「バンドとは何か」5つのバンドのフロントマン、それぞれの答え。『バンド論』刊行
株式会社青幻舎は、「バンド」というものの魅力やふしぎさについて、サカナクションの山口一郎さん、bonobosの蔡忠浩さん、くるりの岸田繁さん、サニーデイ・サービスの曽我部恵一さん、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさんに尋ねたインタビュー集『バンド論』を2023年3月3日に刊行します。
バンドって、ふしぎだ。
ふだんは会ったりしないのに、もっと言えば、それほど仲が良さそうでもないのに、彼らが音を出し合えば、心がふるえて止まらなかったりする。
昨日ギターを買ったばかりの中学生が、「バンドを組んだ」というだけで、どこか、なぜだか、誇らしげな顔をする。
絶頂なのに、何かの理由であっさり解散して伝説になったりする。
ある瞬間にはダイヤモンドより硬く結合する反面、床に落とした消しゴムほどの衝撃で分解してしまいそうな脆さを孕んだ、人間の集合体。
「バンド」のその魅力、そのふしぎさとはいったい何なのか、という問いの答えを知るために、5つのバンドのフロントマンに尋ねたインタビューが1冊の本になりました。
サカナクションの山口さんは「バンド」を植物園に例え、「個性が個性のまま活きる塊だけど、一歩引いて見たら、ひとつの世界が広がってる」というバンド観を。
bonobosの蔡さんは曲や歌詞を書いたり、つくった歌を歌ってる「理由」そのものが、「バンドだったから」であり、「バンド」が「歌を歌う」場所であることについて。
くるりの岸田さんは、さまざまに形を変えてきたくるりという音楽の集団の真ん中にあるずっと変わらないもの、「くるりがくるりでいること」について。
サニーデイ・サービスの曽我部さんは「バンド」というものの原点である「スリーピースの無限の可能性」を。
そして、ザ・クロマニヨンズのヒロトさんはいまだに憧れている「バンド」への思いと、「ロックンロールとは何か」について。
5人がそれぞれに「バンド」への思いを大いに語っています。
本書は2021年1月から2月にかけて「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載された特集「バンド論。」に、加筆修正をしてまとめたものです。
書籍版の特別コンテンツとして、本書のために「バンド」をテーマに書き下ろされた、燃え殻さんによるエッセイと今日マチ子さんによる短編マンガを巻頭と巻末に収録しました。
「バンド」経験のあるなしにかかわらず、少し体が熱くなるような、ピュアでストレートな音楽賛歌です。
■ コンテンツ一覧
・サカナの泳ぐ植物園。
山口一郎にとってバンドとは何か
―サカナクション 山口一郎
・歌う理由、歌う場所。
蔡忠浩にとってバンドとは何か
―bonobos 蔡忠浩
・くるり感?
岸田繁にとってバンドとは何か
―くるり 岸田繁
・全身全霊バンド、一生懸命ロック。
曽我部恵一にとってバンドとは何か
―サニーデイ・サービス 曽我部恵一
・甲本ヒロトは、こう言った。
ロックンロールについて教えてくれた51分54秒
―ザ・クロマニヨンズ 甲本ヒロト
★バンドをテーマにした書き下ろしコンテンツを収録!
