【大正大学】新8号館「総合学修支援施設」を活用した“コロナ禍における新たな対面支援”を実施―9月26日(土)始動―
受け入れにあたっては学生の安全・安心を第一に対策を講じた上で、9月にオープンした新8号館を活用した「コロナ禍における新たな対面支援」を行い、学生のキャンパスライフ復活に大学を挙げて取り組みます。
【本学におけるこれまでの取り組み】
新型コロナウイルスの感染拡大が顕著となった3月末、本学では、感染防止を最優先課題とし、他の多くの大学と同様に教職員を含む学生等の入構を原則禁止し、春学期/第1,2クォーターの全ての授業科目をオンラインで実施することを決定しました。
Zoom等のオンラインツールを活用した全学教育は本学にとって未知の経験でした。オンラインでの授業実施にあたっては、教員に対してオンライン研修を行い、スムーズな運営と内容の充実に努めました。また、学生や保護者のみなさまにオンライン教育についてご理解とご協力を求めると同時に、学生の受講環境を整えるため、「新型コロナ対策臨時基金」を新設して一律5万円の補助を給付するなどの対応を行ってきました。
【本学の現状認識と今後の対応】
本学では、9月26日からの秋学期/第3クォーターの授業開始に向けて、「初等・中等教育の現場では早期から対面学習を実現しているのに、なぜ大学ができないのか?」という疑問に対し、コロナ禍における授業運営・キャンパス運営のあり方について長期間に渡り議論を重ねてきました。また、全学生を対象としたアンケート調査の実施・分析により、以下の認識を得ました。
・学生の通学経路が多様であること。
・11%の学生が、遠距離からオンライン授業を受けていること。
・対面授業の再開と通学に不安を持つ学生が過半数を占めること。
・他方で、学内における感染防止対策を万全に整備できる目途がついたこと。
・政府が推進するコロナ禍における諸政策や社会情勢の変化に応える時期が到来したこと。
こうした認識の下、本学では、来年4月からの対面教育の本格再開を見据えて「新8号館(総合学修支援施設)を活用した本学独自のキャンパス開放」を実施し、学生のキャンパスライフ復活に向けた最大限の対応を行います。
【9月26日から実施するキャンパス開放の概要】
① 多様な生活形態の学生に配慮し、本年度中の授業実施方法はオンラインを中核とした上で、通学を希望する学生全員に対し、新8号館を活用して対面による学修・支援を実施します。
② 新8号館に設置した日本最大級ラーニングコモンズにおいて、チューターによる対面の学修支援を行います。
③正門での検温、実習型授業やサークル活動の専用室、アクリル板の設置など、徹底した感染防止対策を行います。
④十分な教室数・座席数の確保など、学内で1000名規模のオンライン学修が可能となる環境を整備します。
⑤対面での課外活動を再開します。これに伴い、感染防止に向けた環境整備を実施します。
⑥本学としては通学を推奨しますが、やむを得ず通学することができない学生に対しては、通学学生と同様のコミュニケーションが取れるオンライン教育を実施します。
大正大学は、今回実施する「コロナ禍における新しい対面支援」を通じ、新型コロナウイルスや不測の事態と共存する社会を想定しながら、建学の理念である「智慧と慈悲の実践」にもとづいて学生に寄り添う新たな授業運営・キャンパス運営の在り方を提案してまいります。
■新8号館「総合学修支援施設」とは
2026年に迎える創立100周年に向け、大正大学は国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」アジェンダを踏まえ、「MIGs(ミライイノベーションゴールズ)2026」アジェンダを構想しました。
来たる未来を見据えたこの大学改革構想は『INNOVATE5』で表され、学内に8つのプロジェクトが立ち上がっています。
本学の建学の理念「智慧と慈悲の実践」を、『INNOVATE5』では「新共生主義」「地域人主義」として捉えなおし、この新8号館はその理念を具現化した施設です。
◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。そして、建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。公式HP:https://www.tais.ac.jp/
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