Cellidは継続的な設計と製造技術の改善に取り組んでおり、今年4月後半にはさらに改良を加えた薄型モデルのサンプル提供開始を予定しています。
Cellid株式会社 代表取締役CEO 白神賢のコメント
「この度、発表した『Cellid Precision Fit Lenses』は、ARグラスの実用性を高め、多くの人が日常的にAR体験を享受できるようになることが期待されます。様々な人が日常的にARグラスを使用できるようになることで、製造、教育、小売、エンタメなど業界を問わず多様な分野でのARグラスの活用が加速すると考えております。今後も、当社のウェイブガイドを中心としたARグラスの設計や製造技術、さらに空間認識をはじめとするソフトウェア技術の強みを活かしつつ、共に成長できるパートナー企業と連携し、AR市場の拡大に貢献していきます。」
[2] ライトフィールドコントロール機能とはARグラスに所望の距離に合わせてレンズを選択して装着することでAR画像面のピント距離を調節し、3D視差による 表示距離などと一致させる機能
■ Cellid株式会社(セリッド)について
Cellidは、次世代デバイスのARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を主軸とする事業を展開しています。ARグラス用ディスプレイとして、最先端の光学シースルーディスプレイ方式のウェイブガイド(DOE方式)を製造しています。Cellid独自の光学シミュレーション技術と独自の生産技術で、一般的なメガネレンズと同等の薄さと軽さ、鮮明な画像、ウェイブガイドで世界最大級の広視野角を実現したディスプレイモジュール製品を展開しています。またCellid SLAMなどの空間認識ソフトウェア技術を用いた、産業別ソリューションの開発、提供もしています。ARディスプレイのハードウェアの技術と、現実世界の空間認識のソフトウェアの技術を連携し、現実世界とデジタル世界の融合「Blending the Physical and Digital Worlds」を促進し、より人間に身近で段違いに便利な情報ツールの実現を主導していきます。
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