・イントロエッセイ: 燃え殻『暗闇から爆音』
・アウトロ短編マンガ: 今日マチ子『 ホームタウン』
■ ブックデザインについて
随所にこだわりが散りばめられたブックデザインは祖父江慎さんによるもの。
各章に貼り込まれたフロントマン5人のポラロイド風ポートレイトは職人によって1枚1枚手貼りされたもので、本書最大の見所です。
■ 著者プロフィール
山口一郎 (やまぐち いちろう)
2007年に「サカナクション」としてメジャーデビュー。文学的な言語感覚で表現される歌詞と、幅広い楽曲のアプローチは新作をリリースするたびに注目が集まり、第64回NHK紅白歌合戦に出場、第39回日本アカデミー賞にて最優秀音楽賞をロックバンドとして初受賞するなど、その活動は高く評価されている。2020年8月にはバンド初のオンラインライブを実施し、2日間で6万人の視聴者を集め話題となった。
蔡 忠浩 (さい ちゅんほ)
2001年に結成された「bonobos」のボーカリスト/ギタリストで作詞曲担当。蔡の作曲センスと音楽的探究心から生み出される楽曲を、バンドの圧倒的な演奏力と伸びやかなボーカルが奏でることにより、唯一無二のポップ・ミュージックとして国内外のリスナーから高く評価され続けている。ここ数年はバンドやソロ活動の枠を越え、舞台の音楽監督や映像への音楽提供なども行う。
岸田 繁 (きしだ しげる)
1996年に立命館大学(京都市北区)の音楽サークル「ロック・コミューン」にて結成されたロックバンド「くるり」のボーカリスト/ギタリスト。1998年にシングル『東京』でメジャーデビュー。代表作は『ばらの花』『Remember me』など。ソロ名義では映画音楽のほか、管弦楽作品や電子音楽作品なども手掛ける。
曽我部恵一 (そかべ けいいち)
1990年代初頭より「サニーデイ・サービス」のボーカリスト/ギタリストとして活動を始める。1995年にファーストアルバム『若者たち』を発表。70年代の日本のフォーク/ロックを90年代のスタイルで解釈・再構築したまったく新しいサウンドは、聴く者に強烈な印象をあたえた。2001年にシングル『ギター』でソロデビュー。2004年に自主レーベルROSE RECORDSを設立し、インディペンデント/DIYを基軸とした活動を開始する。以後、「サニーデイ・サービス」/ソロと並行し、プロデュース・楽曲提供・映画音楽・CM音楽・執筆・俳優など、形態にとらわれない表現を続ける。
甲本ヒロト (こうもと ひろと)
2006年7月の『出現』以来、精力的に活動を続けている「ザ・クロマニヨンズ」のボーカリスト。過去、「ザ・クロマニヨンズ」のギタリスト・真島昌利とともに、「ザ・ブルーハーツ」「ザ・ハイロウズ」としても大活躍。一般のファンだけでなく、多くのミュージシャンからも熱狂的な支持を受けている。
■ 書誌情報
発売日:2023年3月3日
書名:バンド論
著者:山口一郎(サカナクション)
蔡忠浩(bonobos)
岸田繁(くるり)
曽我部恵一(サニーデイ・サービス)
甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)
構成・文:奥野武範(ほぼ日刊イトイ新聞)
ブックデザイン:祖父江慎
判型:183 × 118 mm
製本:上製本
ページ数:256頁
定価:2,200円(本体2,000円)
ISBN:978-4-86152-859-0 C0095
■ 書籍概要
バンドって、ふしぎだ。
ふだんは会ったりしないのに、もっと言えば、それほど仲が良さそうでもないのに、彼らが音を出し合えば、心がふるえて止まらなかったりする。
昨日ギターを買ったばかりの中学生が、「バンドを組んだ」というだけで、どこか、なぜだか、誇らしげな顔をする。
絶頂なのに、何かの理由であっさり解散して伝説になったりする。
ある瞬間にはダイヤモンドより硬く結合する反面、床に落とした消しゴムほどの衝撃で分解してしまいそうな脆さを孕んだ、人間の集合体。
「バンド」のその魅力、そのふしぎさとはいったい何なのか、という問いの答えを知るために、5つのバンドのフロントマンに尋ねたインタビューが1冊の本になりました。
サカナクションの山口さんは「バンド」を植物園に例え、「個性が個性のまま活きる塊だけど、一歩引いて見たら、ひとつの世界が広がってる」というバンド観を。
bonobosの蔡さんは曲や歌詞を書いたり、つくった歌を歌ってる「理由」そのものが、「バンドだったから」であり、「バンド」が「歌を歌う」場所であることについて。
くるりの岸田さんは、さまざまに形を変えてきたくるりという音楽の集団の真ん中にあるずっと変わらないもの、「くるりがくるりでいること」について。
サニーデイ・サービスの曽我部さんは「バンド」というものの原点である「スリーピースの無限の可能性」を。
そして、ザ・クロマニヨンズのヒロトさんはいまだに憧れている「バンド」への思いと、「ロックンロールとは何か」について。
5人がそれぞれに「バンド」への思いを大いに語っています。
本書は2021年1月から2月にかけて「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載された特集「バンド論。」に、加筆修正をしてまとめたものです。
書籍版の特別コンテンツとして、本書のために「バンド」をテーマに書き下ろされた、燃え殻さんによるエッセイと今日マチ子さんによる短編マンガを巻頭と巻末に収録しました。
「バンド」経験のあるなしにかかわらず、少し体が熱くなるような、ピュアでストレートな音楽賛歌です。
■ コンテンツ一覧
・サカナの泳ぐ植物園。
山口一郎にとってバンドとは何か
―サカナクション 山口一郎
・歌う理由、歌う場所。
蔡忠浩にとってバンドとは何か
―bonobos 蔡忠浩
・くるり感?
