「中央銀行デジタル通貨(CBDC)アイデアコンテスト」の金賞に「デジタル・デバイドを埋める 家族のためのCBDC」が決定

シニア層のデジタル対応、地域格差解消など課題を解決するアイデアが各賞を受賞

株式会社FINOLAB

株式会社FINOLAB(本社:東京都千代田区、代表取締役:伊藤 千恵、以下FINOLAB)が7月27日に主催した「中央銀行デジタル通貨(CBDC) アイデアコンテスト ~ 中央銀行デジタル通貨で変わる私達の生活 ~」において、金・銀・銅賞が決定しましたのでお知らせいたします。受賞チームには副賞として、「FINOLABオリジナルNFT」をFINOLABアプリ経由で贈呈いたします。
イベント詳細: https://cbdc202207.peatix.com/

 

CBDCアイデアコンテスト 集合写真CBDCアイデアコンテスト 集合写真

世界各国で中央銀行発行によるデジタル通貨(Central Bank Digital Currency 、以下CBDC)の動向が注目を集めています。日本での導入は現段階では決まっていませんが、日本銀行が昨年度より実証実験に取り組んでおり、技術的な評価を進めていることから、金融業界における関心が高まっています。実現に向けた技術検証や制度設計の議論は進んでいる一方で、CBDCが実際に導入された場合の日常的な利用方法に関する議論はまだこれからという段階にあります。

そこで、金融分野におけるイノベーション(技術革新)の創造・推進を行うFINOLABでは、CBDCが実現された場合を想定してどのような新しいビジネスや利用体験が可能となるかアイデアコンテストを開催しました。創造性、実用性、実現性といった観点から審査員による審査を経て決定した受賞アイデアは、次のとおりです。
 

  • 金賞

タイトル:デジタル・デバイドを埋める 家族のためのCBDC
チーム名:JDD BETA

デジタル決済手段で取り残されがちなシニア世代が、手軽に楽しく他世代とのコミュニケーションや資産移転を進めてもらうことができるようにCBDC共通ウォレットを構築。

  • 銀賞
タイトル:観光助成金の活用を最適化する投票システム
チーム名:伊勢にいいねボタン

地域外からの観光客のCBDC決済にインセンティブと投票権を付与し、改善箇所の意見を集約、投票割合の大きい課題に助成金を傾斜配分できるようにし、観光客ニーズと地元インフラをマッチング。
 
  • 銅賞

タイトル:電力直接取引の決済方法としてのCBDC
チーム名:チーム FIY

ソーラーパネルなどで発電した家庭の電力を、他者に相対販売する電力直接取引における、個人間の決済方法としてCBDCを活用。

タイトル:CBDCにおける通貨インフラからデータインフラへの拡張
チーム名:株式会社Teliha

CBCDが実装された分散型台帳の上に、指値注文などを可能とするスワップ市場を構築し、予測変動率を計測可能とするなど、金融取引の高度化を実現。

<審査にあたった一般社団法人 金融革新同友会 FINOVATORSからの総評>
国家が発行する安心感、流通コストの低さ、プログラマブルといったCBDCの特性に注目して、「シニア層のデジタル対応」「地域格差の解消」「電力直接取引の効率化」「金融取引の高度化」といった課題解決を具体的に提示したチームが受賞するという結果となりました。あいにく受賞とはなりませんでしたが、「AML対策」「信用リスク計測の高度化」「供託金の効率化」「補助金不正受給対策」といったアイデアも提示され、予選突破したチームのレベルの高さを感じることができました。この機会にCBDC利用に向けた実用的な議論が活発になることを期待します。

【ご参考:その他一次通過アイデア】 ※チーム名アルファベット順
タイトル:CBDCウォレットなりすまし監視サービス
チーム名:CBDC AML研究会

タイトル:CBDCを活用した信用スコアリング
チーム名:KoBaN

タイトル:CBDCでリアルタイム供託しよう!
チーム名:日本円ステーブルコインといえばJPYC

タイトル:資金の不正利用対策にむけたCBDCの活用
チーム名:01CBDC
 

 


CBDC アイデアコンテスト ~中央銀行デジタル通貨で変わる私達の生活~
イベント詳細: https://cbdc202207.peatix.com/

開催日時: 7月27日(水)17時半配信開始
開催方法: YouTube ライブによるオンライン配信
参加費用: 無料(事前申込制)
基調講演:「CBDCで私たちの生活はどう変わる!?」
     明治大学 政治経済学部 教授 小早川 周司氏
審 査 員:一般社団法人 金融革新同友会 FINOVATORS
アワード:金賞、銀賞、銅賞

     副賞として、「FINOLABオリジナルNFT」をFINOLABアプリ経由で贈呈


■株式会社 FINOLAB (フィノラボ)概要
所在地:東京都千代田区大手町 1-6-1
代表者:代表取締役 伊藤 千恵
設立:2019年7月11日
資本金:3億円(資本準備金を含む)
事業内容:新規事業/イノベーションのテーマパーク(オンライン&リアルの場)を創り、ビジネスに関する学び、発見、ワクワク感、共感できる人との出会い、SANDBOX(実験場)等を提供することにより、事業創出の課題を解決する。また、社会課題を解決する事業を次々に創出できる、次世代のビジネスエコシステム構築を目指す。
Webサイト: https://finolab.co.jp/jp/index.html

■FINOLABコミュニティの概要
FINOLAB(The Fintech Center of Tokyo, FINOLAB)は、世界有数の国際金融センターである東京・大手町エリアを拠点とするFinTechのエコシステムの形成および新規ビジネス創出を目的とした会員制のコミュニティ&スペース。2016年2月に日本初のFinTech拠点として三菱地所株式会社、株式会社電通および株式会社電通国際情報サービスの協業により開設。2022年7月1日時点で、国内外の金融関連スタートアップ50社、業界団体 3団体、事業法人24社が参画。Webサイト: https://finolab.tokyo/jp/
YouTube: https://www.youtube.com/finolabchannel

■一般社団法人 金融革新同友会 FINOVATORS(フィノベーターズ)概要
スタートアップ支援のプロフェッショナル(弁護士、投資家、コンサルタント、アナリスト、技術者、起業家、金融従事者、公共等)がボランティアとして参加している非営利団体。一企業や特定分野の利害を超えたグローバルな視野と未来思考によって、日本経済社会における健全なイノベーションエコシステムの形成を牽引。
Webサイト: http://finovators.org/

 

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会社概要

株式会社FINOLAB

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URL
https://finolab.co.jp/jp/index.html
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル 4F
電話番号
-
代表者名
伊藤 千恵
上場
未上場
資本金
3億円
設立
2019年07月