嗅覚を起点に地域の魅力を再発見!KAORIUMを起用した初のテレビ番組がテレビ高知にて放送(TVerにて全国配信)されました
嗅覚のデジタライゼーションによって新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC株式会社(代表取締役:栗栖俊治、本社:東京都、以下「セントマティック」)は、 2021年12月31日(金)テレビ高知にて放送され、2022年元旦より14日間TVer(ティーバー)にて配信された番組「flavor note ~女優 水沢エレナが高知で感じた食と香りの方程式~(テレビ高知制作)」に、同社の開発した「KAORIUM(カオリウム)」を使った体験をご提供いたしました。
番組ゲストの水沢エレナさんが、小中一貫校である高知市立義務教育学校 土佐山学舎の小学生と共に、セントマティックがプロデュースする感性教育プログラム「ゆずの香りから絵本を創る授業」を体験。また、土佐市の土佐蔵にて、お酒の風味を言葉で可視化することで、今までは感じ取ることのできなかった奥深い味わいまで感じられるような体験を提供する日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」を使用し、日本酒の風味を言葉と共に味わい。さらに、高知市の料亭にて土佐料理と日本酒ペアリングを体験していただきました。本記事では、「ゆずの香りから絵本を創る授業」と日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」体験についてレポートいたします。
■「授業をきっかけに、地元の特産物 ”ゆず”に興味を持てた!(小学4年・男子)」
今までにない嗅覚を使った感性教育プログラム「ゆずの香りから絵本を創る授業」
セントマティックは、これまでにロスフラワーやゆずの香りなどをテーマに、子供の嗅覚を刺激し物語を創造するイベントを行ってきました。土佐山学舎は、高知県の中でも、英語教育や自然体験活動といった多岐にわたる先進的な取り組みを実施している学校です。土佐市の地域特産物である“ゆず”に関する授業は以前からも実施されており、生徒たちもゆずへの愛着がありました。しかし、嗅覚を使った授業は今までになく、香りが魅力のゆずとも相性が良いことから授業の実施が決まりました。
今回は、小学4年生18名が、女優の水沢エレナさんと共に「ゆずの香りから絵本を創る」授業を体験。香りから言葉を紡ぎ、自分だけの絵本を創作するこの体験では、香りを基点に言葉を連想していくことで、子供たちの素直な感性を刺激し、自然と言葉を導き出します。生徒たちは目を閉じ、ゆっくりとゆずの香りを嗅ぎながら、「香りだけを感じた時にどんな色が思い浮かぶか?」などの質問に、言葉を書き出していきます。
書き出した言葉の中から好きな言葉を選び、オリジナルの物語を創作。最後にクラスメイトの前で、自分が創り上げた物語を発表し合いました。
地元の特産物をテーマにした「ゆずの香りから絵本を創る授業」は、地域の魅力をその土地に住む子供たちに再発見してもらうだけでなく、子供たちが自分で感じた香りを言葉として表現するという言語能力を養い、さらに香りから物語を創るという想像力・感性を豊かに広げる機会を提供します。
生徒たちと共に授業を体験いただいた水沢エレナさんからのコメント:
小さい頃から毎日ゆずに触れている子供たちにとって、このような授業をきっかけにゆずの魅力が再発見できるのは素晴らしいですね。私も物語を創ったのですが、文を書くのも絵を描くのも久しぶりでした。子供たちの発表を聞いて、どうして子供たちってこんなに脳が柔らかいんだろうと。大人だと、生活上、自然をゆっくり見ることができない人が多いと思うのですが、大人にとっては自然を感じるのは唯一無二の時間だと思います。また、自然を感じると、脳が軽くなる感じがして、嗅覚も刺激されます。香りというのは、見る・聞くよりもダイレクトに脳にくるものだと思うので、すごくいいなと思いました。ゆずは色を連想するときが面白くて、不思議と「水色」「白」が浮かんだんです。それは子供たちも同じで、共通する感覚を共有できました。
高知市立義務教育学校土佐山学舎・竹崎優子 校長 からのコメント:
土佐山はゆずが特産品で、子供たちも日頃からゆずの勉強をしています。ゆずをPRしたいという子供たちもいる環境の中、今回香りの授業を行っているというのを聞いて、ぜひゆずの香りを使って授業していただきたいと思いました。今は、ICTやタブレットなどITを使った授業が多い中で、もっと手触り感のある五感を使った授業が忘れられがちということもあり、非常に期待値が高かったです。感動するという体験を子供の頃にいかに多く体験してもらえるかは非常に大切なことだと考えており、今回の授業で新しい感動を生徒たちが感じ取ってくれたことで、今後も嗅覚を含めた五感を通した教育は継続していきたい。
■「虹色で輝いている果物をこれからも守っていきたい(物語一部)」
十九人十九色の物語!嗅覚から次々にアイデアが浮かぶ、
子供の発想を促進するKAORIUMの感性教育プログラム 体験コメントの数々
想像力を刺激する香りと言葉の力!”ゆず”の香りから連想される地域ならではの個性溢れる言葉から、子供たちそれぞれ全く異なる物語が生まれました。授業を終えた子供たちのコメントをいくつか紹介します。
- ゆずの香りで物語を作るのは初めてだったけど、難しくなかったし、楽しかった。
- 目を閉じて香ることで、ゆず本体の香りを知ることができた。
- ゆずの香りだけで、次々にアイデアが出てきた。
- いつもは目で見たことを書いていたが、香りから色々な発想ができて楽しかった。
- ゆずの香りを嗅いで、物語を作るのが楽しかった。いつもの授業とは違うので、面白かった。
- ゆずからたくさんのことを物語にすることができた。また今日のような授業を受けたい。
■「色々食べ比べて、試したくなります(水沢エレナさん)」
香りと言葉で高知県のお酒の魅力が伝わる
日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」体験!
