「OR×社会インフラ最前線」イベント開催
第一人者が集結、数理最適化の現在地と未来を語る
株式会社グリッドは、「OR×社会インフラ」をテーマにした「OR×社会インフラ最前線イベント」を2024年4月16日(火)に開催することをお知らせ致します。
本セミナーについて
社会インフラを稼働させるために、あらゆる業界で複雑な計画が策定されています。それらの多くは、幾つもの制約条件を考慮しながら無数の組合わせの中ら最適な一手を導き出さなくてはならず、人手で策定するには困難です。
こうした複雑な計画の最適化をするための解決手法の一つとして、オペレーション・リサーチが有効であります。本セミナーではオペレーション・リサーチの最新の技術から実際の企業での活用例から、未来のあり方まで紐解きます。オペレーション・リサーチの現在地と未来を学ぶ機会として開催します。
開催概要
日時:2024年4月16日(火) 13時30分~18時00分(受付13:00-)
開催場所:虎ノ門グローバルスクエア コンファレンス
定員:100名
プログラム内容
①株式会社グリッド 曽我部完よりご挨拶
②基調講演「組合せ最適化による問題解決の実践的なアプローチ」
株式会社リクルート アドバンスドテクノロジーラボ シニアリサーチャー
大阪大学 大学院情報科学研究科 招へい教授 梅谷 俊治氏
数理最適化は、与えられた制約の下で目的関数の値を最小(もしくは最大)にする解を求める最適化問題を通じて、現実社会における意思決定や問題解決を実現する手段である。本講演では、数理最適化の概略から始めて、実務における応用事例を交えながら、組合せ最適化を用いた問題解決の取り組み、また、その際に生じる課題と対策について解説します。
③企業事例1「オペレーションズ・リサーチ(OR)の実社会への更なる適用を目指して」
株式会社グリッド エンジニアリング部 部長 梅田 龍介氏
グリッドは電力・エネルギー、物流・サプライチェーン、都市交通・スマートシティの3分野における計画最適化ソリューションを提供しているベンチャーです。 世の中にはまだまだORの力で解決できる課題が数多く存在します。 電力需給計画最適化をはじめとしたこれまでの取組み実績とともに、弊社によるORの実社会への適用方法を、課題発見から課題解決までの一連の流れに沿ってご紹介いたします。
④企業事例2「EC倉庫における倉庫間輸送を最小化するための在庫配置の検討」
株式会社ZOZO NEXT リサーチ・サイエンティスト 千代 竜佑氏
ZOZOは物流倉庫「ZOZOBASE」を自社運営している。別々の倉庫にある商品が同時に注文された際は倉庫間の商品輸送が発生するため、倉庫間輸送を最小限に抑えるような在庫配置を考えたい。ZOZOでは新しく倉庫を開設する際に、倉庫間輸送を最小にするショップ別在庫配置を数理最適化モデルで検討し、納入先変更の依頼を行っている。数理最適化の現実問題への適用の一例として紹介する。
⑤基調講演2「指数関数時代の経営の処方箋:アルゴリズムの美学」
公益社団法人 日本オペレーションズ・リサーチ学会 会長
東京ガス 社友 山上 伸氏
指数関数的に技術が進化する現代は、企業の平均寿命は15年にまで短縮、100年前の4分の一以下で淘汰されていく。その中で、他を圧倒するパフォーマンスで成長する複数の企業があり、その共通の特徴の一つがアルゴリズムを駆使した意思決定である。
講演ではアルゴリズムの重要性を説くと同時に、アルゴリズムに内包される「美くしさ」を紹介し、迅速で良質な意思決定を創造するヒントに触れる。
⑥懇親会
※プログラム内容、発表者に予告なく変更が生じる場合がございますのでご了承ください。
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