「桐家具の調湿力を実測」温湿度データで見えた収納性能の真価とは
株式会社大川家具ドットコム(代表:堤太陽、福岡県大川市)は、桐やヒノキ家具と市販収納ケースの温湿度安定性を実測し、収納性能の違いを可視化しました。
私たち株式会社大川家具ドットコム(代表:堤太陽/福岡県大川市)は、桐やヒノキを用いた木製家具の「収納環境としての性能」を明らかにするため、温湿度に関する実測調査を行いました。2025年4月11日から17日までの7日間、防水型温湿度計を各収納に設置し、1時間ごとに環境データを記録しました。

対象としたのは、当社製の「総桐クローゼットチェスト」「蓋式桐衣装ケース」「なごみチェスト(ヒノキ前板)」に加え、プラスチックケースや不織布ケースといった市販品、さらには倉庫内や外気の環境。これにより、素材・構造・密閉性の違いが収納物に与える影響を客観的に評価しました。

プラスチックケース
近所のホームセンターにて購入

プラスチックケース
近所のホームセンターにて購入
結果として、**もっとも温度・湿度の変動が少なかったのは「なごみチェスト」**でした。温度の変動幅は2.15℃、湿度の標準偏差は0.93%。特筆すべきはこの家具が「前板がヒノキ」という点。桐材ではないにもかかわらず、非常に優れた安定性を示したのです。これは引き出し構造の精度が高く、密閉性に優れていたためと考えられます。



なごみチェストが最も変動が少ない
「なごみチェスト」は以前婚礼タンスを作ってい工場によるタンスで、引出しはこだわりのレールなし。だけど、スムーズに動き、密閉性も保てる精度を1台1台調節して出荷しているので、この結果になってると思います。
湿度変化は61~65%でした。


レール付きのチェストは隙間が多い
弊社アイクーリチェストみたいに引出しにレールがあるタンスは、レールの幅分隙間があくので、密閉性が損なわれています。

プラスチックケースや不織布ケースでは温度・湿度ともに変動が大きい
プラスチックケースの湿度変化は54~71%
不織布の湿度変化は50~70%
温度・湿度ともに変動が大きく、収納物に対してストレスとなる可能性が示唆されます。

この実験は「家具の素材・構造が収納環境に大きな影響を与える」ことを、定量的に示すものとなりました。
今回の実験は引き続き行い、湿度が高い梅雨の時期にも再度検証したいと思っています。
より詳細な実験の様子はブログにて公開しています。
【弊社ブログ】桐たんすvsプラケースvs不織布:温湿度比較で見えた収納の違い
会社紹介
株式会社大川家具ドットコムは、福岡県大川市に拠点を構えるインターネット家具ショップです。
家具の一大産地・大川のものづくり文化を背景に、「長く愛される、信頼できる家具」を全国に届けています。
当社が扱うのは、流行に左右されない普遍的なスタンダード家具。見た目だけではなく、素材・構造・使い心地のすべてにおいて“長く使えること”を基準に厳選し、国産・大川産の家具にこだわり続けています。
オンラインでありながら、まるで町の家具屋のように、お客様一人ひとりの暮らしに寄り添う存在でありたい──
そんな思いを胸に、「安心して、永く使える家具」をこれからもご提供しますし、どういう家具が長く使えるかを追求してまいります。
お問い合わせ先
福岡県大川市郷原621
株式会社大川家具ドットコム
担当:堤 太陽
📧 info@okawakagu.com
📞 0944-88-3889(案内5番)
📠 FAX 050-3173-1743(電子FAX)
🛒 販売サイト:https://www.coordinatekagu.jp/
🏢 コーポレートサイト:https://www.okawakagu.com/
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