NECプラットフォームズ、ふくしまゼロカーボンアワード2024の最優秀賞を受賞
100%再生可能エネルギーで賄う電力使用や生物多様性の保全活動などが評価
NECプラットフォームズ福島事業所は、福島県内において地球温暖化対策に率先して取り組む事業所を表彰する制度の「ふくしまゼロカーボンアワード2024」で、産業部門の最優秀賞を受賞しました。12月9日にホテル福島グリーンパレスで開催された授賞式にて、福島県より表彰されました。
今回、福島事業所で取り組んでいる100%再生可能エネルギー由来の電力利用、敷地内で刈った草の肥料への活用や廃プラスチックの有価売却などの廃棄物削減、事業所敷地内の森を通じた生態系と生物多様性の保全活動が高く評価されました。
<ふくしまゼロカーボンアワードについて>
福島県が主催する「ふくしまゼロカーボンアワード」は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、県内においてモデル的な地球温暖化対策に率先して取り組んでいる事業所を表彰し、こうした事業所をけん引役として、県内すべての事業所における地球温暖化対策の取り組みの推進をはかるものです(注1)。今年度は、事業所の業種ごとに産業部門、運輸部門、民生業務部門の3つの分野における優秀な取り組みを表彰しています。
<福島事業所の地球温暖化に対する取り組み>
-
グリーン電力化
2024年6月より、オフサイト型コーポレートPPA(注2、以下オフサイトPPA)の仕組みを導入し、NTTアノードエナジー株式会社が新設する太陽光発電所から再生可能エネルギー由来の電力の利用を開始(注3)。提供を受ける再生可能エネルギーの総電力量は、約1,200万kWhとなる見込みで、オフサイトPPAによる太陽光発電及び非化石証書(注4)を活用することで、実質的に100%再生可能エネルギーの利用を実現します。これにより、温室効果ガス排出量の削減効果(非化石証書含む)は、年間5,500トンの見込みです。
-
廃棄物削減
廃棄物を資源として循環させ有効活用することで温室効果ガス排出量とエネルギー消費量の削減を目指し、事業所内の法面で刈った草を農地の肥料として再利用。2024年6月には、この肥料で育った玉ねぎを収穫しています。
また、産業廃棄物として処理業者へ委託している廃プラスチックの一部を有価売却化することで廃棄量の削減に取り組んでいます。2022年度からPSリール(注5)の有価売却を実施しており、今年度は排出されるプラスチックトレーの種類を調査・分類し、有価売却を開始しました。
-
TRENCYの森
事業所敷地内に約35年前から存在する森で、「活気に満ちたエネルギーの循環を目指す」という意味で名付けられたTRENCY(トレンシー:TREND OF ENERGETIC CYCLE)の森を2024年10月にリニューアル。草木が荒れ放題で暗い雰囲気だった森を日光が入るように植栽を見直し、社員が自由に利用できる明るい森として生態系と生物多様性の保全に取り組んでいます。
-
照明器具のLED照明化
省エネルギー化で温室効果ガスの排出削減を目的に、事業所内の照明器具のLED照明化を実施。2019年から本格的に照明器具の切り替えを開始しており、2026年度までに事業所内のLED照明率100%を目指します。
-
空調稼働申請制の導入
省エネルギー推進の一環として、休日及び平日夜間の空調稼働申請制を導入。働きやすい環境を確保しつつ不要な電力消費を抑えるため、申請がないフロアは空調稼働を停止するなどきめ細かな空調運転を実施しています。
-
中学生職場体験
地域中学生の職場体験活動を受け入れ。参加した中学生が職業体験を通じて環境を考える有意義な時間となるように、プログラムの一部には環境リテラシーの向上と地域のリーダーとなる「人」の形成に資するように、環境教育・バックヤードツアーを実施しています。
-
ふくしまきれいにし隊
毎月クリーン運動として、事業所周辺道路のごみ拾いを実施。2024年7月からは、福島市が運営する「ふくしまきれいにし隊」に加入し、福島市と協働してポイ捨てごみのない美しい環境づくりを促進しています。
NECプラットフォームズは、企業活動を営む社会の一員として、地球温暖化対策に加え、限りある資源の有効活用と経済を両立するサーキュラーエコノミーの推進を図り、持続可能な社会の実現に取り組んでいきます。
以上
<NECプラットフォームズ福島事業所について>
福島事業所は、2023年に設立50周年を迎え(注6)、携帯電話の基地局装置や通信機器、衛星搭載機器、TV送信機などの製品を開発・生産しております。これらの機器は、国内はもとより海外150カ国以上に輸出しています。弛まぬ革新活動を通じたDX化を推進しており、選ばれる生産現場・ものづくりを目指しています。
(注1)ふくしまゼロカーボンアワード2024(事業所版)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/ontai/r6-zerocarbonhyosyo-jigyosyo.html
(注2)コーポレートPPA (電力購入契約:Power Purchase Agreement)とは、需要家が発電事業者から再生可能エネルギーの電力を長期に購入する契約です。オフサイトPPAはオフサイト型コーポレートPPAの略で、遠隔地の発電設備から送配電網を介して需要家へ送電するモデルです。
(注3)NECプラットフォームズ福島事業所のオフサイトPPAによる再生可能エネルギー電力の利用開始について(2024年5月22日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000598.000078149.html
(注4)非化石証書とは、非化石価値(高度化法の非化石電源比率算定時に計上できる価値)、ゼロエミ価値(温対法上のCO2排出係数が0kg-CO2/kWhである価値)及び環境表示価値(小売電気事業者が需要家に対して付加価値を表示・主張することができる価値)を有する証書です。
(注5)PSリールとは、テープ状に包装された電子部品が巻き付けられているプラスチックリール。
(注6) NECプラットフォームズ、通信事業者向け基地局や衛星搭載機器など生産する福島事業所が設立50周年(2023年12月19日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000127290.html
※記載されている会社名、製品名、サービス名などは該当する各社の登録商標または商標もしくは商号です。
<NECプラットフォームズの環境への取り組み(各事業所の取り組み)
https://www.necplatforms.co.jp/company/sustainability/environment/office.html
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NECプラットフォームズ 環境工務統括部
https://contact.nec.com/http-www.necplatforms.co.jp_tb_root_kankyo/index.html
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像