『20代』オンラインコンテンツ利用実態調査 ~ テキスト・動画・音声・画像はいつ、どう使われている? ~(2024年末実施)
https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ SEO支援実績4300社のランクエスト:20代150名にテキスト・動画・音声コンテンツの利用実態を調査
近年、スマートフォンやSNSの普及に伴い、動画や音声、画像など多彩な形式のコンテンツが気軽に手に入るようになりました。
一方で、テキスト記事や図解といった情報ソースも依然として一定の需要があります。では、特にデジタルネイティブ世代とも呼ばれる20代は、どのようなシーンでどのようにコンテンツを使い分けているのでしょうか。
SEO支援で4,300社以上の実績を持つランクエスト(https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ )は今回、20代150名の男女を対象にアンケートを実施し、テキスト、動画、音声、画像・図解など、オンライン上で入手できる各形式のコンテンツがどれほど利用され、どんな場面で好まれるのかを分析しました。
本アンケート調査は2024年12月18日に実施され、学習や娯楽、情報収集、購買行動など、目的に応じたコンテンツ選好の実態を把握し、若年層の情報行動から見えてくる特徴を明らかにします。
調査結果① 普段、あなたが最もよく利用するオンラインコンテンツ形式はどれですか?
最も多かった回答は「動画コンテンツ(YouTube、短尺動画、セミナー動画など)」で、68.7%と突出していました。スマートフォンやSNSの普及により、短尺動画を中心とした動画視聴が日常的な情報収集・娯楽の手段として定着している様子がうかがえます。
次いで多かったのは「音声コンテンツ(ポッドキャスト、オーディオブック)」が13.3%、「文章メインのコンテンツ(記事、ブログ、ニュース)」が12.7%(19名)という結果です。
移動や作業中に“ながら聴き”ができる音声コンテンツは近年人気が高まりつつあるジャンルですが、動画コンテンツの勢いと比べるとまだ差が大きい印象です。また、文章による情報取得も一定のニーズはあるものの、若年層には直感的に理解しやすい動画や音声の方が主流となりつつあると言えそうです。
最も少なかったのは「画像・図解中心のコンテンツ(わかりやすい図やイラスト、写真)」で、5.3%(8名)にとどまりました。ただし、SNSなどで「パッと見で分かる」図解やイラストを活用するケースは依然多く、短時間で情報を得たいシーンにおいては一定のニーズがあると考えられます。
全体としては、動画メインのコンテンツを好む若年層が圧倒的に多いことが確認でき、今後もスマートフォンを活用した「動画ファースト」のトレンドが継続していくことが予想されます。
調査結果➁ 商品・サービスを購入する前に最も参考にするコンテンツ形式はどれですか?
最も多かった回答は「専門家による記事やレビュー記事」で、29.3%という結果でした。次いで、実際の使用感や操作性を視覚的に確認できる「商品デモや解説動画」が28%とほぼ並ぶ数値を示しています。
さらに、具体的なイメージを得やすい「写真ギャラリーやビジュアル図解」は22%、移動中や作業中に“ながら聴き”できる「音声インタビュー・レビュー(ポッドキャスト、オーディオブックなど)」は20.7%でした。
この結果から、購入前の情報収集では“専門性”が重視されている一方、「商品デモ」や「ビジュアル」での直接的なイメージ把握へのニーズも大きいことがうかがえます。
音声コンテンツは一定の評価を得つつも、まだ他の形式よりも割合は低めの傾向です。視覚に訴えるコンテンツに加え、専門家の見解やレビューによる“信頼性”が重視される点が、20代の購買行動の特徴といえるでしょう。
調査結果➂ 新しい知識を習得する際、理解しやすいと感じるコンテンツ形式はどれですか?(複数選択可[注])
最も多かった回答は「映像で動きや手順を示す動画コンテンツ」で、回答者の50%が選択しました。続いて「文章で体系的に整理されたテキストコンテンツ」が33.3%、「耳で聞いて理解できる音声コンテンツ(学習用ポッドキャストなど)」が20%、「グラフや図表による視覚的コンテンツ」が19.3%という結果です。
動画形式が半数と大きくリードしていることから、動きや手順を直接視覚的に確認できる利点が、学習時の理解度向上につながっていると考えられます。
一方、文章を通じて論理的に理解したい層も依然として多く、映像との使い分けが行われている印象です。グラフや図表などの視覚資料は19.3%とやや少なめですが、視覚的に情報を整理するニーズが一定数あることがわかります。
また、音声コンテンツも2割に支持されており、移動中や作業中に“ながら学習”しやすい利点を評価している層が存在します。
全体としては、動画で直感的に理解するスタイルが人気を集めつつも、テキストや音声、図表など学習シーンに応じて使い分けられていることがうかがえます。
調査結果④ ブランドや企業に対する信頼を築く際、最も信頼できると感じるコンテンツ形式はどれですか?
最も回答が多かったのは「企業公式の動画コンテンツ(社内紹介動画、ウェビナー)」で、39.3%でした。次いで「専門家や公式担当者による署名付きの記事・コラム」が24.7%で、1位との開きがやや大きい点が特徴的です。
一方、「図で示されたブランドの歴史や実績(年表、成果の一覧)」が18.7%、「創業者インタビューや経営者対談」が17.3%と続きました。
動画が中心的に支持される背景には、企業の雰囲気や取り組みを視覚的に伝えられる利点があると考えられます。ただし、署名付き記事や図解、インタビューなど、ほかの情報形式もそれぞれの強みを活かして支持を得ている点は見逃せません。
企業側としては、動画による“直感的な訴求”に加え、専門家コラムで裏付けを示し、図解や経営者のメッセージでブランドの信頼感や共感度を高めるなど、多面的なアプローチが有効と言えます。
まとめ:動画の直感的訴求力と専門性が鍵
動画コンテンツの人気が目立ち、日常利用から学習シーン、購買判断、ブランド信頼構築まで、多くの場面で視覚的情報が重視される傾向がうかがえました。
一方で、専門家のレビュー記事や署名付きコラム、図解や年表による客観的データの提示など、“信頼性”を担保する要素も依然として重要です。
総合的には、動画の直感的訴求力に加えて、専門性や実績を裏付ける根拠を示すことで、若年層の興味・関心から信頼醸成までをスムーズに導くアプローチが有効と考えられます。
調査概要
調査日: 2024年12月18日
調査対象地域: 全国
調査機関: Freeasy
調査方法: オンラインアンケート調査
調査人数: 150名
調査対象: 20代の男女
<<調査結果の利用条件>>
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