カプセルホテル/スリープテック「ナインアワーズ」 | 東京医科歯科大学と「カプセルホテルにおける不整脈検出」の共同研究を開始

東京医科歯科大学・ナインアワーズ・ココロミルは、カプセルホテル内における睡眠状況のデータを用いて、不整脈の検出手法確立の共同研究を進めます。

株式会社ナインアワーズ（東京都千代田区、代表取締役CEO：松井隆浩、以下「ナインアワーズ」）は、国立大学法人東京医科歯科大学（東京都文京区、学長：田中 雄二郎、以下「東京医科歯科大学」）および株式会社ココロミル（東京都新宿区、代表取締役社長：林大貴、以下「ココロミル」）と、カプセルホテルの宿泊者を対象とした「体動センサによる非侵襲的な心拍モニタリングと不整脈検出」に関する共同研究を開始いたしました。

［共同研究の概要］

ナインアワーズは、世界最大規模の24施設/4000床のカプセルホテルを運営する企業です。2021年12月からはカプセルホテル運営に加え、宿泊客を対象とした睡眠解析サービス（「9h sleep fitscan」）を行ってまいりました。ナインアワーズのカプセルベッド内に設置された各種センサから得られたデータをもとに、宿泊客に睡眠状況を記録したレポートを提供し、累計6万人の方々にご利用いただいております。今後は睡眠状況の記録にとどまらず、睡眠時の疾病リスク検知に関わる研究を積極的に進めていく予定です。

ココロミルは、「病気で後悔しない社会へ」をミッションに掲げ、高精度なウェアラブル心電図を使った自宅で出来る検査サービス（隠れた不整脈、ストレス、睡眠の質などの可視化）を提供しています。

今回、東京医科歯科大学との共同研究で対象とする疾病は不整脈（心房細動）です。不整脈は高確率で脳梗塞の合併を引き起こすとされ、発症すると患者の生活レベルは著しく低下するため、早期発見が望まれています。

心房細動の検知には長時間のデータ計測が望ましく、長い間安静状態となる睡眠時の計測が果たす役割は大きいと期待されています。本共同研究においては、カプセルベッド内に設置された体動センサから得られる心弾動図（心拍モニタリング手法の一つ）から不整脈検出の手法確立を目指します。

本共同研究を通して、ナインアワーズ・東京医科歯科大学・ココロミルは「不整脈疾患の早期発見」の手法を確立し、早期診断と予防的治療に結びつけてまいります。

■ お問い合わせ先

［全般］

株式会社ナインアワーズ

Email: info（＠）ninehours.co.jp

［研究関連］

東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科

循環制御内科学分野　教授　笹野 哲郎　

Email: sasano.cvm（＠）tmd.ac.jp

［報道関連］

東京医科歯科大学 総務部総務秘書課広報係

〒113-8510 東京都文京区湯島1-5-45

TEL: [phone] FAX: [phone]

E-mail: kouhou.adm（＠）tmd.ac.jp