【ECサイト|セールの成功ヒント】X.Y.Z世代別で購買傾向や実態を調査!お得感に感じる要素とは?

株式会社PRIZMA

決算セールが開催される時期ですね。

近年、ECサイトの利用頻度が世代によってどのように異なるのか、また消費者が購入を決定する際にどのような要因を重視しているのかを把握することは、EC事業者にとってますます重要になっています。

株式会社PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)は、年に1回以上ECサイトで買い物をしているZ世代(15~27歳)、Y世代(28~42歳)、X世代(43~58歳)の方515名を対象に、「セール・キャンペーンに向けた世代別EC利用調査」を実施しました。

本記事では、世代ごとの購入頻度や人気商品カテゴリーの違い、セール時の購買意識といった調査結果を分析し、EC事業者が今後の戦略を考える上で役立つヒントをお届けします。

具体的なマーケティング施策に繋げられる内容を紹介しますので、ぜひご覧ください。


調査設問

Q1. ECサイトの買い物頻度について教えてください

Q2. ECサイトで最もよく購入する商品カテゴリーを教えてください

Q3. ECサイトの買い物で1回に使う金額を教えてください

Q4. 購入する前に、その商品を知ってECサイトを訪れるきっかけは何ですか?(複数回答可)

Q5. ECサイトで大規模セールやキャンペーンがあるとき、購入する頻度はどのくらいですか?

Q6. セール・キャンペーン中に最も購入したい商品カテゴリーは何ですか?

Q7. セール・キャンペーンで1回に使う金額を教えてください

Q8. セール・キャンペーンで「お得感」を感じるのはどのような条件ですか?(複数回答可)

Q9. セール・キャンペーン前に事前告知される情報はどこで知りますか?(複数回答可)

Q10. 購入を検討する際、参考にする情報源は何ですか?(複数回答可)

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

以下に、調査結果の一部を紹介いたします。

本プレスリリースの転載ではなく、記事内容/グラフ/データなどを引用される際は、必ず下記リンクを出典元としてご記載いただくよう何卒ご協力お願い申し上げます。

https://www.prizma-link.com/press/whitepaper/form/whitepaper80


各世代のECサイト利用頻度は?

はじめに、「Q1. ECサイトの買い物頻度について教えてください」と質問したところ、以下のような回答結果となりました。

全体でみると、『数ヵ月に1回(28.4%)』と回答した方が最も多く、『月に2~3回(24.9%)』『月に1回(23.3%)』と続きました。

Z世代では『数ヵ月に1回(29.7%)』、X世代では『数ヵ月に1回(30.8%)』とする回答が最多である一方、Y世代では『月に2~3回(28.1%)』の利用が最も多い結果となりました。

この結果から、世代ごとに利用頻度が異なり、Z世代とX世代は「数ヵ月に1回」が中心である一方、Y世代は比較的高頻度でECサイトを利用している傾向が見られます。


ECサイトでの購入商品カテゴリーと1回あたりの購入金額は?

続いて、「Q2. ECサイトで最もよく購入する商品カテゴリーを教えてください」と質問したところ、以下のような結果となりました。

全体では、『ファッション/アパレル(22.3%)』と回答した方が最も多く、『パーソナルケア(21.9%)』『ホビー/ライフスタイル(20.0%)』と続きました。

世代別に見ると、Z世代では『パーソナルケア(34.9%)』が突出して多く、Y世代では『ファッション/アパレル(26.3%)』が最多、X世代では『フード/ドリンク(26.7%)』が最も高い割合となりました。

この結果から、世代ごとに購入する商品カテゴリーの傾向が異なり、Z世代では美容関連、Y世代ではアパレル商品、X世代では食品関連のニーズが高いことが分かります。

さらに、「Q3. ECサイトの買い物で1回に使う金額を教えてください」と質問したところ、以下のような結果となりました。

全体では、『1,000円以上~3,000円未満(39.8%)』が最も多く、『3,000円以上~5,000円未満(29.1%)』『5,000円以上~10,000円未満(17.9%)』と続きました。

世代別では、全世代ともに『1,000円以上~3,000円未満』が最も多い結果なりました。

また、X世代では『10,000円以上(9.3%)』の割合が他の世代より高い傾向が見られました。

EC事業者は、各世代の購買力に合わせた価格帯の商品やキャンペーンを展開することが効果的と言えそうです。


ECサイト訪問のきっかけは?