番組の後半では、水沢エレナさんが高知県の日本酒醸造元「酔鯨酒造(すいげいしゅぞう)」にて酒蔵見学。酵母が発酵する時につくられる色々な香りを楽しんだ後、香りと言葉の融合体験ができる日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」を体験しながら「酔鯨 純米大吟醸 弥(ya)」を試飲しました。KAORIUM for Sakeは、ソムリエでも表現が難しい日本酒の風味を、言葉で可視化するAIシステム。風味を言葉として取り込むことで、甘口・辛口だけでは感じ取ることのできない奥深い味わいまで認識できるようになります。土佐蔵杜氏 明神真さんからは「今までにない日本酒の表現がこんなに沢山あるのにびっくりしました」、また水沢エレナさんからは「フルーティや辛口などの言葉はありましたが、感性にダイレクトに想像できるのもはなかった」とコメントをいただきました。
また高知市の料亭「土佐料理 司(つかさ)」にて、風味に基づいてKAORIUM for Sakeによって導き出された日本酒ペアリングを体験いただきました。酔鯨酒造の純米吟醸「八反錦60%」と高知県の名産であるカツオの刺身は日頃から愛されているペアリング。今回は「カツオの漬けトマトと薬味添え」をご用意。「KAORIUM for Sake」が導き出した「ドライトマト」の風味がトマトと、「ビスケット」の風味が出汁との相乗効果で奥深い味を楽しめました。ペアリングを体験した水沢エレナさんからは「色々食べ比べて、試したくなります。」と驚きの声が上がりました。また純米吟醸「高育54号」とアイスの実のペアリング体験では「いろんなアイスの実の味がある中から、なぜグレープフルーツ味が合うのかがよく分かります。食事では、あまり香りは重視してこなかったけど、香りを意識していくと何倍も楽しめるというは新しい発見です」と納得の声が上がりました。
■「嗅覚を通し、感性教育や地域独自の魅力発信に貢献していきたい」
SCENTMATIC株式会社 取締役 渡辺 晋よりコメント
人は一人一人「嗅覚」という感覚を持っていて、嗅覚を使って豊かさを感じ取る力があると思っています。一方で、現代人が、持って生まれた嗅覚を使いこなせているか?味わい尽くせているか?と言われると「そうではない」「もっとできることがあるのでは?」と考えています。今回体験いただいたような香りを使った授業では、お子さんに「あ、鼻を使うって面白いな」「匂いを嗅ぐって楽しいことなんだな」ということを気づけていただけたら嬉しいですし、日本酒の体験を通じて「日本酒を飲むこと、日本酒と料理の風味を楽しむこと」に気付けていただけたら、こんなに嬉しいことはないです。今後も子供の感性を豊かにすることにとどまらず、地元と密着し、関係人口の創出につなげるような地域の魅力発信へ貢献していきたいと考えています。
■番組をご覧いただいた皆様、ありがとうございました!
この度は、「flavor note ~女優 水沢エレナが高知で感じた食と香りの方程式~」をご覧いただきありがとうございました。セントマティックでは、地元の名産物とコラボレーションした”香りを言葉にすることで子供の感性を豊かにする” 感性教育プログラムの実施や、日本酒の魅力がより伝わりやすくなる日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」に関する企画・開発を行っております。今後もセントマティックでは、世界に溢れる香りを日々の豊かさとして感じられる未来のため、様々な香りある分野やモノとのコラボレーションに取り組んでいきたいと思います。
共創に関するご相談は、 ウェブサイトよりお気軽にお問い合わせください。
https://scentmatic.co.jp
■香りと言葉を変換するAIシステム「KAORIUM」とは
KAORIUMは、セントマティックが開発した香りと言葉を相互に変換するAIシステムです。最先端のテクノロジーによって、曖昧で捉えにくい香りの印象を言葉で可視化したり、ある言葉に紐づく香りを導き出したりすることを可能にします。また、言葉を意識しながら香りを深く味わう体験は左右両脳を活性化し(※1)、私たちのまだ見ぬ感性への気付きをもたらします。香りと言葉をつなぐ今までにない体験が生み出す価値は、フレグランスの世界にとどまらず、感性教育、飲食体験、購買体験など様々な分野に新しいビジネスチャンスを生み出すものとして、その可能性に大きな期待が寄せられています。
(※1)参照元:「注意が脳での嗅覚処理に及ぼす影響 ―脳波計測により匂い呈示後1秒以内の脳活動の変化を検出―」
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20190322-1.html
香りと言葉の変換システム「KAORIUM」のコンセプトモデル
「KAORIUM」のコンセプトイメージ
【SCENTMATIC株式会社】
セントマティックは、香りを言語化するAIシステムを用いて、あらゆるものに“情緒的な体験価値”をプラスできる香りの共創型の香りのビジネスデザイン集団として2019年に設立しました。五感の中でも最も未知な領域であった「嗅覚」に着目し、香りを言語化するAIツール「KAORIUM」を開発しています。これまで「香り」という概念は個人の感覚の違いにより他者へのイメージの伝達が難しく、明確な指標というものが存在しませんでした。KAORIUMの登場により様々なビジネス上での”香り”の活用が期待できます。セントマティックが取り組むのは「嗅覚のデジタライゼーション」。それは、香りと言葉による「香りの体験」によって人の感性を進化させ、あらゆる業界のビジネスに革新をもたらします。
代表者:代表取締役 栗栖 俊治
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 6階
URL:https://scentmatic.co.jp
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