岸田繁にとってバンドとは何か
―くるり 岸田繁
・全身全霊バンド、一生懸命ロック。
曽我部恵一にとってバンドとは何か
―サニーデイ・サービス 曽我部恵一
・甲本ヒロトは、こう言った。
ロックンロールについて教えてくれた51分54秒
―ザ・クロマニヨンズ 甲本ヒロト
★バンドをテーマにした書き下ろしコンテンツを収録!
・イントロエッセイ: 燃え殻『暗闇から爆音』
・アウトロ短編マンガ: 今日マチ子『 ホームタウン』
■ ブックデザインについて
随所にこだわりが散りばめられたブックデザインは祖父江慎さんによるもの。
各章に貼り込まれたフロントマン5人のポラロイド風ポートレイトは職人によって1枚1枚手貼りされたもので、本書最大の見所です。
■ 著者プロフィール
山口一郎 (やまぐち いちろう)
2007年に「サカナクション」としてメジャーデビュー。文学的な言語感覚で表現される歌詞と、幅広い楽曲のアプローチは新作をリリースするたびに注目が集まり、第64回NHK紅白歌合戦に出場、第39回日本アカデミー賞にて最優秀音楽賞をロックバンドとして初受賞するなど、その活動は高く評価されている。2020年8月にはバンド初のオンラインライブを実施し、2日間で6万人の視聴者を集め話題となった。
蔡 忠浩 (さい ちゅんほ)
2001年に結成された「bonobos」のボーカリスト/ギタリストで作詞曲担当。蔡の作曲センスと音楽的探究心から生み出される楽曲を、バンドの圧倒的な演奏力と伸びやかなボーカルが奏でることにより、唯一無二のポップ・ミュージックとして国内外のリスナーから高く評価され続けている。ここ数年はバンドやソロ活動の枠を越え、舞台の音楽監督や映像への音楽提供なども行う。
岸田 繁 (きしだ しげる)
1996年に立命館大学(京都市北区)の音楽サークル「ロック・コミューン」にて結成されたロックバンド「くるり」のボーカリスト/ギタリスト。1998年にシングル『東京』でメジャーデビュー。代表作は『ばらの花』『Remember me』など。ソロ名義では映画音楽のほか、管弦楽作品や電子音楽作品なども手掛ける。
曽我部恵一 (そかべ けいいち)
1990年代初頭より「サニーデイ・サービス」のボーカリスト/ギタリストとして活動を始める。1995年にファーストアルバム『若者たち』を発表。70年代の日本のフォーク/ロックを90年代のスタイルで解釈・再構築したまったく新しいサウンドは、聴く者に強烈な印象をあたえた。2001年にシングル『ギター』でソロデビュー。2004年に自主レーベルROSE RECORDSを設立し、インディペンデント/DIYを基軸とした活動を開始する。以後、「サニーデイ・サービス」/ソロと並行し、プロデュース・楽曲提供・映画音楽・CM音楽・執筆・俳優など、形態にとらわれない表現を続ける。
甲本ヒロト (こうもと ひろと)
2006年7月の『出現』以来、精力的に活動を続けている「ザ・クロマニヨンズ」のボーカリスト。過去、「ザ・クロマニヨンズ」のギタリスト・真島昌利とともに、「ザ・ブルーハーツ」「ザ・ハイロウズ」としても大活躍。一般のファンだけでなく、多くのミュージシャンからも熱狂的な支持を受けている。
■ 書誌情報
発売日:2023年3月3日
書名:バンド論
著者:山口一郎(サカナクション)
蔡忠浩(bonobos)
岸田繁(くるり)
曽我部恵一(サニーデイ・サービス)
甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)
構成・文:奥野武範(ほぼ日刊イトイ新聞)
ブックデザイン:祖父江慎
判型:183 × 118 mm
製本:上製本
ページ数:256頁
定価:2,200円(本体2,000円)
ISBN:978-4-86152-859-0 C0095
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