次に、「Q4. 購入する前に、その商品を知ってECサイトを訪れるきっかけは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、以下のような回答が得られました。

全体では、『検索エンジン(41.2%)』が最も多く、『ECサイト内のおすすめ商品や特集ページ(29.5%)』『YouTube広告や動画レビュー(17.5%)』『SNS広告(16.1%)』と続きました。

世代別に見ると、Z世代では『検索エンジン(33.1%)』に次いで『YouTube広告や動画レビュー(25.0%)』が多く、Y世代では『検索エンジン(42.7%)』が最も多い一方、『ECサイト内のおすすめ商品や特集ページ(30.4%)』も高い割合を示しました。

X世代では『検索エンジン(47.7%)』の利用率が圧倒的に多く、『ECサイト内のおすすめ商品や特集ページ(38.4%)』が続きました。

この結果から、Z世代はSNSや動画広告などの視覚的コンテンツによる影響を受けやすい一方、X世代・Y世代は検索エンジンやECサイト内の特集ページなど、より直接的な情報源を重視している傾向が見られます。


ECサイトの大規模セールやキャンペーン時の購入頻度と金額は?

もうすぐ決算セールなどが開催される時期ですね。

そこで、「Q5. ECサイトで大規模セールやキャンペーンがあるとき、購入する頻度はどのくらいですか?」と質問したところ、以下のような結果が見られました。

全体では、『気になる商品がある場合のみ購入する(42.9%)』が最も多い結果となりました。

世代別では、Z世代では『気になる商品がある場合のみ購入する(37.2%)』が最多で、『多くの場合購入する(22.1%)』とする回答も比較的高い割合を示しました。

Y世代では『気になる商品がある場合のみ購入する(43.3%)』が中心で、X世代ではその割合がさらに高く48.3%と約半数まで達しています。

この結果から、全体的に「セール時でも興味のある商品がなければ購入しない」とする傾向が見受けられます。

EC事業者は、ターゲット世代に応じて商品ラインナップやキャンペーンの訴求ポイントを明確にすることで、購買意欲を高める施策が必要ではないでしょうか。

続いて、「Q7. セール・キャンペーンで1回に使う金額を教えてください」と質問したところ、以下のような回答結果となりました。

通常時は『1,000円以上~3,000円未満(39.8%)』が最も多い一方、セール時には『3,000円以上~5,000円未満(31.5%)』が最も多くなりました。

通常時とセール時を比較すると、セール時には『5,000円以上~10,000円未満』や『10,000円以上』といった高額の支出が増える傾向が見られます。

特に『5,000円以上~10,000円未満』は通常時と比べて7.1ポイント増加しており、セールが消費者の購買意欲を高め、購入金額の増加につながっていることが分かります。


セール・キャンペーンで「お得感」を感じる条件は?

次に、「Q8. セール・キャンペーンで「お得感」を感じるのはどのような条件ですか?(複数回答可)」と質問したところ、以下のような結果が見られました。

全体では、『割引率が高い(70.0%)』が最も多く、『ポイント還元率が高い(52.6%)』『送料無料(52.0%)』と続きました。

世代別では、Y世代で『割引率が高い(76.3%)』の割合が特に高く、X世代では『ポイント還元率が高い(61.0%)』が他の世代よりも重要視されている傾向が見られました。

また、Z世代は『おまけやノベルティ(12.7%)』といった購入特典への注目が他世代よりやや高い点が特徴的でした。

割引率の高さが全世代共通の重要な要素であるものの、世代ごとに異なる要素で購買意欲を引き出すことができるでしょう。


セール・キャンペーン前の事前告知情報の入手先と、購入を検討する際の参考情報源は?

続いて、「Q9. セール・キャンペーン前に事前告知される情報はどこで知りますか?(複数回答可)」と質問したところ、以下のような結果となりました。

全体では、『ECサイトや公式アプリからの通知(58.3%)』が最も多く、『SNSの公式アカウントの投稿(21.6%)』『YouTubeやTikTokの動画広告(18.9%)』と続きました。

世代別では、X世代では『ECサイトや公式アプリからの通知(71.7%)』の割合が突出して高く、Y世代でも『ECサイトや公式アプリからの通知(56.9%)』が中心でした。また、『テレビCM』の割合も多い傾向でした。

一方、Z世代では『SNSの公式アカウントの投稿(31.0%)』や『YouTubeやTikTokの動画広告(26.6%)』といったSNSや動画経由の情報収集が目立ちました。

さらに、「Q10. 購入を検討する際、参考にする情報源は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、以下のような回答結果となりました。

