今秋、六本木に現れる文化の交差点:コア・ポア 、レンベル・ヤワルカーニによる二人展「Myth In Motion」9/21(土)-11/9(土)|KOTARO NUKAGA(六本木)にて開催
KOTARO NUKAGA(六本木)では、ロサンゼルスを拠点に活動し、若くして世界から注目されてきたコア・ポア(Kour Pour, 1987-)と、南米のアマゾンのウイトト族にルーツを持ち、第60回ヴェネツィア・ビエンナーレに参加しているレンベル・ヤワルカーニ (Rember Yahuarcani, 1985-)による二人展「Myth In Motion」を2024年9月21日(土)から11月9日(土)まで開催いたします。
イギリス・エクセターに生まれたポアは、イギリス、イラン、アメリカをバックグラウンドに持ちます。複数のアイデンティティに対し身体的な理解を持つポアは、ペルシャ絨毯、中世イスラムの写本、中国絵画、浮世絵など幅広い視覚的伝統からインスパイアされた作品を発表してきました。本展では 「タイガーシリーズ」のペインティングを展示し、朝鮮半島の社会政治風刺、哲学的寓意、神話上の守護者など、東アジアにおける虎の多様な象徴性を参照とし、これらの国々の芸術家が虎のイメージをどのように共有し、それぞれの文化の中で独自の意味を与えてきたのかを探求します。
一方、ヤワルカーニは、祖母によって日常の中で語られた神話や先祖の逸話などの物語に強く影響を受けてきました。彼のペインティングに登場する色鮮やかな動物、植物、精霊、人間、そしてアマゾンの熱帯雨林に生息する他の生物は、互いに目に見えないレベルでつながっているかのように描かれており、それらを英知の源として再認識しています。ヤワルカーニの作品では、神話とは硬直した過去を語る物語ではなく常に彼らと共にあり、西洋中心的な規範によって押し付けられてきたアイデンティティとは異なる体系を持った生き生きとした日常なのです。
二人のアーティストが示す「神話」は、本展において鑑賞者の皆様と出会い、そこで生まれる文化的混淆によって予測不可能に創造的な「動的な神話」、つまり「Myth In Motion」として、新たな創造性の領域を切り拓きます。本展を日本有数の文化の交差点であるこの六本木にて開催できることを嬉しく思います。ぜひ、この機会にご高覧ください。
【開催概要】
「Myth In Motion」
コア・ポア
レンベル・ヤワルカーニ
会期: 2024年9月21日(土) - 11月9日(土)
開廊時間: 11:00 - 18:00 (火-土)※日月祝休廊
会場:KOTARO NUKAGA(六本木)
〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2F
Kour Pour(コア・ポア)
1987年、イギリスのエクセター生まれ。
イギリス、イラン、アメリカにルーツを持つ。彼は、異なる文化的要素を融合させた絵画と版画で知られ、文化的交流とアイデンティティの探求をテーマとしています。これは自身の身体に異なる人種の血が流れていること。そして、さまざまな国で暮らした経験が反映されていると言います。ポアはForbes誌の「30 Under 30」リストに2015年と2017年に選出されるなど、世界的にも注目を集めており、現在はロサンゼルスを拠点に活動しています。
Rember Yahuarcani(レンベル・ヤワルカーニ)
1985年、ペルー生まれ。
作家、キュレーター、活動家としても活動。ヤワルカーニはウイトト族のアイメニ(白サギ)氏族に属し、ウイトト神話や西洋美術の伝統と技法を融合させた作品を制作しています。彼の絵画は、ウイトト族の思考、物語、日常生活を鮮やかな色彩と繊細な線で表現し、アマゾンの動植物、精霊、人間などが分子レベルでつながっている様子を描いています。ヤワルカーニは、2024年の第60回ヴェネツィア・ビエンナーレにも出展され、国際的な高い評価を獲得しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像