新設計「全負荷域で省エネルギー性能が向上する電子制御機関」の7,500tセメントタンカー新造船起工式

~各種省エネ装置及びモニタリングシステムによる省エネ実証~

山口県を拠点に展開する富士商グループ(本社:山口県山陽小野田市稲荷町10-23 代表取締役:藤田 敏彦)の富士海運株式会社(本社:山口県山陽小野田市 代表取締役:脇村 博之)は、2024年9月18日、株式会社三浦造船所(所在地:大分県佐伯市)に於いて、第1683番船セメントタンカー新造船の起工式を執り行いました。

荷主は太平洋セメント株式会社、運航者は東 海運株式会社、船主は富士海運株式会社と独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構との共有船です。

総トン数5,300トン、載貨重量7,500トンで、富士海運株式会社としては最大の船舶となります。

【技術の新規性】としては以下のものが挙げられます。

①Sバージョンに採用する下記部品は新設計のものであり、NOx鑑定上のパラメータも変更するため、新型機関としての開発となります。

「新設計部品(計画)」ピストン・連接棒、シリンダライナ、吸気カム、過給機、空気冷却器、燃料弁ノズルチップ等。

②低速4サイクル機関での吸気弁早閉じミラーサイクル採用は一般的ではなく、阪神内燃機工業も本事業にて初めて採用する技術となります。

本システムは阪神内燃機工業オリジナル設計の全機種に対応可能な技術でもあり、CO2削減のために今後の主力機関に全数採用される技術の開発となりました。

③Sバージョンの開発により全負荷域で省エネルギー性能が向上する電子制御機関が初めて実現となります。

本船は、主機関ミラーサイクルエンジンを搭載し、電子制御の導入により燃料消費量の削減を図る省エネ船舶です。

併せてSGKプロペラの採用で渦抵抗・羽根面積減・羽根厚減により推進効率の向上を図ることができます。

また高度船舶管理システムの採用と、通信システムはスターリンクを使用し、航海支援と機関管理を24時間体制で行うことも可能となります。

乗組員の各個室には、シャワールームとトイレをそれぞれ併設。
航海中のプライベートを守り、快適な船内生活をおくることで公私を充実させ、より安全運航ができる体制を目指します。

本船は、2025年2月進水、同年6月竣工、同年7月就航の予定です。

【 富士海運株式会社について 】

富士海運株式会社は、海運部・船舶部においてお客様の大切なお荷物を安全・確実に輸送するために最新の装備を誇る船舶と優秀なスタッフを配し日夜航海を続けております。 海上貨物のことなら、富士海運へご用命ください。

会社名:富士海運株式会社

所在地:(本社)山口県山陽小野田市稲荷町10-23

    (本店)山口県山陽小野田市港町7523-3

代表者:代表取締役社長 脇村 博之

URL:https://fujikaiun.com

会社名:富士商グループホールディングス株式会社

所在地:〒756-8501 山口県山陽小野田市稲荷町10-23

代表者:代表取締役社長 藤田 敏彦

URL:https://www.fujisho-ghd.co.jp/

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会社概要

URL
https://www.fujisho-ghd.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
山口県山陽小野田市稲荷町10-23
電話番号
0836-81-1111
代表者名
藤田敏彦
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
2016年06月