全体では、『ECサイトや公式アプリからの通知(48.2%)』が最も多く、『インフルエンサーや有名人の投稿・紹介(22.1%)』『YouTubeやTikTokの動画広告(20.0%)』と続きました。

世代別に見ると、X世代では『ECサイトや公式アプリからの通知(61.1%)』の割合が高く、Y世代でも『49.7%』と約過半数を占めました。

X世代では、『Webサイト検索やディスプレイ広告(21.5%)』や『ニュースサイトやWebメディアの記事(16.3%)』の割合も多いことが分かります。

一方Z世代では、『インフルエンサーや有名人の投稿・紹介(33.7%)』や『YouTubeやTikTokの動画広告(27.9%)』といったSNSや動画コンテンツが特に参考にされている傾向が強く見られました。

購入意欲を高めるためには、X世代とY世代には公式通知による情報提供が有効であり、Z世代にはSNSや動画を活用した魅力的なコンテンツが重要であることが分かります。


まとめ

今回、株式会社PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)は、年に1回以上ECサイトで買い物をしているZ世代(15~27歳)、Y世代(28~42歳)、X世代(43~58歳)の方515名を対象に、「セール・キャンペーンに向けた世代別EC利用調査」を実施しました。

世代ごとの利用頻度と購買行動の違い

ECサイトの利用頻度では、Z世代とX世代が「数ヵ月に1回」の利用が多い一方、Y世代は「月に2~3回」の利用が最も多く、ECサイトを日常的に活用する傾向が強いことが分かりました。

商品カテゴリーでは、Z世代はパーソナルケア商品、Y世代はファッション、X世代は食品を多く購入しており、世代ごとのライフスタイルやニーズの違いが反映されています。

また、1回あたりの購入金額に関しては、Z世代とY世代が比較的低額の商品を購入する傾向があるのに対し、X世代は高額商品の購入割合が高い結果となりました。

セール時の購買意識と「お得感」の条件

セール時の購買頻度については、全世代で「気になる商品がある場合のみ購入する」が最多で、特にX世代でその割合が顕著でした。

一方、Z世代は「毎回チェックして購入する」と回答する割合が高く、セールへの関心が他の世代よりも高いことがうかがえます。

セール時の購入金額では、通常時と比較して高額商品の購入割合が増加しており、セールが顧客単価を引き上げる効果を持つことが分かりました。

また、「お得感」を感じる条件として、全世代で「割引率の高さ」が最も重視されていましたが、X世代では「ポイント還元率の高さ」への注目が特に高く、Z世代では「おまけやノベルティ」への関心が他世代よりも高い点が特徴的でした。

情報収集方法の違い

セール情報の入手先や購入を検討する際の参考情報源においても、世代ごとの違いがありました。

X世代は、「ECサイトや公式アプリからの通知」の割合が他の世代よりも高く、「ニュースサイトやWebメディアの記事」や「Webサイト検索やディスプレイ広告」も比較的重要視している点が特徴です。

一方、Z世代は「SNSの公式アカウントの投稿」や「YouTube/TikTokの動画広告」、さらには「インフルエンサーや有名人の投稿・紹介」が影響力を持ち、視覚的かつ感覚的な情報収集を重視する傾向が強く見られました。

このように、世代ごとの消費傾向に応じた戦略を構築することが、競争が激化するEC市場での差別化に繋がると言えるでしょう。

特に、大規模セールやキャンペーンは顧客単価を引き上げる好機であり、世代別に最適化された情報提供や訴求ポイントの設定が重要です。

今回の調査結果を活用して、世代に寄り添った顧客体験を提供することで、より多くの消費者を引きつけ、長期的な顧客ロイヤルティの向上に繋げてみてはいかがでしょうか。


株式会社PRIZMAについて

株式会社PRIZMAではリサーチから、プランニング、PRまですべての機能を兼ね備えた、一気通貫型でPRサービスを網羅的に提供可能です。

リサーチ&企画力、コンテンツ力、メディアリレーション。3つの要素を組み合わせることで、PRの新たな地平を生み出す、全く新しい形のPRエージェンシーです。

PRIZMAは貴社の専属PRパートナーとして、包括的プロモーション戦略を提供します。

【事業内容】

・ブランドコンサルティング

・コンテンツマーケティング

・ネット集客支援

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・PRIZMA|調査リリース

独自調査で大手メディアに拡散。平均掲載数も50件以上を実現。PRIZMAにはアンケート調査を活かした豊富な実績があります。大手メディアをはじめとした、影響力の高い媒体へ質の高い記事を配信を行います。

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代表取締役:杉本 昂輝
設立:2024年8月
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上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2024年08月